半熟英雄

タイトル画面
発売日 1992/12/19
発売元 スクウェア
ジャンル シミュレーションRPG

スクウェアの息抜き的作品
笑いのセンスは、人それぞれ

お勧め度★★★☆☆
思い入れ★★☆☆☆
ギャグ度★★★☆☆


「一年中大真面目にRPGばかり作っている会社」
「頭が固がくて、ちょっとオタクっぽい」
それが、スクウェアという会社に対して私が抱くイメージである(尤も、今はスクウェア・エニックスとなってしまったわけだが)。

そんなスクウェアがハメを外し気味で作ったシミュレーションRPGが、半熟英雄である。
本作はシリーズでリリースされており、一作目はファミコンから登場した。
そして本作の後も実に緩慢なペースで発売され続けており、最新作はPS2から2005年に発売されている。

さて、その内容であるが、「伝説のオウガバトル」のような、マップクリア型のタクティカルシミュレーション。
主人公や配下の将軍を部隊編成し、砦を奪取したりしながらマップを進軍し、敵大将を倒せばステージクリアとなる。

ストーリー部分に関しては下の画像のように劇中劇のような演出で、展開されていく。

ゲーム画面

劇中劇なので、画像のように「ゲームをしているみなさま」といった、いわゆるメタフィクション的表現が用いられたりもする。

ここで問題として取り上げたいのは、このメタ表現ではない。
こういった演出の数々が、このゲームのギャグ要素として積み重ねられていると言うことだ。
つまり本作はシミュレーションゲームであると同時に、ギャグゲームであるということだ。
そして本作のギャグこそが問題なのである。

結論から言わせて頂く。
本作を面白いと感じるか否かは、本作のギャグにプレイヤーが笑えるか否かに拠る。
特徴的なシステムである、エッグモンスターという多種多様で個性的な召喚魔獣たちも、その本質はギャグで構成されている。

もし、これらのギャグがプレイヤーにとって面白いと感じられなかったら、本作のゲーム性やシステムの優秀さは台無しとなるだろう。
本作のようにギャグをベースとしたゲームは、実は物凄くハイリスクなゲームなのではなかろうか。
そして、スクウェアがそんなギャンブルに打って出たという事実は、称えるべきであろう。

ゲーム画面

ただし、ここからは極めて私見として述べたい。
私は本作を子供の頃にプレイしたが、あまり印象に残っていない。
クリアこそしたものの、とりたてて面白いとは思わなかった。

これに関しては、もう仕方が無いとしか言い様が無い。
私には、本作のギャグセンスを貶める気は毛頭無いし、それは本作のギャグを面白いと評価される方についても、同様である。
だって、笑いのツボやセンスは人それぞれだもの!

だから、今年の正月に11年振りに放送された、私の超楽しみにしていたTV番組、「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」が、歳の離れた未成年の知り合いに、「下らない」と興味を示されなかったことも、全然気にしてはいない。
日テレの某人気お笑い番組の方がよっぽど面白い、などという屈辱的な意見にも、全く動じないわけである。

1989年から1996年にかけて19回も放送された、一部の熱狂的支持を集めた「お笑いウルトラクイズ」では、若手芸人達が、粉や粘着物にまみれ裸で宙に打ち上げられ海に沈められレスラーに引っ叩かれワニに襲われ米兵に爆撃され女王様に虐められ、そのリアクションを競った。

ゲーム画面

そして彼らの勇姿に、幼少(?)の私は腹を抱えて笑ったものである。
そして待ちに待って復活した、同番組の相も変らぬ馬鹿馬鹿しいまでの面白さに、大人になった私は安堵感と幸福感に包まれたのである。

それなのに最近の女子供は、ろくに体を張ったリアクションも取れない小奇麗なアイドル芸人や、テレビ番組に操られ視聴者に媚びたようなネタ芸人にうつつを抜かし、お笑いブームなどと持て囃している。
そしてそんな芸人を寄せ集めた、何のスリルもプライドも無いお笑い番組を見てキャーキャー言っている始末である。

実にけしからん!
などとも、全然思わないのである。


    [参考]
    ブログ 「レトロな時間」
    http://retro.2.dtiblog.com/blog-category-5.html

2007/1/27



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