| --> シナリオワールドNo.21ニューヨーク市警黒人刑事 |
★第21話はヘリコプターを使ったハードアクション編?
| タイトル | 相違点 | |
| 本編 | 「ニューヨーク市警黒人刑事」 | ◎響とマイクを救出すべく波止場に向かうのは関屋。 小田切は欠番。当然秘書の岡村節子も欠番。 (この頃は岡村婦警の役名はなく、<婦人警官>とだけ シナリオには記載されている。) 響刑事は救出されるがマイクはマフィアのボスに撃たれる。 関屋の銃口がボスを捕え波止場で 終焉を迎える。 |
| シナリオ | 「唇に、拳銃」 | ◎マイクは監禁現場の洋館でボスの銃弾で死亡。 残された響救出のため小田切が取引現場に向かう。 組織の銃弾の標的にされるが救出に成功。ボスは横浜港 からクルーザーで逃走。 黒木がまわしたヘリコプターに乗り、逃走するマフィアの ボスを空から狙撃する響。マイクの敵を取る。 |
No.21 ニューヨーク市警 黒人刑事 (脚本)高久進(撮影)下村和夫(監督)山口和彦 (照明)渡辺俊亮(記録)小山三樹子(助監督)大上典保(制作主任)川嶋富雄 (美術)大晃商会(美術)入江プロ(衣装)東京衣装、デザイン原慧、タイムリー紳士服 (制作担当)荒川洋(仕上制作)映広音響(録音)岩田広一(効果)稲田充甫 (選曲)武田正彦(編集)飯塚勝(現像)東映化学 ![]() ☆シナリオ段階では、小田切警視役の夏木陽介氏が出演する予定で、マフィアとの取引現場 でのアクションシーンも用意されていた。しかし本編では欠場となった。 ちなみに本編では取引現場に向かうのは関屋警部補。 クライマックスは上記相違点記述のとおり、ヘリコプターとクルーザーを駆使した追撃戦も 予定されていた。 ドラマは結末の洋上アクションを迎えるまで、視聴者をぐいぐいと引きつける土曜夜9時テイストいっぱいの 構成で準備されていたのである。 興味深いのが、後のNo.171「太平洋大捜査網」と同じシチュエーションのクライマックスであること。 本編では派手なアクションはなく、波止場でのマイク・ニコルズ刑事の悲劇的な末路が描かれていた。 大幅なシナリオ改定は、夏木陽介氏のスケジュール調整が上手く行かなかったか、予算オーバーが原因と思わ れる。または従来のアクションシリーズとは一線を画したい・・・というスタッフの思いの結果であろうか。 本編では視覚的なアクションよりもハードボイルド路線を強調した作風になっていた。 この幻のクライマックスで制作されていたなら、劇伴はどんな曲が使われていたのであろうか? ”Gメンの誓い”かミュージックファイルVOL1収録の未使用曲か、興味がつきないところである。 作風から考え、当初、企画段階では「背番号3長島対Gメン」同様、10月期首特番として構想を練っていた作品 と思われる。 その後高久進氏は、どうしてもこのシーンを世に送り出したかったのか、後のNo.171「太平洋大捜査網」で 同じ下村カメラマンと組んで再度トライ。主役も小田切警視という点が因縁めいたものを感じさせてくれる。 洋上を疾走するクルーザーに乗った密輸団の一味を、狙撃銃を持った小田切警視が追い詰めて行くという迫力 あるシーンに仕上げた。 この作品の原案が「太平洋大捜査網」に少なからず影響を及ぼしている点を記しておきたい。 ![]() ↑予定されていた大空のアクションシーン&小田切警視登場 ■上記シナリオは準備稿。改定稿のタイトルも「唇に、拳銃」だが、ラストシーンは本編と同じ。 −あらすじ− 麻薬の売人としてマフィアの黒幕にのし上がったシュナイダー。彼を追ってニューヨーク市警から一級刑事・マイク ニコルズが来日。シュナイダーはGメンに押収されたヘロインを奪い返そうとしていた。 マイクは、かつてシュナイダーと共にベトナム戦争に従軍したことがあった。だが、マイクは異常なまでの憎しみと 敵対心をシュナイダーに向け執拗な捜査を展開するが、圭子ともども敵の手に落ち洋館に監禁される。 シュナイダーらマフィアは、押収されたヘロインと二人の交換要求をGメン本部につきつけて来た! |
||