釧路・贅沢三昧の巻

平成11年6月25日(金) 曇のち晴れ

0600起床。だいぶ疲れが溜まっちょるのう。本日は、蝦夷地第3の都市釧路が目標じゃ。

準備万端整え、0645出発。天気は、昨日の大雨は上がったが、曇りじゃ。直に晴れるじゃろう。

釧路国道を太平洋と並行に進む。風が強いため、波は荒い。

しばし歩むと、お天道様が顔を出し始めた。海の表情も昨日とは打って変わった姿となった。

                 

                                           <太平洋>

釧路国道も大楽毛(おたのしけ)辺りに近付くと、やたらと水産関係の倉庫や工場が増えてきた。

北の大水産都市釧路に近付きつつあるのが感じられる。

鳥取橋の手前で右に折れた釧路国道は、釧路大橋を渡って市街地中心部へと続く。

1400釧路駅到着。観光マップを求め、まずは有名な和商市場へ。

ここは、水産物以外にも野菜やお菓子など、なんでも売っていた。早速、市場内をうろうろする。

所狭しと売られているものを眺めながら、うちのじいさんの大好物“鱈の塩干し”を捜す。

一体、そんなもん本当に売っているのかのう。

そこらのおっちゃんに声を掛け聞いてみると、いきなり走り去って、それらしい物を持ってきてくれた。

多分これじゃろう。3束ほど買って、じいさんに送ろう。

それにしても、親切なおっちゃんやのう。よっしゃ。おっちゃんの所で、カニでも買うかのう。

心配掛けっぱなしじゃからのう、実家にカニでも送ろう。しかし、金は無いぞ。

おっちゃんに交渉して、5千円表示の毛ガニを3千円まで値切った。上出来上出来。

わしゃ、昔魚屋でバイトした事あるんで、魚の値の付け方ぐらい分かっちょるわい。

あ、それから、近海物の“国産ししゃも”もいっしょに送ってくれ。東京じゃ、外国産ばかりが出回っちょるからのう。

そんなこんなで、1万円で随分とお釣りが来た。わしも随分と買い物上手になったもんじゃ。

お次は,わしの番じゃ。せっかくじゃから、美味いもん食いたいのう。

市場内の食堂に入り、ウニ・イクラ丼を注文する。お値段はと。2300円じゃとう。わしの4日分の昼食代じゃ。

ん〜、悩むのう。どないしよう。決断!たまにゃ、贅沢させて貰おう。

待つ事しばし、出て来ました。お〜、なんて贅沢な食べ物じゃ。イクラで下のご飯が見えんわ。

おいしい物は、すぐに無くなってしまう。あっという間に平らげ、もう一杯ぐらい食いたいのう。

しかし、我慢じゃ。贅沢は、敵じゃ。無駄使いは、お天道様に申し訳ない。

                

                   <贅沢品>                        <和商市場>

こうして、満足満足し、和商市場を後にし、港のほうに向かう。

港は、漁の最盛期なのか、あまり大型船は停泊しとらんかった。それでも、やっぱり港は港じゃ。

港から旧釧路川沿いを散策。中々良い雰囲気じゃのう。

                       

                   <釧路港>                         <旧釧路川と幣舞橋>

しばし散策を楽しみ、宿に向かう。その途中で、そろそろぼさぼさになり始めた髪を切るため、床屋に立ち寄る。

洗髪と剃髭を抜きにして、カットだけにしてくれと頼む。どうせまもなく宿の風呂に入って、両方ともするからのう。

それに、幾らかでも金を節約せにゃならんからのう。

床屋のおやじは快諾してくれ、30分後には見違えるような短髪(サイドとバックは0.1mm)に変身していた。

1645宿着。今日は、随分と早く宿に入ったのう。早速、風呂に入り、それから夕食。

なんと、夕食でイクラ丼が出た。こ、こんな事なら、昼間高い金出して食うんじゃなかったわい。

1日に2回もイクラをたっぷりと食ってしまい、なんとも贅沢してしもうた。

食後は、同宿の人々と歓談し、楽しい一時を過ごす。

こうして、贅沢三昧だった、狂歩録第49日目は、終了す。


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