断崖絶壁・黄金道路の巻

平成11年6月22日(火) 晴れ

0600起床。本日は、一年中で一番日の長い夏至じゃ。今日も、天気が良いのう。

さっさと荷をまとめ、0650出発。本日は、日高えりもから十勝の広尾への北上である。

朝から天気が良いので、気温が高い。風も少ないので、暑い。

道程は思ったよりも平坦じゃが、延々と続き、いい加減飽きる。ただ、黙々と歩くだけじゃ。

   <日高山脈へと延びる道> 

松林と平行に走る荒涼とした道程を歩むと、林の中に子馬たちが戯れているのを発見。早速、接近する。

子馬たちは、こちらを興味深そうに見るが、決して近づこうとはしなかった。やはり警戒心は強い。

                 

                                           <子馬たち>

なんとか触ってやろうと、草を千切って差し出したりしたが、一向に近づかん。そのうち、走り去ってしまった。

子馬と別れ、更に歩を進めると、ようやく国道336号線(庶野)に到着。一路広尾を目指す。

ここからは、日高山脈が海へと突き落ちるような断崖を切り開いて作った道、“黄金道路”である。

             

                     <黄金道路入口>

黄金道路とは、庶野から広尾に至る約30kmの海岸線の国道のことを言う。

昭和初期に着工し、道路完成まで7年余費やし、当時の10円札を敷き詰めるほどの費用を投じた。

また、その後の維持修復費用も膨大な金額が掛かり、いつしか黄金道路と呼ばれるようになったらしい。

たしかに、この場所から眺めると、海に迫った山々の端を細々と道が続いちょる。

                 

                                          <黄金道路>

いざ、巨万の富を投じた黄金道路を突破じゃ。

現在は、もちろん2車線道路で路側帯も広く、歩くのにはなんの苦労も無い。

また、海がすぐ脇にあるので、冷たい風が吹き、心地良く歩を進めることができた。

しかし、途中の道程は工事箇所が多く、相変わらず金が掛かっているのがわかる。

黄金道路を歩き始めて、ようやく半分過ぎたが、その景観は相変わらずである。

              

                            <黄金道路・目黒付近>

数え切れないほどのトンネルを通り過ぎて、ようやく黄金道路の終点に近づきつつあった。

すると、眼前に岩盤から噴き出る水が滝となっている、フンベの滝に出会う。

              

                                  <フンベの滝>

お〜、こりゃ、珍しい滝じゃのう。幅約30m程の岩かのう。岩から噴き出す水が滝となっている。

真冬には、この水が凍って、美しい氷柱が見れるそうじゃ。

フンベの滝を過ぎると、まもなく黄金道路は終了。ん〜、歩きがいがあったのう。

広尾の町に入り、既に1800を過ぎとるんで、急いで宿探しじゃ。ハローページから難なく宿を確保し、1820宿着。

今日は、若干右足甲が痛かったが、騙し騙しなんとかここまで辿り着いたわい。

こうして、狂歩録第46日目、並びに蝦夷地日高路・南下編は、終わりを告げた。


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