雨模様千変万化の巻

平成11年7月24日(土) 雨時々曇

0630起床。まだ雨降っちょるわい。いい加減にせいや。雨対策を万全にし、0800出発。

矢立峠を登り切っているので、後は下るだけじゃ。それにしても、この雨どうにかならんかのう。

幸せな事に、本日は土曜日也。大型車(トラック・ダンプ)が走っとらんので、横からの水飛沫が無いのが助かる。

ゆるやかな長い道を下って行くと、長走風穴っちゅう場所に至った。こりゃなんじゃろう。

羽州街道を脇のしっかりと整備された坂道を登って行く。その目前には、暗い穴が開いていた。

             

                                <長走風穴>

お、こりゃ、涼しくてええのう。なぜか地中から、冷気が噴出している。外気は23℃じゃが、穴内は、5℃(地表)。

理由は、様々あるらしい。難しい事は、専門家に任せるのみじゃ。ともかく涼しくて不思議な場所じゃ。

風穴を後に出発しようとすると、道路を挟んだ場所に食堂発見。朝食を摂っていないので、ここで一休憩じゃ。

蕎麦を頼み、食していると雨が小康状態となった。しかし、予断は許されん。雲は、真っ黒じゃ。

とりあえず、このままの装備で進撃じゃ。一旦装備を解いてしまうと、再装備するのは大変じゃ。

それでもしばし歩むと、蒸し暑さに襲われ、遂にJR白沢駅にて雨装備を解く。

装備解除後、再びゆるやかな杉に挟まれた道を下り、雨もほとんど降らなくなった頃、芝谷地湿原が姿を現わした。

蝦夷地では頻繁に湿原に出会ったが、こんなところで湿原に出会えるとは驚きじゃ。

             

                                <芝谷地湿原>

国の天然記念物のモンセンゴケが生息しとるらしいので覗いて見たが、どれがその貴重なものか分からん。

再び雨も降り出してきたので、軽度雨装備(ヤッケのみ装着)に変身し、出発。

本日は、このように小雨が降っては止み、降っては止みの、非常に判断および進撃に困難な一日じゃった。

上下長袖・長ズボンの雨合羽を装着すれば、その暑さたるや歩くサウナ状態じゃ。

そんなこんなで、ハチ公の故郷の大館市を抜け、羽州街道を西に向かう頃には、気温は25℃。

気温はそれほどではないが、蒸し暑さは最高じゃ。おまけに。気まぐれなお天道様が時たま顔を出す。

おいおい、こりゃ、どうすりゃええんじゃ。ヤッケを脱げば雨が降り、着れば日が出る。

頭に来るが、ここで冷静さを失っちゃいかん。まずは、前進する事じゃ。

なんとか、本日の目的地である鷹巣町に近付いた。今日は、駅まで行って案内所を尋ねている暇は無い。

電話ボックスから、宿確保をする。ところがじゃ、そんなに有名観光地でもないこの地の宿が皆満杯じゃ。

こいつは、困ったのう。最後の一件に電話し交渉すると、電話先のおじいさんが、なんとか部屋を用意してくれると。

助かったが、いったいなんでこんなに混んどるんじゃ。

訳も分からず鷹巣に近付いて行くと、西の空はすっかり明るくなりだしていた。明日の天気は大丈夫じゃ。

             

                                <西空残照>

おう、やっと鷹巣市街に到着じゃ。ん、祭りの最中かい。これで納得じゃ。

ところが、宿に着いてみると、表に看板が。〇〇大学、××大学様歓迎の文字が。合宿かなんかかのう。

宿のおじいさんに聞いてみると、この地で相撲大会があり、そのために学生が来とるらしい。

しかし、この辺りの宿が満杯なのは、他に理由があった。

スッコプだか、スキップだか知らんが、アイドルグループのコンサートが、今夜大館であるらしい。

それで、追っかけの人々が周辺地域の宿を隈なく占拠しちょるらしい。わしゃ、何も言えん。

今日は、なんかだるいのう。風呂に入り、夕食を摂って、球宴を見ている途中に前後不覚となり、就寝。

こうして、雨模様千変万化の狂歩録第78日目は、終了。


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