大奥州終了の巻

平成11年7月31日(土) 晴れ

0600起床。0630、前日買っておいた朝食を食す。本日も気合を入れて、0700出発。

まだ暑さの厳しくないうちに酒田市街を抜け、国道7号線ではなく、海沿いを進む国道112号線を進む。

112号線は、庄内砂丘の広大な松林の間を縫って走っている。延々と続く松林の合間には畑が点在する。

砂地の畑は、メロンやスイカの栽培に適しているのじゃろう。所々に果樹の即売所があった。

112号線は国道とはいえ歩道も無く、県道に毛の生えた程度の道路じゃ。困ったもんじゃ。

しかし、松林を通ってくる冷風は、気持ちええのう。ほんとに、助かるわい。

松林の途中にある庄内空港を過ぎて、しばし歩むと砂丘地帯は終わり、どこかで見たような光景が現れた。

おお、まるで蝦夷地の黄金道路じゃ。山が海にまで迫り、その端を道路が延びている。

               

                                   <湯野浜付近>

湯野浜地域は、このような岩地の間に砂浜が広がり、海水浴客が多数水遊びを楽しんでいた。

ああ、今日は夏休み中の土曜日じゃったのか。嫌な予感が。こりゃ、宿捜しが難儀しそうじゃ。

一刻も早く、この海水浴地帯を抜けにゃならんのう。112号線から県道を通り、三瀬から再び7号線に戻る。

順調に歩を進め、本日の目的地は、新潟との県境の町温海とする。

温海は温泉町じゃが、海水浴場が近くにないので宿は空いとるじゃろう。(かなり甘い、予測じゃ)

温海の町(町と言っても駅しかなかった)に到着し、電話ボックスで宿捜し。

しかし、温泉街は国道から3kmほど内陸に入った所じゃ。おまけに安宿は、皆満杯状態。

確保できる宿は、一泊〜万円也。とてもじゃないが、そんな所には泊まれんわい。こいつは、困ったのう。

それならば、新潟との境の鼠ヶ関に目標を変更し、宿捜しを。全部で10軒以上電話をし、なんとか宿確保。

あと8km余。1時間半ほど歩くとするか。鼠ヶ関市街に入る手前で、奥州三関の一つ念珠関所跡に到着。

これで、勿来関から入った大奥州ともおさらばじゃ。

             

                               <念珠関所跡>

念珠関所跡をあとにし、まだまだ燦燦と輝くお天道様の光を浴びながら、1830宿着。

早速、汗をさっぱりと洗い落とし、夕食。この暑さの中、宿が確保できて良かったわい。野宿は、きついからのう。

出羽路を終え、明日からは、更なる暑さの越後路に突入じゃ。

こうして、狂歩録第85日目並びに出羽路・緩進編は、終了す。


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