-新・熱血硬派- くにおたちの挽歌

タイトル画面
発売日 1994/04/29
発売元 テクノスジャパン
ジャンル アクション

テクノスの奏でるレクイエム
それはテクノス自身の別れ歌

お勧め度★★☆☆☆
思い入れ★★☆☆☆
テクノス度★★★★★


ばん‐か【×挽歌・×輓歌】

  1. 葬送のとき、柩(ひつぎ)を載せた車をひく人たちがうたう歌。また、人の死を悼んで作る詩歌。哀悼歌。
  2. 万葉集で、雑歌(ぞうか)・相聞(そうもん)とともに三大部立ての一。辞世や人の死に関するものなどを含む。古今集以後の哀傷歌にあたる。
諸行無常、盛者必衰。
どれだけ栄華を極めた者も、永遠にその権勢を振るうことは出来ない。
誰にも滅び、老い、別れは平等に訪れる。
それらは、誕生、成長、出会いと表裏一体だからだ。

我々は幼き日に、くにおとその仲間達と出会った。
彼らと過ごした日々は我々の成長の標でもある。
だが、大人になるということは、何かを失うことでもある。
例え本人が望まなくとも、別れはやってくるのだ。

本作「くにおたちの挽歌」は、テクノスジャパンにおける、くにおシリーズの最後の作品ではない。
この後も僅かだが、くにおシリーズは発売されている。
しかし当時、もはやテクノスジャパンには最盛期の勢いが、そしてくにおにも子供達を夢中にさせる魅力は、無くなっていた。

ゲーム画面

「挽歌」と銘打たれた本作。
くにおの生みの親であるテクノスは、自らとくにおの寿命を悟っていたのではないだろうか。
本作が面白いかどうかは、もはや問題では無い。
セーブ機能も無いとか、単調すぎて一回やると飽きるとか、ろくに連続攻撃も入らないゲームバランスの微妙さとか、初代熱血硬派の方が全然面白いとか、そんなことは、もはやどうでも良いのだ。

シリアスでハードボイルドな本作は、テクノスが、くにおに送った別れの歌だったのだろう。
そして、それが我々にとってはテクノスに対する挽歌となってしまった。

現在もくにおシリーズは、他社からリメイクが製作・発売されている。
だがリメイクはリメイクでしかない。
一度滅びた者は、再び蘇ることは無いのだ。

でも、それで良い。
人々の中に、くにおとテクノスは生き続けているということだから。
それだけくにおが、人々に愛されていたということなのだから。
きっとくにおは、これからも我々の中に生き続け、新しい何かを始めようとするだろう。

ありがとう、くにお。
さようなら、テクノス。



[P.S]

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2006/05/08



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