高校を卒業するための関連用語集

単 位

履 修

修 得

必履修科目

教務規定

2学期制

転入学と編入学

教育課程



単位とは

 学習する授業の量と考えればいいでしょう。1単位は1コマ50分(定時制の場合は45分か50分)の授業を1年間(「学習指導要領」によれば35週相当)受けることです。2学期制の場合、半期で完結する授業なら、単位は週あたりの授業数の半分です。

 例:「体育」の授業が週2時間あるとすると、その単位数は2単位です。  
 例:前期で終了する「世界史A」が週4時間あるとすると、その単位数は2単位です。


履修とは

 履修とは、その科目の授業の出席が一定の水準を満たしたと認められた場合、履修が認められたということになります。一定の水準ということですが、言いかえれば、授業にどれだけ出席したかということです。

 どこの高校も教務規定で基準を設定しています。基準の時間数以上欠席すれば履修不認定となります。

〔履修認定の基準は、次のようなものです〕

  • 出席が「法定時数」(1単位を35週として計算)の5分の4以上であること。
    この例では、2単位の科目で欠席時数が14時間以下の場合、履修が認められます。
  • 出席が「実時数」(実際に授業が行われた時間数)の5分の4以上であること。
※一般的に「実時数」は「法定時数」より数が少ないので、「実時数」で計算する方が「法定時数」で計算するよりも厳しい規定です。


修得とは

 修得とは、履修が認定された上に成績が良好であるとき修得が認められます。つまり出席が良好で、成績が5段階評価で2以上(10段階評価なら3以上)であれば修得が認められたということになります。

 成績(評価)のもとになるのは、定期考査の点数、提出物、授業態度などですが、ほとんど定期考査の点数で決まるといって良いでしょう(学習の評価をもっと多角的に見ようという学校もありますが)。


必履修科目とは

 卒業するまでに必ず履修しなければならない科目です。履修ですから修得する必要はありません。
履修する単位数は原則として標準単位数を下回ることができません。


教科必履修科目〔標準単位数〕
国語国語T〔4〕 
数学数学T〔4〕 
理科@総合理科〔4〕@〜Dから2科目
A物理TA〔2〕または物理TB〔4〕
B化学TA〔2〕または化学TB〔4〕
C生物TA〔2〕または生物TB〔4〕
D地学TA〔2〕または地学TB〔4〕
保健体育体育〔7〜9〕および保健〔2〕全日制普通科の体育は
9単位以上
地歴@世界史A〔2〕または世界史B〔4〕@と、
AかBのうち1科目
A日本史A〔2〕または日本史B〔4〕
B地理A〔2〕または地理B〔4〕
公民@現代社会〔4〕 @またはA
A政治経済〔2〕および倫理〔2〕
芸術 @音楽T〔2〕 @〜Cから1科目
ただし、普通科は3単位
A美術T〔2〕
B書道T〔2〕
C工芸T〔2〕
家庭@家庭一般〔4〕 @〜Bから1科目
A生活一般〔4〕
B生活技術〔4〕


教務規定とは

 法令や学習指導要領に基づいて次のようなことを学校独自で規定しているものです。

 評価の方法/単位の認定/進級や卒業の条件/転入学・編入学について/休学・留学について


2学期制(2期制)

 1年を前期(4月1日〜9月30日)と後期(10月1日〜3月30日)に分けます。単位制高校は2学期制をとっています。2学期制では単位の認定を半年ごとに行うことが可能です。また、単位制高校の場合、前期卒業や後期入学を実施している学校があります。

 学年制の学校でも2学期制をとっている学校もあります。2学期制をとる最大の理由は授業時間を増やすためだと言われています。ただし、2学期制をとっている学校が元の3学期制に戻している例もあります。

 理由はいくつかありますが、私が聞いた話では、@日本の四季に2学期制は合わない。7月20日ごろまで授業が入るわけですから、生徒も教師も夏のクソ暑さでグッタリしてしまう。A特に前期、夏休みが間に入るため中間考査と期末考査の間があきすぎる、というものです。


転入学と編入学

 転入学は高校に在籍している生徒が他の学校に学校に移籍することです。ですから転入学の時期は年度の途中ということもあり得ます。それに対して編入学は前の高校を中退した生徒が新たに学校に入学することです。そのため、編入学の時期は年度のはじめに限られます(海外からの帰国者の子ども等の受け入れについては編入学の時期を含めて弾力的に考えようという流れはあります)。

※転入学の手続きですが、転校先の学校へ次の書類が送られます。

  1. 「転学照会」(こういう事情で転校したい生徒がいるので、転入学の試験を受けさせてもらえますか、という照会状)
  2. 「在学証明書」(転入学は高校に在籍していることが条件)。
  3. 「単位修得成績証明書」(どんな科目を何単位とったのか、またその成績についての証明書)
 この書類を転入先の学校が審査し、転入学試験を受けさせるかを決めます。
 これが転入学試験を受けるまでの手続きです。

 しかし上に書いたようなことはマレで、ほとんどの場合、書類が届く前に受け入れ可能かどうかの問い合わせが転入先の学校にあります。私は転入学の係をしていますが、問い合わせをしてくるのは学校の先生ではなく、ほとんどが生徒本人かその親御さんです。

※編入学の場合は、以前在籍していた学校から「単位修得成績証明書」を取り寄せ、編入学したい学校で手続きを行います。

 編入学・転入学のどちらにしても、全日制→全日制というのはごくマレ(非常に難しい、特に編入学は、非常に、ものすごく、たいへん難しい)といえるでしょう。全日制→定時制・通信制・単位制がほとんどです。


教育課程とは

 カリキュラムとも呼ばれます。その学校に入学した生徒が卒業するまでにどんな科目を何年生で学習するのかを示したものです。