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--> シナリオワールドNo.272 東京-神戸 電話殺人 |
★今日はデカの厄日!
| タイトル | 相違点 | |
| 本編 | 「東京-神戸 電話殺人」 |
◎シナリオナンバーは273。 |
| シナリオ | 「東京-神戸 電話殺人」 |
![]() ※冒頭のショッキングなシーン! 謎の女に拳銃をつきつけられる吹雪刑事。「唇の中の拳銃」を思い起こす出だしである。 ★シーン20に予定されていた時枝のモンタージュ写真を作成する杏子や 喫茶店”スナック・純”の名称がシナリオでは”スナック・マミ”であったこと。 スナック2階にある時枝の部屋でマスターと田口が時枝の素性を事情聴取 するシーン。 本編:時枝の素性を事情聴取するシーンはカット。 ※細かな相違点はあるものの前半は本編と大差ない展開となっている。 ![]() ※短いカットではあるが、実際に神戸へ出向きロケを敢行。伊吹剛氏はGメンでは 2度目の関西入り。 ★シーン29(地下取調室) 杏子が時枝を取調べするシーン。シナリオでは時枝を泳がし事件の背後に いる黒幕をあぶりだすことを思いつくのは黒木。 本編:地下での黒木の出番はなく立花がその役を買って出ている。 ![]() ※東映所属のベテラン・河合弦司氏も兵庫県の観察保護司・前川役を好演。 ★以下シナリオの展開 ・東京へ戻る杏子と中屋。 ・黒木が杏子に修の釈放を告げる。悔しさがこみ上げる杏子。 ・神戸では徒労に終わった杏子の捜査を地下取調室で笑う修。 <一年前の回想> ・ヤクザから時枝を救った浩次。ヤクザは覚せい剤の売人で翌日 殺される。鑑別所あがりの境遇ゆえ、木島に疑われる浩次。 無実を主張する。ひとりでドライブしていたとき突然雨が降ってきたことを語る。 ・木島は気象庁へ出向き関東地方には雨が降っていないという裏づけを取って いた。 ・取調室から逃げ出した浩次は追い詰められ銃砲店に立てこもって射殺される。 <現実> ・修のアリバイが立証されたのに釈放されない事実に怒る時枝。 ・時枝は局地的な雨が降ったと証言する農夫がいたことを杏子らに告げる。 (浩次が立てこもった現場へ、農夫の証言を知らせに言ったが浩次は射殺されてしまう) ・それでも修が木島殺しの犯人という線をゆずらない杏子。 ・立花の激が飛ぶ。「なぜ命令を守らない。中川修を釈放だ」 杏子「・・・・!」 ・釈放される修。寄り添う時枝。 ・夜のGメン本部の窓から夜景を見下ろす杏子。悔しさがこみ上げる。 ・TVは天気予報から野球に変わる。 ・日没の時差15分間にアリバイ崩しのヒントを得た杏子。 ・家で祝杯をあげる時枝と修。 ・修が撃たれる。 ・時枝も撃たれるが弾が反れ助かる。 ・出刃包丁を持って狙撃者を追う時枝。 ・杏子が撃たれた修の部屋にかけつける。時枝を探す。 ・出刃包丁で狙撃者を追い詰める時枝。 ・狙撃者は木島。命乞いをする。 ・一年前のヤクザ殺しは木島。自分の覚せい剤横流しがばれるのを恐れ殺害。 罪を浩次になすりつけて射殺。修も手なづけていたことを時枝に語る。 ・自分が殺されたようにみせかけ杏子宅に電話してきたのは木島の一人芝居。 ・出刃包丁を振り払い時枝の首に手をかける木島。 ・木島を制する杏子。撃とうとするが撃てない杏子。 ・杏子に発砲しようとする木島。 ・立花の発射した弾丸が木島の銃を弾き飛ばす。 ・立花は木島が生きていたことを感じ取っていたと告げる。 ・私情を捨て木島に手錠を打つよう杏子に指示する立花。 ・時枝の絶叫。「警察のド阿呆!」 END ★以下本編の展開 ・東京へ戻る杏子と中屋。 ・神戸では徒労に終わった杏子の捜査を地下取調室で笑う修。 ・杏子と修の激しいやり取り。 ・時枝は修が無実だと告げ取調室に入ってくる。 ・命令を守らない杏子に立花は修の釈放を迫る。 ・釈放される修。寄り添う時枝。一年前の浩次射殺の恨み言を杏子に告げる。 ・夜のGメン本部の窓から夜景を見下ろす杏子。悔しさがこみ上げる。 ![]() ・TVは野球中継。 ・日没の時差16分間にアリバイ崩しのヒントを得た杏子。 ・家で祝杯をあげる時枝と修。 ・杏子が現れる。日没時刻を利用したアリバイが崩れたことを告げる。 ・杏子をののしる二人。 <一年前の回想> ・弁当屋で三人はまじめに働いていた。 ・弁当屋のおやじが殺された。 ・木島は前科のある浩次に目をつけたが無実を主張する浩次。 ・ひとりでドライブしていたとき突然雨が降ってきたことを語る。 ・木島は気象庁へ出向き関東地方には雨が降っていないという裏づけを取って いた。 ・取調室から逃げ出した浩次は追い詰められ銃砲店に立てこもって射殺される。 <現実> ・時枝は局地的な雨が降ったと証言する農夫がいたことを杏子らに告げる。 (浩次が立てこもった現場へ、農夫の証言を知らせに言ったが浩次は射殺されていた) ・先入観で浩次が犯人だと決め付けた警察の体制に怒る時枝と修。 ・それでも修が木島殺しの犯人という線をゆずらない杏子。 ・木島の悪事を杏子に暴露する時枝と修。 <回想シーン> ・木島をつける修。木島から拳銃を奪い浩次の無実を叫ぶ修。 ・木島と弁当屋のおやじの裏取引を浩次が見ていたと迫る。 ・シャブの横流しをしたことで強請られていたと告げる木島。 ・弁当屋のおやじを刺す木島。 <現実> ・真相を知り愕然となる杏子。 ・アリバイは杏子に崩されたが後悔はしていないと告げる修、時枝。 ・修と時枝が撃たれ絶命。 ・狙撃者を追う杏子。 ・狙撃者を追い詰める。 ![]() ・木島の姿に打ちひしがれる杏子。 ・自首を迫る杏子。杏子に発砲する木島。 ・立花らが現場にかけつける。 ・無言で手錠を杏子に渡す立花。 ・無言のまま手錠を打つ杏子。 END |
シナリオロゴカラーは黒の他に、赤、水色、紺、緑、紫、がある。![]() ![]() 「東京-神戸 電話殺人」のシナリオ 。「警察のド阿呆!」から大きく異なる幕引きとなっている。 ◆役名表記:吹雪陽子婦警(竹田かほり)、中川修、石原浩次、岩崎時枝、木島警部、佐藤刑事、前川、マスター、農夫、 ウェイトレス ------------------------------------------------------------------------------ ※ 本編とシナリオでは後半の描き方が異なっている。 大きな変更点は、@シナリオではクライマックスが時枝と木島の対決劇、Aラストが杏子と木島の対決劇 という二本立てになっていることである。 残念なことに焦点が呆けてしまっているが、本編ではドラマの本軸に杏子と木島を据え、横軸に修、時枝ら と先入観に満ちた捜査陣の危うさを織り込むことでドラマに深みを持たせている。 時枝と修を絶命させることで、杏子と木島の対決劇に秘められた数々の人間模様が一点に集約されて ゆく効果が出ている。 上手いのが、このシーン。杏子が狙撃者を追撃する。狙撃者の正体が木島であることが判明するシーン。 わざと周囲の音を消し、静寂で包み込んでしまう演出である。 杏子の愕然とする心理描写を見事に捕らえている点はテレビドラマの域ではない。まさに映画的なセンスが 光っている。 シナリオではヤクザが殺されるという設定だが、本編では更生しまじめに働いていた修らの就職先の経営者 が実は悪党。そして殺されるという設定に変更されている。 やりきれない世の中の裏側を見せて、修らと対比している点にも注目したい。 尚、この作品はDVD-BOX第三弾の解説書によると、保管用シナリオが制作サイドで欠落しているとのこと。 本編とシナリオ段階の違いをここに記し、資料として記録しておきたい。 - あらすじ − |
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