Poem of Rye

君に

君に会えた喜びを
伝えたくて私は
君の未知(みち)行く
花になるわ

季節ごとに違う花で
君の心なごませて
朝に夕に 挨拶するわ


気付かない風のきまぐれや
泪の雨の日々も
見事に咲いて見せるわ

私は君の未知(みち)行く
花になるわ
思い出たち

いくつもの人の顔が
通り過ぎる季節の中で
どれもこれも
優しい思い出の形

どんな時にも
思い出は
美しく蘇り
支えてくれた

時は今
遅すぎる事も無く今
別れと出会いに
心躍らせて
時は今

思い出たちよ
ありがとう


七の風

虹色の空を
わたる風は
小さな命を
天へと誘う(いざなう)
私もいつかその風に
乗って空高く
舞い上がる

虹色の空を
わたる風よ
伝えて欲しいな
出会ったあの人に
私は元気と
あの時のままと...


砂落砂落(サラサラ)

街は変に都会ずらしていたし
流れる時間も早すぎる気がした

いつの間にか
少しずつ変わって行く
取り返しのつかない
時間を背負って

私の愛したフルサトは
見知らぬ人が蠢き合い
半分だけ新しいふり
似合わない季節の中

ほら 指の隙間から
砂落砂落(サラサラ)

乾いた思い出が
ただ落ちて行く


大空の翼

鳥には大空舞う翼がある
下ばかり見つめる私
大空の意味さえ知らない

たとえば人ごみの中
息づいても 蔭ばかり追う私
頭の上に忘れ去られた大空

思い切れ 恐さ捨てて
だけど心は地べたに縋る
土塊(つちくれ)になっていた

時を溯る眠りの中で
大空舞う鳥と出遭った
何故だか少し私に似ていた
幼い頃の私に似ていた

動かない風景

まあるいテーブルに
あなたと私
陽だまりが作る
小さなスポットライト

あなたの人生の
私が最期のパートナー
言葉はもう何もいらない


もしも
無理に言葉を捜すなら
後は「さよなら」を
言うだけの2人


積み木遊び

やりとげることよりも
やりつづけることを
大切に大切に生きて来たのは
やりとげることからの
逃げ道だったのか

うつろなけだるい夏の一日に似て
ぼんやり開けた目には
ゆらゆら蔭ばかり

歩いてる時には
気にもならなかったけど
立ち止まると早すぎる時の流れよ

あせるなよ心よ
明日ですべて終わる訳じゃない
積み木遊び思い出せば
自分の城築く事もあると
心に信じて今はやりつづけよう!


春風

陽差しに春を感じた朝
あなたからの モーニングコール
暖かい色のセーター編み上げ
薄手のシャツにコロンの香り

時計を止めて
ほんの少し
あなたの時間に浸っていたい

コーヒーが沸いたら もう一度
あなたの心を ノックしてみよう

窓ガラスをやさしくたたく
春風に姿を変えて
おとぎ話

気が付くと
独りの部屋
あなたを想い
あなたを待つ私

愛しいほど
いじらしい私
ねえ 教えて
あなたを知る前

何を想い 何を考え
何を信じ生きていたの?
思い出せない
何もかも
あなたと出合ったから

嗚呼 愛も夢も幸せさえも
みんな おとぎ話


踊り子

私は踊り子
あなたの踊り子

明るい朝にはルンバを
寂しい夜にはタンゴを
そして2人で過ごすマンボ

私は踊り子
ゼンマイ踊り子
あなたはその鍵を
無くしてしまった
私はもう踊れない
どんなに素敵な夜でも
忘れ去られた踊り子
ゼンマイ踊り子

それでも私は踊り子

部屋の片隅忘れられた
それでも私は踊り子
青い雲

時計の針が5時を廻る
一人の部屋に 夕暮れ

約束の無い日々は
このごろの私の日課

青い空には白い雲が似合う
夕暮れの空には赤い雲が似合う

淋しい私には きっと青い
雲が似合うだろう

あの青い雲に乗って
あの青い雲に乗って
青い 青い
空に混じってしまいたい

ブラック・コーヒー

ブラックコーヒーはいかがですか?
今日と昨日の狭間にたてた
コーヒーは想いを今日で止めると
祈る気持ちがあるのなら

ご存知ですか言い伝たえ
暗く哀しい想いのすべて
闇色暖かいブラックコーヒーが
全てを受け入れ溶かすでしょう

コトコトコトコトお湯が沸く、あと3分!
午前0時に私は貴方を飲みほせる

hello×3

吹かない風に戸惑った日
君は明日への扉をとざした

キーナンバーを誰にも告げず
静かに心へ帰って行った

意志と時間は出会わない
君は密かに信じてた

光に近い感覚で
あの日あの時あの場所を
信じてた

どうか君よ窓を開け放ち
吹き来る風と光の中で
ためらう心にsay goodbye
そして夢にsay Hello×3

運命++

産まれ変って16過ぎたら
私はあなたを探す旅に出る

約束の無いあの丘へ
夕焼け5時のあの丘へ
私はきっと向かうだろう

あなたは5年前から
待っていてくれるはず

あの時には降らなかった星が
今宵は2人に降り注ぐだろう

confusion

みんな言いたい放題
出来る世の中だから
本当のことってヤツが
みんなそれぞれに違う
みんなで力を合わせて
一つの事に向うなんて
結局 大きな声を
出せるヤツにはかなわない

はじめは小さな狂いが
いつしか大きな流れに
ごく自然に変わってしまう

こんな時どうしたらいいの?
耳をふさいでしまう他に
私はいつしか貝になり
波に翻弄(もまれ)て生きていた

不思議の国のrye

朝もやの中を
駆け抜ける風に似て
爽やかな笑顔で
木々に語りかける

やさしい瞳と 素直な気持ち
憂鬱なだけの朝を
鮮やか色に変える

夢 夢 果てしない夢
不思議 不思議
不思議の国のうさぎ達

今を変える魔法持って
明日に向かって走る風

私の愛しい「rye」