寺伝によれば、天暦5年(951年)に興福寺の僧一和(いちわ)によって開基されたといわれており、鎌倉時代後期の林阿上人によって中興されましたが、慶長19年(1614年)に建物、古文書を焼失しました。
極楽寺 天得さん
寺伝によると、今から約700年前、佐田村に隠れ住んできた北面の武士で十河図書行光という人が、金剛山に分け入り狩りをしていたところ、この日はまったく獲物がなかった。夕方になって、一頭の鹿を見つけ、矢を放とうとしたところ、鹿を見失ってしまった。そこへ一人の行者があらわれ、命の尊さ、仏の教えの尊いことを教え、如来の姿を描いた一巻の巻き物を与えて姿を消しました。行光は驚き目をあげると、はるか西方の雲の上に行者の姿を見つけ感激し、拝むと鉦が落ちており(拝む時にたたく金)、行光は不思議な出来事に感激して頭をそって出家し、授かった巻き物をまつりました。
この仏様を天得如来といいます。それから20年後、夢のおつげを受けた行光は天得如来を極楽寺にまつりました。その後吐田(はんだ)越前守は筒井順慶との戦いに破れ、極楽寺に火を放ち自害しましたが、幸いなことに天得さまは大切に守られ、今に伝えられています。
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