さらば、太平洋の巻

平成11年7月17日(土) 曇のち晴れ

0630起床。なんか疲れちょるのう。しかし、蝦夷地もあとわずかじゃ。気合の入れ直しじゃ。

0700朝食。朝からご飯3杯ほど平らげ、宿のご夫妻としばし歓談後、0800出発。

昨日、酷い思いをした国道5号線を一路南下する。天気は曇で、海上には、相変わらず霧がかかっている。

しばし歩むと、最北端の関所跡である山越内関所跡に至る。

      <山越内関所跡> 

幕末、この地に蝦夷地と和人地の境として、通行の取り締まりなどを行う会所が置かれた。

幕府の蝦夷地支配の重要拠点となった地である。井戸は、山越内絵図より推測復元されたものらしい。

山越を過ぎてゆるやかな道を登って行くと、やや回復した空模様の中、ようやく太平洋の姿が登場。

             

                                 <落部付近>

函館本線が海岸線を縫うように走っていた。5号線と函館本線は、このまま函館までほぼ並行して行く。

昼近くになると、天気はすっかり回復した。お天道様が、雲間から顔を出し始めた。

気温はぐんぐん上昇するが、海風が涼しく、中々快適な道程じゃ。しかし、多少湿気は有る。

そうこうするうちに、目前に巨大な駒ケ岳が姿を現わし始めた。しかし、山頂付近は雲の中じゃ。

             

                           <駒ケ岳・石谷付近>

駒ケ岳を確認できれば、函館は捕捉したも同然じゃ。いよいよ蝦夷地の道程も終わりに近付いて来たのう。

更に順調に歩を進め、森に近付いた。森から函館までは、もう一踏ん張りすれば到着じゃが・・・

有名な森駅の駅弁“いかめし”を食いたいのう。とあえずは、5号線から逸れて森駅に向かう。

森駅に向かう途中、更に巨大化した駒ヶ岳に接近。まだまだ、雲は晴れんのう。

                  

                          <駒ヶ岳・富士見付近>

森からの5号線は、駒ケ岳の脇を抜けて津軽海峡の函館へと向かう。

太平洋とは、一先ずここでお別れじゃ。今度は、いったい何時何処で出会えるのかのう。

             

                  <さらば、太平洋よ、また会う日まで>

森駅に到着。早速、いかめしを購入する。470円也。ありゃ、意外と小さい折り詰じゃのう。

本当にこれでええのか。パッケージには、確かに“いかめし”の文字が。

             

                                  <いかめし>

開けてみると、小さなイカが3つ。早速、1つを口に含むと、甘辛く煮たイカの中にお米が入っていた。

こりゃ、美味いのう。我慢して昼飯抜いた価値はあるわい。あっという間に平らげ、さてと、どうするべ。

まだまだ日は高いが、今日は無理して進撃するのは中止じゃ。

さっさと宿取って、溜まっている洗濯とHPの整理でもするか。よっしゃ、宿手配じゃ。即座に確保。

1530宿着。こんなに早く宿に入るのも久し振りじゃ。今日は、ゆっくりと休めそうじゃのう。

洗濯をし、風呂に入り、夕食を摂り、HPの整理をして、2200就寝。今夜は、少し寝づらいのう。(蒸し暑い)

明日は、いよいよ蝦夷地最後の地函館に進撃じゃ。

こうして、狂歩録第71日目は、終了。


狂歩録第1章目次  お次へ