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小田木弥栄子さんの訃報が届きました。 いつかこういう日が来ることは覚悟していましたが、やはり寂しさは言いようがありません。 胃癌の診断を受けてから約一年。入退院を繰り返しながらも、常に前向きに闘病されていましたが9月21日に亡くなられました。最後の二ヶ月は、ご本人の切なる希望によりご自宅にての療養で、最期の時もご自宅で迎えられたとのこと。生涯独り身を通されましたが、教え子さん達が入れ替わりで、最後までお傍のお手伝いをなさったそうで、これも皆、小田木さんのお人柄のたまものと思います。 bW7まで続いた「遠江だより」も、もうこれで最後になってしまいました。 便宜上二人で一応の締切日を決めたのですが、毎月必ず、たとえ夜遅くなってもFAXが届いたものです。ずっとそういう風に続いていたのが、すみませんがちょっと待って、という月が何回かあった後、とうとう休詠と同時に訃報をいただくことになってしまいました。 結社を飛び出した私の個人誌へ、句を出し続けてくださる小田木さんに、結社の同人として気まずいことは無いですか?と伺ったことがあります。彼女は一笑に付して、自分がそうしたいのだから誰にも文句なんて言わせない、って仰っていました。私がどんなに感謝していたか、言葉でお伝えしきれないままのお別れになりました。 数年前、愛犬を亡くして意気消沈している小田木さんに、「虹の橋」の原詩を紹介したら、とても喜んでくださいました。死んでしまった犬猫たちが、虹の橋のたもとで幸せな時を過ごしながら、飼い主のやって来る日を待っている、というあの詩です。きっと先に逝ったはなちゃんやカシヤが、今ごろシッポをぶんぶん振りながら小田木さんを出迎えていることでしょう。
人と犬といつか見おろす湖の秋 まこと
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