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ねこちパパのマイホーム日記 ★★★ 鉄筋の組みたて(径、ピッチ) ★★★

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■ いよいよ鉄筋の組み立て

2日ほど続いた雨もあがり、いよいよ鉄筋の組み立てに入りました。作業に入ったという監督さんからの連絡を受けてさっそく早朝のチェックです。

■ 度肝を抜かれた鉄筋の量

びっしり組まれた鉄筋

現場に到着して、まず鉄筋の量に度肝を抜かれました。黒々としています。まるで鉄骨造りの建物の現場のよう。いろいろなホームページを見てきましたが、木造2階建てとしては、ものすごい鉄筋のような気がしてきます。

■ 石の家?木の家?

鉄骨造りの家はそれだけ重量もありますので、頑丈な基礎を打たないともたないという事情があります。鉄骨系の家の鉄筋や基礎がしっかりしているのはむしろ当然なのです。鉄骨造りの家の場合、外壁材にも重いものを使用することが多く、地震の力をまともに受けます。

それにしては甘い基礎を打っている現場、地盤の確認が甘い現場もあるようですので、ご注意ください。家が重ければその分基礎も頑丈に作らねばならず、基礎が重ければ当然地盤もさらにしっかりとしていなければならない、という風に、すべては繋がっています。

しかし、こちらはなにせ木造の2階建てです。屋根も瓦ではないので重い家ではありません。「できるだけ重い家にしたくない」ということで、屋根はコロニアル、外壁はモルタルではなくサイディングにしてあります。

家というと、「3匹のこぶた」が思い出される人も多いと思います。しかし、地震の多い日本でレンガや石の家ではなく木の家が作られてきたのにはそれなりの訳があると、ねこちパパは思っています。

鉄骨系のおうち造りをされる方は、ねこちパパ以上に基礎や地盤のチェックを厳しくすることをお勧めします。なお、このサイトで言っている「公庫仕様書」とは、あくまで2×4用のものに関してのことです。鉄骨の方は鉄骨用の公庫仕様書をもとにチェックされることをお勧めします。また軸組み工法には軸組み用の仕様書が別にありますので、混同されないようご注意ください。

■ さっそくチェック

鉄筋の組み立てはまだこれで完成したわけではありませんが、さっそくチェックに入らせてもらいます。

■ 鉄筋材料

まずは公庫仕様書の記述からまいりましょう。公庫仕様書の記述は以下のとおりです。

3.4.7 鉄筋材料

1. 異形鉄筋及び丸鋼は、JIS G3112(鉄筋コンクリート用棒鋼)又はJIS G3117(鉄筋コンクリート用再生棒鋼)のJIS規格品とし、その種類及び径は特記による。

2. 鉄筋の径(d)は、異形鉄筋では呼び名に用いた数値、丸鋼では径とする。

異形鉄筋

異形鉄筋というのは、鉄筋の表面が波を打っているようにギザギザなっているもので、コンクリートへの絡みが良くなり強度があがるようになっています。丸鋼というのはギザギザのない鉄筋です。今ではすべての部分に、この異形鉄筋が使われているのではないかと思います。確認してみてください。

なお、ミルシートと言って、強度性能試験書のようなものを提出させることもできますが、いかんせんこれは出てきたものを信用するしかなく、チェックができるわけではありません。要はどこまで信用できるかどうかだと思います。

■ 鉄筋の径、ピッチ

公庫仕様書には、布基礎の場合しか具体的な数値は書かれていません。

3.4.2 布基礎

4. 基礎の配筋は、次による。

イ. 立ち上がり部の主筋として径12mm以上の異形鉄筋を、立ち上がり部分の上端及び立ち上がり部分の下部の底盤にそれぞれ1本以上配置し、かつ、補強筋と緊結させる。

ロ. 立ち上がり部の補強筋として、径9mm以上の鉄筋を縦に300mm以下の間隔で配置する。

ハ. 底盤部分の補強筋として径9mm以上の鉄筋を300mm以下の間隔で配置し、底盤の両端部に配置した径9mm以上の鉄筋と緊結させる。

ニ. 換気口を設ける場合は、その周辺に径9mm以上の補強筋を配置する。

べた基礎や基礎ぐいを用いた場合には、「構造計算によるものとし、特記による」ということになっています。

■ 鉄筋の径

13ミリ径の鉄筋

今回の主筋の鉄筋の径は13mmを使用することになっています。また補助筋の径は10mmです。径をものさしで測って確認します。ちなみに単三電池の径はだいたい14mmぐらいあるようです。デジカメで撮影される方はいっしょに持っていくと良いでしょう。

なお、鉄骨造りのおうちの場合には、16mmなどもっと太い鉄筋を使っているものと思われます。しかし、鉄骨造りのおうちには、それだけの鉄筋が必要なのです。基礎も木造の家よりも幅や高さのある頑丈なものが施工される場合が多いと思います。

前にも書きましたが、木造の基礎と単純に比較して、だから「鉄骨の方が良い基礎だ」という結論にならないようにしましょう。営業さんの「うちのほうが頑丈な基礎ですよ」というトークで惑わされてしまうケースもあるのではないか、と思います。工法や上に乗る家が違えば必要な基礎も違いますので、単純に比較できないものなのです。

■ 鉄筋の間隔(ピッチ)

10センチ間隔の鉄筋 

今回驚いたのは鉄筋の間隔です。間隔は200ミリということで理解していたのですが、これは200ミリ以下ということだったのです。一番短いところでは間隔は100ミリしかありません。それ以外の部分も150ミリで組み立てられています。こうなりますと、びっしり敷かれているという感じになってきます。

びっしり組まれた鉄筋

もともとピッチが200ミリ以下という点も木下工務店を選んだ理由のひとつでしたが、ここまでやってくれるとは思いませんでした。他の2×4メーカーは300ミリ間隔ということでしたから。

もちろん、鉄骨造りのように、構造的にそれだけの鉄筋が必要だということではありません。住まいの水先案内人の堀さんによれば、250ミリ間隔でも充分とのことでした。つまり余裕のある造りになっているということです。

ちなみに、鉄筋をたくさん入れると何が良いかというと、引っ張られる力に強いということが期待できます。逆に、たわませる方向の圧縮力については鉄筋は弱いのです。鉄筋コンクリートというのは、引っ張り力には弱いが圧縮力に強いコンクリートと、その逆の性質の鉄筋を組合わせることによって、うまくそれぞれの力に耐えることができるようになっています。

■ 図面上の見方は?

鉄筋については、図面では、「D13@200」などという風に記載されていると思います。D13というのは、径(Diameter)が13mmのものを使用するという意味。@200というのは、間隔(ピッチ)200ミリおきに鉄筋を入れるということを意味しています。

これらの寸法は、矩計図(かなばかり図)という家の断面図のような図面に記載されていると思いますので、まずはチェックしてみてください。

3階建ての場合は、構造計算をしてくれますので、その結果をきちんと確認することをお勧めします。2階建ての場合は、精確な構造計算を行なうことはまずないようです。


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