初物尽くしの秋田到着の巻

平成11年7月27日(火) 晴れ

0600起床。昨夜、早く寝たおかげで、目覚めは快調。室内も涼しく、中々良い朝じゃ。

出発準備を整えて、0700から朝食を摂る。あまり食欲はないが、無理やり2膳を食す。

これからの暑さは、半端じゃねーだろう。食べなきゃ、やっちょられん。よっしゃ、0730出発。

外に出て、いきなりその暑さに驚く。今までもかなり暑い日は経験したが、本日は別格じゃ。

八郎潟の小さな市街地を抜け、国道7号線に至る。ほんのわずかな時間で、既に全身汗だく、体温も急上昇。

こいつは、今日は気合の本腰入れんといかんのう。順調に歩を進めるが、ともかく今日は暑い暑い暑い。

通常1時間歩いて10分休憩の行程じゃが、今日は45分が限界じゃ。45分歩いて、20分休憩。

これじゃ、どんなに順調に歩を進めても、先には全然進めん。頭はクラクラし、やばい状態じゃ。

1回目の休憩で、既に持ち歩いている1リットルは無くなった。今までは、500mlで充分だったのにのう。

頻繁な休憩で、毎回1リットルずつ飲んでいたため、遂に腹の具合がグルグルとなってきた。

仕方ないのう。愚行開始以来初の屋外大用を催すかのう。国道から僅か3mと離れていない草むらに姿を隠す。

当然大用終了後は、土に埋め念入りに弔った。おお〜、すっきりしたのう。しかし、暑さは変わらん。

灼熱と言う言葉が、まさに当てはまる7号線を秋田市を目指して進んでいると、目前に1台の車が停止した。

ああ、いつもの事かいと思っていると、運転手はなんとうら若きお女中ではないか。

こいつは、驚いたわい。愚行開始以来3ヵ月余、声を掛けてくるのは、通常おっちゃんばかりじゃ。

世の中には、奇特なお女中もいるもんじゃのう、と感心したが、お女中に窮地を助けてもらうわけにはいかん。

わしゃ、日本男児じゃきのう。まっことありがたいが、丁重に断る。

一向に進まぬ道程じゃが、なんとか秋田市街に入る。当然気温は、考えられんような猛暑状態。

秋田市中心部には向かわず、7号バイパスを通り、秋田市南部で宿を確保するべく電話ボックスを捜す。

しかし、バイパス沿いは工業地帯で、中々見当たらん。暑さも加わり、イライラが募る。

やっとこ見つけたコンビニの電話には、Yページが無かった。この野郎、誰がわしに無断で持って行ったんじゃ。

そこで、図々しいとは思ったが、コンビニのお女中に宿を聞いてしまった。するとお女中は、奥からYページを。

そして、お女中たちとともに、皆で宿捜し開始じゃ。近くにある宿を皆で手分けして、捜索じゃ。中々楽しいのう。

早速、捜索結果の中から宿を確保。コンビニのお女中に礼を述べ、宿に向かう。

7号バイパスから分かれると、まだ燦燦と輝くお天道様が、旧雄物川の川面を照らしていた。

              

                                   <旧雄物川>

今日は暑さの為、すっかり写真撮るの忘れっとたわ。まあ、それどころじゃなかったからのう。

汗のおかげで、全身ずぶ濡れの身体を運び、ようやく宿着。しかし、宿内は灼熱の地獄じゃった。

こりゃ、本日はいったい何℃まで気温が上がったのかのう。それよりまずは、風呂で汗を洗い落とそう。

風呂場で、お尻が痛いのに気付く。なんと、股擦れになっちょるわい。こりゃ、けっこう痛いのう。こいつも初物じゃ。

さっぱりして部屋に戻り、テレビを見て愕然。本日の秋田の最高気温、36.8℃也。

なんだよ、こりゃ、暑いはずだぜ。冗談じゃね〜よ。予想より大分早く、真夏が来ちまったわ。

日が暮れても気温は下がらず、今夏初の冷房を入れる。こうしなきゃ、快眠出来ん。

おまけに秋田地方は、この暑さがしばらく続くらしい。高温に対する注意も呼びかけていた。

明日は、ちょっくら遠い秋田県南部の本荘市を目指すので、この暑さじゃ苦労しそうじゃ。

それにしても、本日は、色々と初物に遭遇したわい。そのなかでも、35℃以上の暑さの中の行軍はしんどかった。

こいつは、今後の進撃には参考としなけりゃならん。

こうして、最高の暑さを経験した、狂歩録第81日目は、まだまだ暑さを残しながら終了。


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