平成11年6月27日(日) 曇時々雨(終日濃霧)
0530起床。根室へ遠路進行のため、準備万端整えてあったので、0600出発。
宿を出ると、辺り一面の濃霧。気温はおそらく10℃以下じゃろう。
まあ、天気予報では、本日は晴れの予報。直に霧は晴れるじゃろう。寒さなどに負けちょられん。
昨日渡った厚岸大橋も霧に包まれて、対岸は完璧に見えん。
<霧に包まれる厚岸大橋>
厚岸大橋を渡り国道44号線に戻ると、右手に見えるはずの厚岸湖は、完全に霧の中に没していた。
44号線は、昨日と同じように原生林と湿地を通り抜ける。霧はかなり深く、且つ霧雨状態で身体を濡らす。
雲は相変わらず厚く垂れ込め、日が出ないので気温は上昇するわけもなく、かなり寒い。
釧路で散髪し、さっぱりし過ぎたのが裏目に出たわ。
原生林を抜けるとパイロットファームと言われる酪農地帯じゃが、霧が深くて遠くまで見ることはできん。
せっかく辿り着いた酪農展望台からの眺めも、下の写真の通りじゃ。
<酪農地帯?> <道産子>
途中で出会った馬ちゃんも、霧にびっしょりと濡れておった。
この馬は、日高地方の馬(アラブ馬)とは違う。身体のがっしりした“道産子”じゃ。逞しいのう。
延々と続く直線と深い霧。そして、ものすごい速度で走り抜ける車。一刻も早く、この状態から脱出しよう。
昼過ぎにようやく町らしい所厚床に到着。ここから、根室までは30km余。
なんとか、今日中に根室に着く目途がついたわい。
しかし、寒さのため手はかじかんでくるし、汗が冷えて身体も冷え切っている。この寒さには、参ったのう。
ここらで、ラーメンでも食って身体を暖めるかのう。
ラーメン屋に入って、なんでもない塩ラーメンを食ったが、こんなにラーメンが美味いと感じたのは初めてじゃ。
身体も暖まり、気合を入れ直して、さて出発じゃ。
またまた原生林地帯を通っていると、この頃から霧雨が本当の雨に変わった。
おいおい、今日の天気は晴れじゃね〜のかよ。
しかし、雨は小降りで、すぐに止んではまた降り出す。緊急雨対策を始動すると止んでしまう。
ええい、面倒じゃ。折り畳み傘で、とりあえず凌いじゃる。
そんなこんなで、訳の分からん天気と寒さに悩まされながら進むと、ようやく根室半島の付け根部分に到着。
<風蓮湖>
多くの鳥類と植物の宝庫である風蓮湖も、霧雨の眺めじゃ感動半減じゃ。
風蓮湖を過ぎて温根沼大橋を渡ると、左に根室湾が広がり(霧で何も見えん)、根室市街までは後わずかじゃ。
<温根沼大橋>
最後の気力を振り絞り、日が暮れてしまったが、町の灯りに助けられ、遂に1945根室駅に到着。
この時間じゃ、面倒臭くないビジネスホテルにしよう。早速、電話ボックスに籠り宿捜し。
駅から近くで安い宿を手配し、一件落着。(この時、町の気温掲示板は9.8℃)
2000近くになって、ようやく荷を降ろすことが出来た。夕食は、コンビニ弁当で済ます。
風呂に入って冷え切った身体をゆっくりと暖め、やっと生き返ったわ。
それにしても、この寒さだけは、どうにかせんといかんのう。浦河でヤッケを買っといて、本当に良かったわい。
明日は、我が国最東端(現時点で踏破可能地点)の納沙布岬を踏破じゃ。
こうして、狂歩録第51日目は、艱難辛苦の末、終了。