帰って来た女刑事シリーズ
| 話数 | 放送日 | タイトル | 帰って来た女性Gメン |
| 279 | 80.10.4 | FBIから来た女刑事 | 速水涼子刑事 |
| 280 | 80.10.11 | パリから来た車椅子の女刑事 | 津川蛍子警部補 |
| 288 | 80.12.6 | 唇を奪われた女刑事 | 速水涼子刑事 |
| 289 | 80.12.13 | 裸の女囚たち | 津川蛍子警部補 |
忘却?の彼方のGメンたち・・・ 過去のレギュラーを振返らないのもGメン75の特色だった。 第33話で関屋警部補が殉職により降板した後、残されたメンバー各々の口から、彼の存在を 懐かしむ声などは全く出なかった。 まるで最初から存在しなかったかのような雰囲気さえ漂っている有様だった。 関屋警部補のみならず、津坂刑事、草野刑事、山田刑事・・・と続々メンバーチェンジが行なわれたが、 この姿勢はなぜか貫かれたままだった。 Gメンと同時期に人気を博した「太陽にほえろ!」とは、あまりにも対照的な描かれ方で 各レギュラーのファンは、やりきれない思いを持ちつづけながら、Gメンを見つづけ、あるいは 愛想を尽かして、見るのをやめていったに違いない。 そんなGメン75であったが、一部の女性Gメンのみ降板後、ブラウン菅に戻ってきたことがあった。 速水刑事、津川警部補のみだったが、それまでの過去を忘れたかのようなメンバーの扱いに 慣れてしまっていたファンにとって、この企画の予告編に出会った時の心境はまさに、驚喜乱舞 といった状態だったに違いない。実は私もその内の一人であった。 予告編自体は、<特報>クラスの物ではなかったが、画面に大きく出るシリーズ名、 旋回するヘリコプター、国際的なストーリー展開によるファッショナブルなイメージは、 <特報クラス>の予告と言っても過言ではなかった。 本編では、各々女性Gメンが帰って来たのだが、「FBIから来た女刑事」での黒木と 涼子の再会シーン以外は過去に触れるセリフ、カットが無かったのが気になった。 必要以上に感傷に浸らないのがGメンらしさとも言えるが、視聴者サイドとしては、 久しぶりの再会をもう少し噛み締めるようなカットが欲しかった。 No.279「FBIから来た女刑事」280話の「パリから来た車椅子の女刑事」では、「パリ・セーヌ河に浮んだ裸女」のパリロケの 1シーンを流用した部分もあったが、ロンドンの実写映像などを新たに織り交ぜた贅沢な ロケ。そして「唇を奪われた女刑事」では冒頭のニューヨークでの実写映像の数々。 (このニューヨーク実写ロケ部分は「スーパーポリス」第2話でも流用された。) ギャング団とニューヨーク市警の発砲シーンのみ実際は横浜にあるレンガ倉庫街ロケだったが、 雰囲気はニューヨークそのもの。映像面から見てもまさに力作といったシリーズだった。 No.288「唇を奪われた女刑事」 No.280「パリから来た車椅子の女刑事」響圭子刑事が帰ってこなかったのは、ノベルズ第2巻(ペップ出版刊)に記してあった彼女の その後。Gメンを去った後は結婚退職したという表に出ない設定があったからだろうか? 残念な一幕もあった。 男性Gメンの再登場は、一度も描かれなかったが、No.292「香港の女カラテ対Gメン」3部作に 登場した<張 雲龍>(ブルース・リャン)。 元警官という設定からして草野泰明刑事<中国名・汪 雲龍>の面影を感じざるを 得なかった。推測にすぎないが、本当は草野刑事再登場の企画だったのかもしれない。 当時、もう一度逢いたいと過去のGメンに思いを馳せていたが、このシリーズが最初で最後。 Gメン75スペシャル「サヨナラGメン75 また逢う日まで」の特報を除いて、再び勇姿に巡り会う ことはなかった。 No.279「FBIから来た女刑事」クライマックスシーンより |