■ 水先案内人さんの「基礎・構造のチェック」
今回、「住まいの水先案内人さん」(正確には、一級建築士事務所(有)ADS計画研究所の堀さん)で「基礎・構造のチェック」を受けています。マニュアルも既に届いています。こういうときに相談しなければ!と思い電話することにしました。東京から兵庫ですから電話代は少々かかりますが、それだけの価値はあるはずです。
■ 懇切丁寧なプロの解説
以下実況中継風にお伝えします。
ねこちパパ : 「割栗石でなく砕石を敷くと言っています。公庫の仕様書では、地盤が良好な時のみ砕石にできると記述されています。公庫仕様に違反しているのではないでしょうか?」
堀さん : 「現実には今の時代は砕石地業が一般的です。公庫の仕様は歴史的なものを引きずっています。公庫仕様の割栗地業の記述は、その昔、個人の住宅には基礎に鉄筋も入っていない、地盤改良もやらない時代の記述がそのまま残っているのです。」
ねこちパパ : 「それでは今回割栗石にしてもらわなくても大丈夫でしょうか?」
堀さん : 「ねこちパパさんの場合、きちんと柱状改良工事も行なっており、砕石でもきちんとした施工であればまず問題ありません。」
ねこちパパ : 「それでも砕石より割栗の方が良いでは? お願いベースで頼んでみる意味はありますか?」
堀さん : 「どちらが良いかと言われれば確かに割栗の方が良いとは言えると思います。しかし、どの程度の効果があるのか疑問です。割栗石は現在手に入りにくくなっており価格も高いと思います。そこまでやる意味があるかどうか判断は難しいと思います。」
ねこちパパ : 「次は基礎の型枠です。木枠でやると言っていますが、木枠より鉄枠の方が良いのでしょうか? 木枠で打って表面が荒くなってしまった、という写真をホームページで見かけて心配しています。」
堀さん : 「あーそれはですね、木枠をかなり使いまわした場合にそうなってしまうケースが出てきます。木枠の場合、一度使った後にバールでこじ開けたりします。その時の傷や前のコンクリートのカスが木枠の表面についていたりすると、はずしたときにボロボロの基礎が出来上がってしまいます。」
ねこちパパ : 「なるほど。それでは鉄枠にしてもらったほうが良いのでしょうか?」
堀さん : 「鉄枠にこだわる必要は無いと思います。木枠でも使いまわしがひどくなければ大丈夫です。鉄枠や新品の木枠でやって欲しいと要求するのは難しいように思います。」
ねこちパパ : 「大変ありがとうございました。安心しました!」
■ 第三者のアドバイス
いや〜、安心しました! 第三者に相談できるというのは素晴らしいことです。同じことを監督さんから説明されていたとしても、やはり疑いの目で見てしまったでしょう。中立の第三者の意見というのは大切です。
また、素人判断の怖さということもあると思います。相談せずに自分の思いこみだけで無理に工事をしてもらうようなことになれば、メーカーに無用の負担をかけることになりますし、無茶な客だということで心証も悪くなるでしょう。どちらの側にとっても良いことはひとつもありません。
ねこちパパ、できるだけ良い施工をしてもらいたい、とは思いますが、無茶な要求をする嫌な客にはなりたくはありませんし、余計なことでゴネるつもりも全くありません。
しかし何が無茶な要求で、何が余計なことなのか、素人には簡単には分かりません。分からないにもかかわらず、施工のあら探しをして、メーカーとの信頼関係を壊してしまったという話しを読んだこともあります。やはりこういうときは、信頼のおける第三者にアドバイスしてもらうのが一番良いと思います。