新編金瓶梅(翻刻)

 

 ここでは、馬琴の長編合巻『新編金瓶梅』を翻刻・紹介する。近年、清田啓子氏、板坂則子氏らによって馬琴の黄表紙・合巻が多く翻刻されてきたが、『新編金瓶梅』は全十集に及ぶ長編であるだけに、労力やコストを考えると今後ともそうそう翻刻がなされるとは思えない。明治期に翻刻本が出てはいるものの、今となってはまず入手不可能なうえ、当時の翻刻ものの常として序文も詞書(台詞)も無視されており誤植(誤読?)も多い。ならば私がやってみるか、と非才の身は重々承知のうえ、無謀にも翻刻作業に取り組んだ次第である。

 

・『新編金瓶梅』10集80巻(天保2年〜弘化4年刊行(1・2集は天保5年刊行の再版))を底本とし、『新編金瓶梅』(和泉屋市兵衛、天保2年〜弘化4年刊行)と引き合わせて校正作業を行った。ほか読み取りにくい部分については礫石出版刊の翻刻本(「古今小説名著集」号外、明治24年刊)も参考とした(いずれも国会図書館蔵)。

・読みやすくするために原文の平仮名を漢字仮名混じり文に置き換え、適宜句読点を加えた。

・基本的に二ページ分の本文をまとめて紹介し、その後に二ページ分の詞書をまとめて載せている。

・詞書は基本的にページの右寄りのものから順に記載した。結果、会話の流れがおかしくなっている箇所が多々ある。

・詞書の発言者名は原文では名前の一字しか記されていない場合が多い(啓十郎なら「啓」「けい」)が、挿絵がないと誰のことかわかり辛いので、名前全部を記す形にした。

・赤字でカッコしてあるのは、原本のかすれや能力不足から判読できなかった、あるいは判読したものの調べても意味がわからず適当な漢字に訳せなかった文字・単語である。

 

誤字・誤訳その他お気づきの点がありましたら、是非ご教示ください。


 

第一集

 

第二集

 

第三集

 

第四集

 

第五集

 

第六集

 

第七集

 

第八集

 

第九集

 

第十集

 

 

 

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