■ いざ採取!
ミキサー車の出口からバケツで生コンを取るのは、職人さんにお願いして任せたほうが良いと思います。バケツいっぱいに生コンを入れるとかなり重いので、危険もあるかもしれないからです。
バケツをビニールシートの上までえっちらおっちら運んだら、ハンドスコップで軽くかき混ぜます。次に容器の中が汚れていないことを確認した後、ハンドスコップで生コンをすくい、容器の半分の深さぐらいまで1層目を入れます。

次に、突き棒で8回コンクリートを突き、木槌で容器の側面を軽く叩きます。さらに、ハンドスコップで2層目の生コンを容器の縁よりやや上くらいになるように入れます。ここで、1層目に突き棒が1〜2センチくらい入るように均等に8回生コンを突きます。突き終わったら、突いた穴が無くなるように、また木槌で容器を叩きます。後ははみ出た生コンを拭き取って蓋をして終わりです。これを容器3本分繰り返します。

ねこちパパの場合、何台もミキサー車が来ましたので、1台来るごとに試験体1本を取り、合計3台分のミキサー車の生コンを採取しました。
バケツに余った生コンは、了解をもらってポンプ車の生コン受けに流しました。なお、最後に洗う時に洗い終わった水を側溝などに流してしまうと固まって詰まってしまう恐れがあります。土に穴を掘ったりしてとりあえずそこに流すようにしましょう。
生コンを突く回数が8回づつときちんと規定されているのが興味深いです。一応試験ですからね。後は、生コンなんていじったこともなかったので、実際にシャベルでかき回してみたりして、その重さやなんとも言えない感触というかジャリジャリ感というようなものを実感できたのは貴重な経験ができたと思います。
後は家に持ち帰り、日陰で2日間放置してから、宅急便で送付すればOKです。

■ 注意点〜コンクリートは重い!
「そんなことも分からないのか!」と言われそうですが、コンクリートって重いんですね! 現場へは、容器を紙袋に入れて出かけました。問題は帰りです。採取したコンクリートを入れた容器の重いこと!
ねこちパパは、車はおろか自転車も持っていません。重たい紙袋を下げてえっちらおっちら家まで帰ることの大変だったこと! 左右の手で何度も持ち替え、休み休み何とか家まで辿りついたのですが、しばらく両手がパンパンに張ってしまい大変でした。幸い紙袋が丈夫なため破れなかったので何とか家まで辿りつけました。
また、返送する時もコンビニに出しに行くのが大変でした。コンビニで重さを量ってもらったら12キロ近くありました! 運搬手段の無い方はくれぐれもご注意ください。ってそんな人いまどきいないかな?
■ 注意点〜検査日はぴったり28日後?
コンクリートの設計強度は、打ちこみから4週間、28日後の強度を規定しています。ですから、厳密に言えば28日後以外の日の強度は参考値となります。
今回は打ちこみが土曜日でしたので、4週間、28日後ぴったりは11月3日で土曜日となります。この日は試験機関が休日にあたるため破壊試験ができません。前か後ろにずらす必要があります。
1日か2日の違いですが、後でメーカーに提示するなどの必要に迫られた場合など、きっちり28日後であるほうが良いです。この検査を利用される場合、そのことも考えて打ちこみの日を決めるのも良いと思います。その場合は平日に打ちこみをし、4週間後が休日にあたっていないかどうか確認しておくことをお勧めします。添付されてきたマニュアルにはそこまでは書かれていませんでした。誰かにアドバイスをもらったような気もしますが、すっかり忘れていました。
ねこちパパの場合、検査日を前にずらすか後ろにずらすか少々考えましたが、後にずらすことを考えています。万一設計強度が出ていないとき、後の方が一般的には強度が出る傾向にあるので、メーカーにものを言うことができるからです。早く破壊したためにまだ強度が出ていなかった、という言い訳ができにくくなります。
なお、試験日はメールなどで連絡して変更してもらうこともできます。
■ 木下工務店で試験してもらう場合
自分でやるのが面倒な方はお願いしてみてもいいかもしれません。3階建ての場合には、必ず試験をしているとのことです。また、その中身も、強度試験だけではなく、アルカリ骨材反応などもっと細かく検査してくれるとのことでした。1週間強度、28日強度の両方とも試験しているということだったと思います。
今回は、第三者機関に持ちこんでの検査としましたが、木下工務店での検査もけっして全く信用できないというわけではないので、3階建ての方は安心して良いと思います。
■ いつ試験しても良い
一週間後に試験をしても良いのです。本来であれば、一週間後に試験して強度を確かめ、さらに最終的に28日後の強度を確認する必要があります。28日後だけだと、その間に施工がどんどん進んでしまい、基礎のコンクリートの強度に問題があってもやり直しが難しくなってしまいます。
今回の場合、2セット申しこんで、一週間後と28日後と両方試験してもらうこともできました。しかし、木下工務店での施工をある程度信頼もしていますので、28日後の強度を確認することのみに留めました。本当に強度に不安があるということではなく、安心のためというのが主な理由です。
また、自分で強度試験をするということで、不安のある生コンを手配したりすることはなくなるだろう、という効果も期待してのことでした。むしろこちらの方が大きいかもしれません。
■ ベース部と立ち上がり部、両方試験する?
なお、ベース部分と立ち上がり部分など、分けて打つ場合には本当はこれも両方とも試験しないといけません。ねこちパパの場合はベース部分のみ試験することとし、立ち上がり部ではやりませんでした。
もし、どちらかだけを試験するということであれば、打ちこみが先にくるベース部分を試験することをお勧めします。打つ生コンの量もベース部の方が多いと思います。立ち上がり部分は試験しないということを顕わに言わなければ、立ち上がり部にも同じ品質の生コンを使ってくれると期待してもよいかもしれません。
ベース部も立ち上がり部もそれぞれ1週間と28日強度を試験しようとすると、3本×4セットで8万円ほどかかる計算となります。どこまでやるか、よく考えて試験されると良いと思います。ある程度信頼できるところならば、ベース部28日後の試験だけでも安心料としては充分ではないかとねこちパパは思います。