2 情報ボックス わくわく温泉めぐり



まっちゃん(執筆者)
今回は皮膚病・水虫に効く温泉を紹介しましょう。



皮膚病・水虫に効く温泉

 一般に温泉療法は慢性の病気に有効だというのが原則です。

しかし、皮膚科の病気にはこの原則は必ずしもあてはまりません。

急性のものについても温泉入浴が有効な場合が多いのです。

ただ、どんな皮膚の病気に対しても温泉が効くとはいえませんし、

同じような病状でもある人には有効なのに、ある人には逆効果が

現れるなどという場合も結構多いのです。

 かぶれ・水虫 全身がかゆくなる病気、かぶれ、水虫などにも

温泉の入浴は効果があります。

 わが国で古くから皮膚病に効くといわれてきた温泉は、

強酸性イオウ泉、酸性硫化水素泉が多く見られます。

皮膚のかぶれや湿疹などの炎症に対しては、

その強烈な皮膚刺激と高温浴の刺激で、

かゆみが鎮まると考えられているのです。

 これらの泉質では、入浴を続けていると一時的に皮膚の炎症が

悪化するようにみえます。それでもそのまま継続していると、

炎症がさらに進行し、ついには極限に達して「かさぶた」が

できるようになります。そして後は自然に治ってくるのです。

 乾燥性湿疹・アトピー性皮膚炎 皮膚にあまり強い刺激を

与えない中性硫黄泉、アルカリ性硫黄泉などは、皮膚の病気に対して

鎮静的に働き、虫刺されなどの治療に効果をあげます。

 炭酸泉、重曹泉などは刺激も少なく、皮膚の角質を柔らかくして

肌をなめらかにする働きがあります。

 しかも温度も比較的ぬるめのところが多いので、

乳幼児のざらざらした乾燥性湿疹やアトピー性皮膚炎、

老人の肌荒れなどに効果があります。

ただし脱脂効果が強いので、あまり長時間入浴したり、

何度も入浴しては逆効果になりかねません。

 副腎皮質ホルモンの使用について ここで注意して欲しいことは、

副腎皮質ホルモン剤を使って病気をおさえこんでいた場合です。

温泉治療を開始すると「ホルモン剤の禁断現象」に似て病状が悪化します。

それを、温泉は効かないと思い込んでしまわないことです。

 もうひとつ、これはどの病気の温泉治療にもあてはまることなのですが、

ただ、むやみやたらに入浴しないこと。必ず皮膚病の温泉治療に

経験のある医療機関の管理化で、きちんとした治療を行う必要があります。

おおざっぱな「皮膚病」などという「自己判断」に基づいて温泉治療をしても無駄です。

この温泉は皮膚病に効くというから、というような漠然とした

態度で温泉治療をしてもまったく意味がありません。

 困ったことに、現実には皮膚病を温泉治療した経験が豊富な意味は

きわめて少数です。

日本中に温泉病院と名のつく病院は50箇所以上もありますが、

はっきりと皮膚病の温泉治療を行っていると名乗りを

あげている所は5本の指に足りないのです。



 
鶴の湯温泉 秋田県田沢湖町田沢

 環境 大自然が残り、ブナやダケカンバの林に囲まれた山あいの出湯で、

雪が深いため冬の間は閉鎖されてしまっていたが、

平成7年から通年営業になった。

新緑や紅葉のシーズンにはすばらしい景色を堪能しながらの入浴を
満喫できる。

八幡平縦走コースのコジロモリ、オジロモリが近くにあり、登山を楽しむことも。

 交通 JR田沢湖線田沢湖駅から乳頭温泉行きバス約50分、
     高原温泉で下車。送迎あり(要予約)。

 問合せ先 鶴の湯温泉(電話0187−46−2139)。



 
蔵王温泉  山形県山形市蔵王温泉

 環境 湯治場としてだけでなく、蔵王山に開発されたスキー場としても

よく知られ、にぎやかな歓楽街もある大温泉地。

須川に沿った旧温泉街と、しぎがやち付近にたった新興温泉街がある。

硫黄泉なので町を歩くと独特の硫黄臭がし、

あちらこちらから白い湯煙がもうもうと上がっている様は、

イメージどおりの「温泉地」。

すばらしい自然環境で、国民保養温泉地に指定されている。

 交通:JR奥羽本線山形駅から蔵王温泉行き急行バスで約40分。
 問合せ先:蔵王温泉観光協会(電話0236−94−9328)。



 
草津温泉  群馬県草津町草津

 交通 JR吾妻線長野原草津口駅から草津温泉行きバスで約25分。
草津温泉バスターミナル下車。

 問合せ先 草津温泉観光協会(電話0279−88−3642)。



 
南紀勝浦温泉  和歌山県那智勝浦町勝浦

 環境 「紀の松島」と呼ばれる美しい島々や自然を堪能しながら、

湯につかることができる。

 交通:JR紀勢本線紀伊勝浦駅下車、徒歩10から15分。

 問合せ先:那智勝浦町観光協会(電話07355−2−5311)。

 〈風光明媚な「海の温泉」 白浜と並ぶ南紀の代表的な温泉郷。

勝浦湾沿いやのろし山の半島、湾内の中の島、那智湾側に

それぞれ温泉が湧く。船で渡る旅館や温泉、洞窟風呂などが

あるので知られている。

 湯はさらさらしていて肌になじみやすい。

効能の高い硫黄泉で、皮膚病や水虫に悩まされていた人も

帰る頃にはすっかりよくなっているとか。

成分は血管を広げる作用があり、血のめぐりがよくなるため、

リウマチなどの療養にも効果が大。 

海の香に包まれた温泉は、リラックス効果も抜群。〉

参考文献
 監修 斉藤 あきら
 題名 全国効能別温泉ガイド
 発行 講談社




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