学校であった怖い話
| 発売日 |
1995/08/04 |
| 発売元 |
バンプレスト |
| ジャンル |
サウンドノベル |
本当に怖いです
なぜバンプレスト?
| お勧め度 | ★★★★☆ |
| 思い入れ | ★★★★☆ |
| バンプレス度 | ☆☆☆☆☆ |
分かり易い本作のタイトル、実に的を得ていると言わざるを得ません。
まず、「学校であった」の部分。
これは、そのままです。
サウンドノベルゲーム(弟切草参照)である本作の舞台は、高校です。
そして、「怖い話」の部分。
これも、そのままです。
このゲーム、本当に怖いんです。
「たかがゲームで、そんなに怖いわけ無いじゃん」 とおっしゃるそこの貴方!
いいでしょう。
あまり有名では無い本作、たまには真面目に紹介いたしましょう。
主人公は、舞台となる高校の新人新聞部員の男子生徒。
校内新聞で怪談特集を組むこととなり、7人の生徒達から、彼らが実際に体験した怪談を一人でインタビューすることになりました。
放課後の学校の、とある部屋に集まった6人の生徒達と主人公。
約束の時間になってもまだ一人来ないまま、主人公は学校であった怪談を聞き始めることにしました。
というのが、物語の導入部分です。
ゲームの中で、主人公は一人称で語られていきます。
つまり、プレイヤー=主人公となるわけです。(尤もこれは他のサウンドノベルでも同様ですが。)
このゲームの内容は、6人の生徒から、主人公が怪談を聞く、というものです。
ポイントとなるのは、他のサウンドノベルのように、主人公自身が何かを体験していくのではなく、主人公は他人の体験談を聞く立場になる、というところです。
ですから、プレイヤーに迫られる選択肢は、他人の話を聞く中での、あいづちの類です。
実際に主人公が何か行動をとるわけではないので、ゲームの中とは言え、危険な目にも会いません。
6人の生徒達は、それぞれ違ったタイプのキャラクターの持ち主です。
太った奴、いかにも根暗そうな奴、不良っぽい奴、明るい女の子、お調子者、などです。
どういった順番で彼らの話を聞くかによって、プレイする度に彼らの話す怪談は変わっていきます。
そして基本的に、話す順番が後になればなるほど、その内容は怖くなっていきます。
そして、6人の話を聞き終えたとき、このゲームはあるトリックを駆使して、主人公(プレイヤー)を恐怖に陥れます。
主人公はゲームの中で、新聞のネタの為に怪談を聞くだけの、第三者のはずでした。
それが、怪談を聞いているうちに、その場自体が、恐怖の体験をする場になっているのです。
主人公はいつの間にか、本当に怪談の主人公になってしまいます。
過去形だった文章が、プレイヤーも気付かない間に、現在進行形に変わっているのです。
人の話を聞くだけなら、主人公に命の危険は無かったはずなのに、ゲームの終盤では、本当に命に危険が迫ることになります。
このトリックが、プレイヤーを惑わせ、本当に怪談の中に巻き込まれたような錯覚をさせてしまいます。
そう、このゲームは、日本で昔から行われていた、百物語をモチーフにしたのでしょう。
人々が夜中に集まって輪になり、蝋燭を百本用意します。
一話終わるごとに、蝋燭を一本づつ消していきます。
そして、百本の蝋燭が消され、部屋が暗闇に包まれたとき、その場に怪異が起こるのです。
さて、私の話はここでお終しまいです…。
それではまた一つ蝋燭を消しましょう。
百本のスーファミソフトをレビューして、百本目の蝋燭が消えたとき、一体何が起こるのでしょうか…。
フフフ、それは誰にも分かりません。
それでは、またお会いしましょう…
[P.S.]
本作はプレステでリメイクされています。興味を持った方は、是非そちらでどうぞ。
2006/05/30 大手町に深夜1人
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