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 シナリオワールドNo.66警視庁の中の密室殺人 


  ★クライマックスの舞台は羽田空港国際線ロビーだった!

  タイトル  相違点
本編 「警視庁の中の密室殺人」  ◎Gメンにガードされ横浜地方裁判所へ向う結城警視正。
   横浜地裁前の路上で卓に銃を向けられる結城。
   卓が発砲しようとしたときに一斉射撃をするGメン。
シナリオ 「警視庁の中の密室殺人」  ◎シーン95・Gメンにガードされ羽田空港へ向う結城警視正。
   シーン97・国際線ロビーで卓に銃を向けられる結城。
   シーン97・卓が発砲した後で一斉射撃をするGメン。
  

  
 No.66 警視庁の中の 
         密室殺人 


        (脚本)西島大(撮影)並木宏之(監督)佐藤純弥
        (照明)渡辺俊亮(記録)吉沢幸子(助監督)蓑輪雅夫(制作主任)大場正弘
        (美術)大晃商会(美術)入江プロ(衣装)東京衣装、タイムリー紳士服、
        ニットファッションワールド(制作担当)金子元昭(仕上制作)映広音響(整音)岩田広一
        (録音)広上益弘(効果)稲田充甫(選曲)山本逸美(編集)飯塚勝(現像)東映化学
        

  
背後から結城を狙い撃ち・・、ではありません。(^^)

 ☆権力の象徴として描かれる警察の、行きすぎた捜査体制への痛烈な警鐘。
 そんな捜査体制に疑問を持ち、権力と真っ向からぶつかりあう人間・響圭子の目を通して描かれる悲劇。
 反権力志向の強いテーマが近藤照男プロデュース作品らしさを惹き立てている。
 今回は圭子を除いたGメンですらも行きすぎ捜査の危険性をはらんでいる側として描かれている点がユニーク
 である。
 見所は、何と言っても圭子と黒木の何度かのぶつかりあいである。潜在的な危険性を持つ強引な捜査体制
 に疑問を投げかける圭子と、犯罪は社会の敵であり撲滅するためには手段は選ばず余計なヒューマニズム
 は不用と言い放つ黒木とのやりとりである。
 作品の本筋からは離れるが、結城警視正の自宅シーンや上司(結城)相手ですら、タメ口をきく部下(黒木)
 という構図も興味深い。
 さて、シナリオでのクライマックスの舞台は、羽田空港国際線ロビー。
 外遊する上司を見送りに来た結城という設定で、卓に狙われるのだが、ロケの許可が下りなかったか、
 あるいは裁判所に行かせる方が、より自然な展開になるという意向があったのであろうか。
 本編では空港でのクライマックスは見送られた。
 それにしても、身辺警護を申し出るGメンに<要らんよ!勝手にしろ>と言い放つ結城警視正のセリフ。
 黒木の上司でもありGメンの監視役としての官僚的で、高圧的なキャラクターを如実に表わしている。
 尚、この作品の予告編音楽のみ、しまざき由理さんのハミングなしのものが流された。

−あらすじ−
 
内ゲバ殺人事件を捜査中の警視庁捜査一課・新庄警部補が帰宅途中、何者かによって刺殺された。
 犯人は警部補が携帯していた拳銃を奪って逃走。
 一方、新庄警部補を刺した凶器のナイフが発見され、付着していた指紋から内ゲバ殺人事件の容疑者で挙げら
 れたことがある石崎の存在が浮びあがる。
 黒木警視の指揮の下、圭子は石崎を追うが石崎は車にはねられて死亡。残された障害者の妹・ふみとその
 恋人・卓。卓はなぜか異常なまでに警察を嫌う。
 ある晩、料亭から出てきた警視庁幹部・結城警視正は、オートバイに乗った男に狙撃される。
 
発射された弾丸から犯行に使用された拳銃は新庄警部補が奪われたものと判明。事故死した石崎は新庄殺し
 の犯人ではなかったのか。圭子は石崎を死に追いやったことに苦悩するが・・・。


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