いざ、小湊への巻

平成11年4月23日(金) 曇のち雨

0700起床。本日は午後から雨が予想されているので、早めに歩き出そう。

本当に恒例となった足の修復作業を難なくこなし、午後からの雨に備えて雨対策も万全にする。

0820出発。南房総を横断する長狭街道を一路東へ。

房総の山々は、標高はそれほど高くないが、谷が深く山の傾斜がきついので、この足には相当きつい。

両脇を目にも鮮やかな新緑に包まれながら、ゆっくりと山道を進む。

難所の横根峠は標高150mじゃが、登りきった時には、全身汗まみれ、足は超激痛。

それから、ゆるやかな山道を上ったり下ったりすること4時間余。

“午後から雨”の天気予報通り、まるで計ったように、1300雨が粛々と舞い降りてきた。

緊急雨対策始動。と周りを見渡すも、周囲は棚田の広がる農村地帯。屋根どころか建物さえない。

こりゃいかん、はよ雨宿り場所確保せにゃ。捜すこと数分、やっと消防団の建物があった。助かったわい。

ここで改めて、緊急雨対策始動。事前に雨対策の準備をしとったから、完璧じゃ。

目標地点の親友K君の所まで、まだ半分以上行程が残っちょるから、この時点の雨は参ったのう。

それに今日の雨は、北風と同居してるから冷たい。歩いても歩いても体温が上がらず、指先はかじかんできた。

ようやく鴨川市街に近づく頃には、横殴りの豪雨に変わりおった。

そう言えば、今日は朝からなんも食っとらんのう。1500コンビニで昼食を買い、歩道橋の下で食す。

ここで、K君に連絡する。K君は、役場に勤務なので、取りあえず役場まで行く事にする。

役場まで約6km。途中で葉山以来別れていた太平洋に再び出会う。今日の太平洋は、荒れまくっている。

1700役場に到着。全身ずぶ濡れの男の登場に役場の人もちょっと迷惑顔。

K君を捜しに右往左往。ようやく会えるも彼は、1900まで勤務。

されば、K君の実家にご厄介に成るべく、さらに6kmの道を日蓮上人ゆかりの小湊まで歩を進めよう。

車で何度も通ったことのある、懐かしい道をずぶ濡れになりながら進むこと約1時間。

遂に小湊のK家に到着。ご両親様に歓迎されてようやく靴を脱ぐことができた。

疲れ切った体と痛々しい足を養生するために、しばしの間ご厄介になる。

今日からしばらくは、K家の息子としてご面倒かけます。宜しくお願いします。

こうして、狂歩録第6日目並びにいざ出陣・初歩編は、終わりを告げる。


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