平成11年6月21日(月) 晴れ時々曇
0600起床。やはり前日の無理がたたって、かなり体調は悪い。特に右足甲の部分の痛みが酷い。
念入りに足の手当てをし、0710出発。天気は、雲は多少あるが、いたって良好。
しかし、足の痛み激しく、0815再度手当てを施す。テーピングで足を固定し、いざ進軍。
<様似の町>
様似の町を後にすると、襟裳国道は海岸線に沿った平坦な道程で、昨日までの行程からすると、まあ楽ではある。
日高の山々が海に迫り、よくぞこんな所に道を作ったなと感心する。
しばし歩むと、かなり交通量も減り、もちろん人影などまったく無くなった。
そして、頻繁に崖の修復作業のための工事に出くわす。下の写真が、何か分かるだろうか?
<工事現場:白い点が人間>
高さがゆうに100mはある岩山を、命綱1本で上からぶら下がり、表面の岩を削り落としている現場である。
この光景には、おもわず感動した。下を走る道路を守るために、命がけで岩を削る男達。
近年稀にみる素晴らしい光景じゃ。やはり世の中、縁の下の力持ちって言うのは必要じゃのう。
感動の余韻に浸りながら進むと、やはりこの辺りは危険なんじゃということが確認できた。
<落石危険>
国道からほんの数mしか離れていないのに、この看板プラス柵の向こうは本当に崩れてるよ。
過去に、落石注意の場所は車などで何度も通ったことはあるが、実際に崩れてるのって見た事ないぜ。
この光景は、洒落になっちょらんのう。早よ、安全な所に逃げよう。
岩山地帯を抜けると、また元の起伏のある道に逆戻りした。あ〜、こいつは、足に負担が掛かるのう。
えりも町を抜け336号線から分かれ、県道あいや道道に入り、えりも岬を目指す。あと10km余。
この道がまた、標高は高くないが起伏激しく、ほとんど気合で突破した。
<えりも岬への道>
小さな小山をいくつも越えると、いよいよ岬に近付く。風はかなり強く、かつ冷たい。
苦しみながらも、1630、遂にえりも岬に到着。
えりも岬にしては、珍しく快晴で、波も穏やか。そして、風も弱いらしい。
時間も時間なので人は少なく、ほぼ岬を独占した。
岬の更に先の岩礁地帯には、アザラシが居るらしいが、ここからは肉眼で確認するのは不可能じゃ。
<えりも岬先端> <襟裳岬灯台>
森進一の歌じゃないが、たしかに岬には、何も無かった。(えりもの春は、何も無い春です〜♪)
20分ほど岬巡りを楽しみ、本日の宿に向かう。ここから、1km程かのう。
宿では、夕食にジンギスカンを食べ、久々に腹が苦しいほど飯を食った。
その後、同宿人としばし歓談し、2230には就寝。
右足甲の痛みが、気になるが何とかなるじゃろう。痛くとも、進まにゃならん。
こうして、激闘の末、ようやくえりも岬へと辿り着いた、狂歩録第45日目は、終了。