■ 地縄張りって何?

いよいよ地縄張りです。ところで地縄張りって何?
地縄張りとは、敷地の中に建てる家の外形に沿って縄(実際にはビニールの紐など)を張り、敷地境界からの壁の距離を確認したり、給排水経路などの確認などを行なうことです。実際に工事に入る前に現場で確認しておかなければならないことは、すべてこの段階で確認します。
■ 地縄張り

現場に朝10時ぴったりに到着すると、既に設計士さん、工事監督さん、営業さん2名が到着していました。また、仮設用の水道工事をしているところでした。敷地の雑草はきれいに刈り取られており、ビニール紐が細い杭に張られていました。
まだ始まったばかりという感じです。ねこちパパは、木下工務店の「木造住宅施工の実務手順」という本を読んで行きましたので、頭の中では既に仮設工事は終わり、GL杭の設定や側溝の養生も済んでいるものと思っていました。実際にはそうした作業はまだ進行中のようです。それと詳しい工程表をここでもらえると思っていたら、まだ少々先とのことでちょっと残念でした。
まずは工事監督さんへのご挨拶。良く見ると現地説明会のときにお会いした方でした。「ベテランさん」とのことで安心です。ただ、役職が上のぶん忙しいのではないかと少々心配もしてしまいます。続いて設計士さんから、図面をもとに敷地の概要説明などを受けます。そして地縄についての説明。
■ 敷地境界と地縄の距離の確認

まずは、北側の敷地境界と地縄の距離の確認です。本当はもっと北側に家を寄せて建てたかったのですが、ねこちパパの家の場合、北側斜線がきびしく設計上800ミリが精一杯でした。メジャーで敷地境界からの距離を測定します。
北側にブロック塀がありますが、北側アパートとの境界はこの塀の南側の面ではなく、塀の中にあります。それも西側は塀の中央部に境界があり、お隣の敷地にある東側は塀の南側の面に境界があります。ですから上から見ると境界線は塀の中を斜めに走っていることになります。土地を購入される場合、境界線については後々トラブルにならないよう良く確認しておくことをお勧めします。都内では数センチ違っても大変な額になります。
西側ではブロック塀の厚みの半分を足して地縄までの距離800ミリを確認。敷地の東の方はその分やや塀の面からの距離は短くなります。こちらも確認しました。次は東側の敷地境界と地縄の距離の確認です。こちらは北の方で650ミリを確認です。南の端でも600ミリ以上取れていることを確認しました。
■ 民法の規定は?
民法上の規定では基本的に隣家と壁の距離は最低500ミリはあけないといけないということになっています。例外があったり、解釈が違ったり、了解をもらえばOKなどいろいろあります。離しておけば、火事のときに延焼しにくいとか、隣の物音が聞こえにくいなどの利点があります。小さなところでは隣地境界との距離をあまり取らずに建ててしまうケースもあるようですが、大手のハウスメーカーでは、基本的に建築基準法や民法に違反する内容では建ててもらえないです。(といっても欠陥住宅は別ですが・・・)
■ 道路と地縄までの距離の確認

次は道路と地縄までの距離の確認です。ねこちパパの家は南西角地ですので、北側と東側の隣地境界からの距離を取ると、建物の形を入れれば南と西の境界からの距離は自動的に決まります。
設計士さんに聞いたところ、トランシットを使い対角寸法を測って南と西の角のポイントを出した、という説明でした。家に帰って木下の「木造住宅施工の実務手順書」をよく読んだらちゃんと出ていました。
■ レベル測定器
トランシットとは何でしょうか? ねこちパパも知らなかったので設計士さんに聞いたら似たようなものを出してきてくれました。監督さんによれば、レベル(測定器)と呼ぶとのこと。

ポールなどに印をつけて、離れたところからレベル測定器を覗くと、望遠鏡のように印が拡大されて見えます。これで水平が取れますので距離を測れるという訳です。角度目盛もついているので、90度回せば直角方向に測ることもできます。勉強になりました。
■ おうちの配置を考える
西側の距離はやや狭く300ミリほどです。また南側は1900ミリ弱でした。南側は将来車を停めることも考えられるので、できるだけ距離が欲しかったのですが、壁面からでも1800ミリ以上は楽に取れるようなので一安心です。車庫証明を取るにも車の幅以上の距離は必要ですから将来を良く考えて配置を考えないといけません。
■ 境界杭の確認

境界杭の確認ですが、上記の敷地境界との確認と合わせ確認を行ないました。境界杭がなくなっていると大変です。隣家とトラブルになることもあります。また勝手に引っこ抜いたりすると処罰されることもあるようです。