帰郷・療養編

平成11年5月8日(土)〜平成11年5月27日(木)

五月晴れの続くこの時期に、自宅療養とはなんとも歯痒い限りじゃが、歩けんもん仕方なか。

しっかりと傷を完治し、再び歩ける事を第一に考えたんじゃが、焦りばかりがこの身を苛む。

帰宅後もしばらく足に激痛が走るゆえ、三郷順心病院にて再診療してもらうも、結果は以前と変わらずじまい。

全治2週間。このまま2週間も辛抱せいとは、なんとも酷な話じゃ。

しか〜し、1週間も過ぎると、足の痛みがなんとのう取れてきた気がしてきた。

まずは、鈍った身体を元に戻すためにリハビリ開始じゃ。近くには、延々と続く江戸川河川敷がある。

徐々に歩く距離を増やしながら、リハビリは順調に進んだかに見えた。

よっしゃ、全治2週間ちゅうことは、5月22日の大安に再出発じゃ。天気も良さそうじゃしのう。

5月22日、準備万端整え、水戸へ出発。

足が復活したか確認のため、JR三郷駅からではなく、隣の南流山駅まで約3km歩いてから、電車に乗り込もう。

ほう、相変わらず荷物は重いが、順調順調。苦もなく南流山駅に到着。いよいよ、水戸へ。

武蔵野線から新松戸で常磐線各駅停車に乗り換え、柏から常磐線に乗りこむ。

車内は、ガラガラ。こりゃ、ちょっと休ましてもらおうかのう。・・・・熟睡熟睡。

い、痛ぇ!あ、足が痛か〜。ズキズキとする痛みが両足首を襲う。あまりの痛さに、目を覚まして茫然。

治ったかに思えた足は、まだ完治しとらん。おかしいのう、リハビリでは一日中歩いても何とも無かったんじゃが。

原因はなんじゃろう。考えあぐねるうちに、水戸駅到着。とりあえず下車。

わかった!原因はこの重たい荷物じゃ。下車の際に荷物を背負うと、改めて足に負担が掛ったのが判明した。

こりゃ、どうするべかのう。このまま破裂寸前の爆弾抱えて歩き出すか、恥を覚悟で再帰宅し、戦略を練り直すか。

迷ったのは、数秒。再帰宅し戦略の練り直しじゃ。しかし、今日は何のために水戸まで来たのかのう。

帰りの電車で、改めて考えてみる。そうじゃ、リハビリの時は荷物背負わんで歩いとったんじゃ。

なんとも不覚じゃった。元々歩き過ぎと荷物の重さが負担になって足を痛めとったのに、その事忘れておったわ。

帰宅後、改めて荷物の整理にかかる。しかし、もうこれ以上は削れるものは無い。

ん〜、ここは思いきって、野宿道具一式を外して、身軽になってみようかのう。

テント・シュラフ(寝袋)・銀ロール・懐中電灯、これだけでも4〜5kgのダイエットになる。

当面、身体が慣れるまでは、これらの装備はしばし自宅待機じゃ。

これらの装備を外すと、ありゃ、こりゃ軽いぜ。これで、今まで犠牲にしていた機動力が復活じゃ。

2週間も無駄にした時間を取り戻すため、この機動力で汚名挽回じゃ。今度こそは、狂の気概で猛進じゃ。

こうして試行錯誤の末、再々出発は、5月28日大安吉日に決定。

目下、最終調整(リハビリ総仕上げ)中でござる。


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