平成11年7月4日(日) 雨
0630起床。外は、冷たい雨がしとしと降っている。気が滅入って来るのう。
雨対策用出発準備を万全にし、0730朝食を摂る。昼飯抜きに備え、多少多めに摂る。
(過去、雨の日は雨具を脱着するのが面倒で、よく昼食を抜いたため)
0810雨具を装着し出発。外は、さらさらと降る冷たい雨で、気温はかなり低い。
こんな日は精神的に気を充溢し、高揚させんとやっちょられん。いざ、出陣じゃ。
足の方は、網走で薬を入手してから三食後に必ず服用しているので、かなり効いているのじゃろう。
ほとんど痛みを感じんわい。気力充溢、体力万全。これならば、冷雨などには絶対負けん。
紋別市街を抜けると、国道238号線は、右手に鉛色のオホーツク海、左手には牧草地か低い潅木地帯。
興部(おこっぺ)を過ぎて、軽い丘越えで林の中を抜けた以外は、この鬱寂とした光景が延々と続く。
交通量も激減し、ほとんど国道は、我が物のようである。
砂浜に目を移すと、海鳥達もこの冷雨にうんざりしたのか、濡れた羽を休めている。
砂浜に咲き誇るはずのハマナスをはじめとする花々も、寒さのため花びらを閉じてひっそりとしている。
ただし牧草地では、牛ちゃん達が冷雨に全身を打たれながらも、いつもと変わらず草を食んでいた。(呆れた)
そうこうするうちに、本日の目的地雄武に到着。早速、宿捜しを開始し、すぐに確保。
結局、今日は最初から最後まで雨・雨・雨の一日じゃった。
冷えた体を風呂で温め、ようやく一安心。夕食を摂り、部屋に戻ってビックリ。
なんと、もう7月なのに暖房が入っているよ。そんなに寒いのかよ。こりゃ、蝦夷地の底力を思い知ったわい。
しかし、なぜ天気が悪いのに、無理してまで前進するのか?それには、正当な理由があるんじゃ。
7月20日から学生が夏休みに入る。そうすりゃ、大量の学生が蝦夷地目指して殺到する。
そんな事になったら、予約もしないで、その日その日に宿を確保せにゃならんわしにとっては死活問題じゃ。
わしの寝る所、無くなってしまうわ。
そんな訳で、なんとか7月20日までに蝦夷地から脱出できるよう、無理をしてでも猛進しちょるんじゃ。
こうして、狂歩録第58日目は、雨にも負けずに終了。