RPGツクール2

タイトル画面
発売日 1996/1/31
発売元 アスキー
ジャンル RPG作成シミュレーション

前作と大差なし
作る気力もなし

お勧め度★★☆☆☆
思い入れ★★★★☆
ツクール度★★★☆☆


RPGを自由に作るゲーム、RPGツクールの第2弾である。
本作は、前作からあまり大した進化を遂げていない。
グラフィックや作成環境が改善点だけと言って良いだろう。
もっとも、本作はゲーム作成ソフトなので、その改善だけでも充分な気もするが。

私は前作で、友人と壮大なRPGの共同製作を試み、挫折した
そしてその後に、本作と出会った訳である。

もう真面目にRPGを作る気力は、我々には無かった。
本作は、相変わらず用意されているグラフィックが少ない。
文字の入力も面倒くさい。

しかし、前作で遊んだある程度のノウハウはあり、ソフトも手元にある。
やろうとすれば何でも作れそうである。
我々は余り気が乗らないながらも、暇つぶし程度に再びRPGを作るためにコントローラーを手にした。
そして今回は、既に完成していた、ある壮大な自作の物語を原作に用いることにした。

ゲーム画面

高校の教室の座席において、友人三人で隣り合わせて固まった時期があった。
我々は授業中の暇つぶしに、ある遊びを始めたのである。

ルーズリーフに1,2行で物語を書き出し、それを隣の友人に渡す。
渡された者は、その文章の続きを思いつくままに適当に書き、次の者に渡す。
これを延々と繰り返す訳である。
前の文章に対する突っ込みもよし、全く場面を展開させてもよし、乗っかって悪ふざけをするもよし。

その物語の題名は「ポコチン伝」
主人公「ポコチン」の成長と冒険、仲間との出会いと別れを描いた、一大クソ叙事詩である。
駄文で延々と支離滅裂に綴られた物語は、全七十七章にも及んだ。(1行しかない章もある)

その内容たるや最低である。
まさにクズのような文章である。
支離滅裂で下品で、文体もいい加減で、表現やシーンも何かのパクリばかり。

今手にとって見ると、とても読めたものでは無い。
いや、当時ですら読めたものではなかった。
それをRPGにしようとしたのである。

当然すぐに止めた
第一章も作らないうちに、飽きた。

そしてSFCの「RPGツクール2」は我々の前から姿を消した。
数年後、私の部屋の押入れから、本作が発見された。
埃と、既に乾燥した猫のゲロを被ったそのソフトに、もはやそれ自身が持っていたはずの創造性や可能性は、微塵も感じられなかった。

2006/10/19



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