新春特番
| 放送日 | 話数 | タイトル | 出来事 |
| 76.1.3 | 33 | 1月3日 関屋警部補・殉職 | 脱獄囚と相撃ちになった関屋警部補が殉職 |
| 77.1.1 | 85 | 77元旦デカ部屋ぶっ飛ぶ! | 響刑事を逆恨みした爆弾女が、所轄署を占拠 |
| 78.1.7 | 137 | 78新春大脱獄 | 身分を隠して潜入した中屋刑事の正体がバレ・・・ |
| 79.1.6 | 189 | 危機一髪!お年玉爆弾カメラ | シャッターをきると爆発するカメラが次々に人手に渡る |
| 80.1.5 | 240 | 80新春おせち料理毒殺事件 | 青酸カリでGメンを抹殺しようとする老婆と娘 |
| 80.12.27 | 291 | 女たちの殺人忘年会 | Gメンの忘年会会場を占拠したダイナマイト女 |
最近ではレギュラー番組の新春放送はほとんど成りを潜めたが、Gメン75を始め、過去の番組 では新春だろうと年末だろうと、お構いなしに堂々とレギュラー番組をぶつけることが多かった。 古くは「特別機動捜査隊」(東映)「ザ・ガードマン」(大映)で、コミカルな夢物語や特別に企画した アクション編などを見ることが出来た。土曜夜9時の「キイハンター」から「バーディ大作戦」そして 「Gメン75」でも同様である。 他局の並居る新春特別番組にも怯むことなく、レギュラー番組をぶつけるという局や制作会社、 スポンサーの方針もあったと思われるが、スタッフの番組への自信が感じられ、右へ習えといった 現在の番組企画とは、一味違った当時の熱い想いが伝わってくる。 さて「Gメン75」であるが、末期こそ(81年頃から)は、3が日あるいは新春1週間以内の放送 は影を潜めたが、それ以前は通常の作品よりも一風変わった力作を新春に見ることができた。 ![]() ![]() ![]() 主な特色としては、 1.スピーディな展開やBGMの多用。 2.さりげなく挿入されているコミカルなシーン。 3.Gメン組織を揺るがす事件。 4.女性Gメンの晴れ着姿。 まず、76年は新春早々、当時の人気キャラクターだった関屋警部補が突然殉職する・・といった ショッキングな出来事。「太陽にほえろ!」のような雑誌等での事前予告はなく、ただ「死んだはずの 女」の後の予告編で告知されただけだった。 当時の女性誌では<原田大二郎はなぜ殺されたのか?−ロケ現場となった高層団地は大騒ぎ−> と称して特集が組まれた位、衝撃的な新年の幕開けだった。 当然、TBSや東映には「Gメンは打ちきりなのか?」といった問い合わせが殺到した。 77年は、ヨーロッパロケの前週ということもあり、その特報も放送された後だったため、目立たなかった が、響刑事の晴れ着姿、バーディ時代のBGMも含めたスピーディな選曲、そして監督に深作欣二を 迎え、スリリングかつテンポの良いカット、ドラマ展開が実に見事な作品だった。 78年からは、スリリングな展開に少しコミカルな面を織り交ぜた娯楽作といった要素が加わった。 解体中の警視庁旧庁舎でのアクションシーンや、ヘリコプターを駆使した追跡シーン、そして 何と言っても、中屋刑事の刑務所潜入、容疑者と共に脱獄、黒幕との遭遇までの展開。 緊迫度は実に見事だった。 中屋の正体がバレ、黒幕に消されようとされる時、レコードからかかったGメンのテーマ。 そのまま劇中のBGMへとすりかえられる訳だが、中屋と容疑者とのセリフのやりとりも含め お遊びシーンも満載だった。 79年は、キイハンター 「レッツゴー!真夜中の王様死の行進」のリメイクだが、アイフル時代の BGMも使われスピーディな展開が印象に残っている。 9枚目?のシャッターを切ると爆発するカメラに摩り替えられた速水刑事のカメラが次々と 人手に渡るスリル。 番組スタートから数分でほとんど爆発寸前までシャッターが切られるわけだから、どうなるのか ハラハラしっぱなし・・といった展開だった。 やっぱり悪い事はできん!といった意外性の高い結末も面白い作品だった。 80年は、Gメン全員が大ピンチになるという内容。 Gメン本部ジャックはキイハンター3周年記念特番「キイハンター皆殺し作戦」を彷彿とさせるが、 汚職事件の真相も絡め見応えある展開に仕上がっていた。 冒頭の新春パーティ開始前でのGメン本部。それぞれ手土産を持って本部入りするGメンだが 持ってくるものは全てヘン。(これはぜひ再放送で味わって下さい。) そしてスポンサーの胃薬を飲む黒木警視正と立花警部のコミカルシーンも笑いを誘った。 81年は香港カラテ3部作で幕明けしたが、新春放送はなく、TBSの特別番組が放送された。 新春に放送したかったと思われるのが80年最後の「女たちの殺人忘年会」。 従来の新春特番マインドを受け継いだスリルが楽しめた。 これ以降、新春特番は企画されず、TBSも他局と同様、ドラマのレギュラー番組を新春に 持ってくることは稀となった。 |