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天然酵母と一口で言っても様々な起こし方があります。 一番簡単なのは干しぶどうを使うやり方ですが、他にも小麦粉、冷やご飯、松の新芽、ローリエの若葉、残り物のジャム、コーンやオートミール、ジャガイモ、野菜、果物、ドライフルーツ、ビールと材料をあげてゆけば無数にあります。 また同じ材料で、同じ気温で起こそうとしてもその家の空気の中に含まれる酵母の性質によってうまく起きたり起きなかったりします。 更にいえば季節や、その日の天気にも左右されます。 酵母はまさしくその家庭の味。 たとえば我が家はいくらやってもビール酵母や、小麦粉による酵母がうまく起きた試しがありません。 逆に干しぶどうや、玄米酵母は容器を煮沸消毒しなくても簡単に起きます。 本を読むたび、人から聞くたび私も新しいやり方に挑戦してきました。 家の中は酵母の残骸に満ちた瓶がごろごろしています。 起こし損なった酵母はやがてお酢になり、瓶のふたを開けると鼻を突くとんでもないにおいがするので、捨てずに放置したまま。 以下にあげる酵母の起こし方は私が数限りない失敗を繰り返しつつたどり着いた「やっぱりこれが簡単だ」という酵母のリストです。 納豆を常食する台所で、冷蔵庫にぬか床が入っているにもかかわらずそれらの酵母に負けずに生き残る、元気な天然酵母のリストです。 |
<特にリンゴのシーズンに簡単に出来ます> リンゴ、柿、ラフランス,梨などの果物の芯を捨てずに、ガラス瓶に入れてそこに水を足して密閉。 毎日芯がでるたびに瓶の中にそれを足してゆく。 瓶は部屋の中のやや暖か目の所に置いておけば、およそ1週間でぶつぶついい出す。そうしたら酵母のできあがり。もっと早く作りたいときは、砂糖か蜂蜜をお匙1杯分足す。 これは本当に簡単。私は他の酵母が中途半端に余ってしまったときに、その酵母液に上記の物を足して新たな酵母にします。一番発酵力があるのはリンゴ。 瓶は勿論使う前に熱湯消毒すること。 |
| 干しぶどう酵母
<初心者にはこれが一番簡単でしょう。> |
| イチゴ酵母 <イチゴが安いときに作ります。> 旬の時期のイチゴを軽く洗って好きなだけ(痛んだところは取り除く)。 蜂蜜か黒砂糖スプーン一杯か二杯 水かぬるま湯をイチゴが浮かぶくらいの量 以上を熱湯消毒したガラス瓶に入れる。後はぶどう酵母と同じ。イチゴは色が抜けて白っぽくなります。 できあがりは甘いイチゴの香り。パンにも同じ香りが移ります。 私はベーグルを焼くときによく使います。 お菓子感覚のベーグルに仕上がります。 |
| ヨモギ酵母 <春先の酵母です。> ヨモギの新芽を両手いっぱい積んで軽く水洗いする 蜂蜜か黒砂糖をスプーン一杯か二杯 水かぬるま湯をヨモギが隠れるくらいの量 後はイチゴ酵母と同じ。酵母液はかすかにヨモギの香りがします。 でもできあがったパンにはヨモギの香りがあまりしないのでヨモギパンにするならパン生地にヨモギを入れる必要あり |
| 玄米酵母 <丈夫で長持ちする酵母です。> 玄米一カップをひたひたの水につける。 3,4日すると2ミリくらい芽が伸びる。それまでの間まめに水を取り替えること。 これをきちんとしないとすぐに水が腐る。 寒いときは一日一回でもいいけど、暖かくなったら何回でも変えた方がいい。 発芽玄米と、蜂蜜一カップ、水5カップをミキサーで砕く。 これを熱湯消毒したガラス瓶に入れて数日おく。後はほかの酵母と同じ。 使ったらぬるま湯と蜂蜜を少し足せば冷蔵庫でかなり長いこと持つ。 |
| 夏みかんの皮の酵母 <たまたまできてしまった酵母です。> 無農薬、あるいは減農薬栽培の夏みかんの皮2個分を数日太陽の下で乾かす。 カラカラになったら軽く水で洗って、熱湯消毒したガラス瓶に入れてぬるま湯につける。 この時、残り物のグラニュー糖を大さじ5杯加える。 数日ほっぽっておくとぷつぷつと泡が立ってくる。 ふたを開けると甘い柑橘類の香りがして少しアルコール臭がすればできあがり。 この酵母で焼いたパンはミカンの香りがする。 |
| 干し杏の酵母 <発酵が大変よい酵母です> 基本的な方法は干しぶどうと同じ。ただこれは発酵期間が短いので一番勢いの良いときに使うこと。それと、発酵に使った杏はそのままパン種に混ぜると、何とも甘い香りのするパンに仕上がるし、中はふわふわ外はかりかりのパンが出来ます。 |
| 基本的な天然酵母の起こし方 |
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| サツマイモパン |
| ヨモギパン |
| 時間のあるときにダッチオーブンで焼くパン |
| コーンブレッド |
| パンに混ぜるもの |
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