高速各路線キロ収益計算





またこりずに高速道路の各路線ごとに比較してみようと思う。今回は、キロあたりの収益で比べてみたいと思う。高速を比較するにはこの計算で比べるのが公正かなと思った。前回は単純に金利を含めない収支率で比べていたが、これではやはり除雪費のかかる高速は管理費が高いため、不利になっていたと思う。しかしながら、必要経費である管理費を除外するのは問題外だと思う。そこで、管理費は計算にいれ、かつ、前回の計算よりも公平性を保つために、(収入−管理費)÷高速営業キロで比べてみたいと思う。収入−管理費ならば、ほとんどの路線でマイナスになる事はなく、未完成路線でも参加する事ができる(もちろん、不利ではある)また、金利除外なのはやはり、建設時期の差があるためである(建設時期が早い程借金が返済できているのは当然であり、金利を含めると不公平になる)が、一応カッコつきで計算はしておいた。(順位は金利外での数字)そして、中央道であるが、やはり、名神道と一緒の計算では実感がなさすぎるので、名神のキロ収益を東名と同等として推定値をだしてみた。
表中の単位は営業キロのみkm、他は億円。


順位路線名営業km収益収益(金利有)キロ収益(括弧内金利込)
東名道347224522456.46(6.46)
対象外名神道(予測値)189122012206.46(6.46)
東関東道1145374804.71(4.21)
中央名神道632244623423.87(3.70)
常磐道(本線未開通)2146664973.11(2.32)
近畿道42012629793.00(2.33)
対象外中央道(予測値)443122611222.76(2.53)
関越道44910636722.36(1.49)
山陽道45810675172.32(1.12)
東北縦貫道779178817042.29(2.18)
九州縦貫道4379798332.24(1.90)
10沖縄道5784181.47(0.31)
11九州横断道245334551.36(0.22)
12北陸道4876592431.35(0.49)
13中国縦貫道5436174421.13(0.81)
14四国縦貫道222168赤字0.75
15四国横断道198142赤字0.71
16北関東道(本線未開通)5539赤字0.70
17北海道縦貫道359206赤字0.57
18東海北陸道(本線未開通)15971赤字0.44
19北海道横断道13152赤字0.39
20中国横断道20477赤字0.37
21東北横断道484177赤字0.36
 以上のような結果になった。ぱっと見て、九位までが主要路線でキロ当たり2億円を稼ぐ路線。十三位までがなんとか採算が取れる路線でキロ当たり1億円以上。それ以下はキロ当たり1億円を下回る赤字路線。採算を考えるなら、キロ当たり1億円が目安になりそうだ。もちろん、この計算法には建設費が含まれてなく、馬鹿高いキロコストがかかる第二東名、外環等はキロ1億円など目安にならない。
 かなり前に書いたが、金利は2%が目安になっている感じがある。そして、キロコストは見た感じ50億が平均的だと思うので(外環638億というところもある)キロ当たりの金利は1億円になるのだから、やはり金利抜きキロ収益1億円がラインとなる。
 やはり、この計算法で比べても、本線未開通の東関東道と常磐道の収益性のよさが目につく。常磐道は残り未開通区間100kmをくわえて計算(営業キロを314とし、残りの項目は変更なし)しても、2.12(1.58)であり、ネットワーク効果等を考慮しなくても優良路線として変わらない。(最悪のケースでの数字であり、これ以下になる事はありえない)
 で、予測値を出した中央道だが、もっと悪いと思っていたが、案外キロ収益は良いようである。やはり、名神と分けて考えるとがくんと下がるが、それでも関越などより良いようである。
 表中の本線未開通と書いた路線はその名のとおり、メインの本線が未開通の路線である。東関東道もそうなのだが、そこは開通してもあまり意味のない場所なので書かなかった。北海道、四国の道路もネットワーク効果等期待できないので書かなかった。常磐道、北関東道、東海北陸道は開通すれば大きく変わりそうな特別な路線だと思う。

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