■基礎の型枠外し
ついに基礎の型枠を外す日がやってきました! おうちづくりの中でももっともドキドキする日ではないでしょうか?
■ 型枠を外すまでの期間
さて、型枠はいつはずすべきなのでしょうか? 今回は10月6日にベース部を打ち、10月9日に立ち上がり部を打っています。今日は10月13日ですから、ベース部を打ってからちょうど7日目、立ち上がり部を打ってからでも中4日あります。養生期間があまりにも短いとコンクリートの初期硬度がでないままに次の工程に入ってしまうことになり危険です。

■ 公庫仕様書の記述
公庫仕様書では、コンクリートの養生期間について次のように記載されています。
3.4.11 養生 2. 普通ポルトランドセメントを用いる場合はの型枠の存置 期間は、気温15℃以上の場合は3日間以上、5℃以上 15℃未満の場合は5日間とする。 3. 寒冷期に施工する場合は、気温に応じて適切な養生を行う。 なお、工事監理者がいる場合は、その指示を受ける。
木下工務店の「手順書」には、さらに、「平均気温が0℃の場合、8日間程度」と記載されています。寒冷地の方や冬期に打込みをされる方は養生方法や期間について事前にきちんと確認されることをお勧めします。
また、養生期間が3日必要というとき、打った日を1日目として数え、3日目に型枠を外してしまうところもあるようですが、これだと実際には中2日しか養生期間が取れていません。3日必要との意味は、最低72時間養生しないと初期硬度が出ないとの意味ですから、これだと足りなくなってしまいます。
工事を急ぐ業者の場合、このようないい加減な養生期間しか取っていないところもあるようですので、きちんと確認することをお勧めします。
養生期間が足りずに施工を進めていったときの最大の問題は、基礎のコンクリート強度が出る前に力がかかってしまうことです。特に軸組み工法の場合は上棟までの期間が短く、あっというまに屋根が載ってしまいます。型枠を外したらもう基礎はできあがった、それ行け!とばかりに、急いで土台を乗せてしまう業者さんも多いようですが、こんなことでは強い基礎は作れません。
特に土台を乗せてアンカーボルトを締めつけてしまうと基礎に無理な力がかかってしまいます。こんなことでせっかくの基礎を壊してしまっては元も子もありません。基礎の型枠を外した後も施工を急がず、埋め戻しや水道工事などを進め、ゆっくり過ぎると思われるぐらいでちょうどいいのです。できれば上棟までに1ヶ月をかけるつもりで工期を見ておくと良いと思います。
■ 型枠をはずすのは大変

朝9時に現場へ到着すると、すでに職人さんが作業を始めていました。しかし、作業しているのはひとりだけ! 見ているだけでも大変さが伝わってきます。
まず、型枠を固定している金具などを留めている大量の釘を引き抜かなければなりません。これはきちんと施工をすれば手間がかかるということの見本です。固定金具を適当に減らしてつけるか、まったくつけなければ大幅に手間が省けるはずです。
このような調子なので、30分見ていても一向に型枠が外れそうにありません。土曜日でもあり職人さんをたくさん手配できなかったものと思われます。「まあ気長に行くか」という気分に・・・・。ここはいいチャンスとばかりに、ご近所の探検に散歩に出かけることにしました。
■ ご近所探検
本当は土地探しの時にじっくりやっておくべきことです。最寄駅との間はまあなんとか調べて歩いたのですが、今回は反対側の方向を調査します。別の東急の路線の駅まで歩いてみることにしました。

まずは良さそうな公園を発見! 続いてコンビニも。まわりの様子も分かってきます。やはり歩いてみないことには分からないことがたくさんあります。特に坂は歩いて実感してみなくては分かりません。幸いそんなに勾配の強い坂はほとんどなく平坦なので助かります。

ついでに近所のおうちの外構も参考にさせてもらいます。別の路線の駅まで往復すること30分弱。少々疲れましたが、やはり歩いてみて良かったと思います。「2線3駅利用可」と言えなくもないということも分かりました。
■ 姿を現した基礎

散歩から帰ってくると、大分作業も進み、基礎がどんどん姿を現してきました。監督さんも駆けつけてくれました。さっそく横の部分をチェック。ヒビは小さいものも含めまったく見当たりません。

セルフレベリング剤を敷いた部分の水平もきれいに出ているようです。荒れたような部分、大きくひび割れたような部分はまったく見当たりません。ヒビは後から出てくる場合もあるそうですからまだ分かりませんが、今のところヒビに関しては完璧です。

木枠ということで心配していたコンクリート表面の荒れも、想像していたよりもずっと綺麗でした。また、綺麗過ぎると却って仕上げモルタルの食いつきも良くない、ということなので、あまり気にならなくなっています。水が基礎から流れ出しているところは、わざとスリーブを通して作ってある水抜き用の穴です。これが無いと、これから雨に降られた時に基礎の中にプールのように水が溜まってしまいます。型枠が外されたのでさっそく水抜き穴が機能するようになったという訳です。今までは、コンクリートの初期硬度を出すためにも、基礎が水に浸かっているぐらいでちょうど良かったのですが、これからは床組みに入りますので、湿気は禁物なのです。この水抜き穴は、いずれ最後に塞がれてしまいます。

アンカーボルト、ホールダウンアンカーボルトに関しては、きちんと鉄筋に固定されているため、曲がりも全くありません。完璧です。
しかし、いかんせん作業には時間がかかります。姿を現した部分についてはひと安心ということで、いったん帰宅し、夕方にまた出直すことにしました。
■ 住まいの勉強会
ここで突然、監督さんから、「住まいの勉強会なるものをやっているので来てみませんか?」とのお誘いがありました。ちょうど枠組みを施工中の現場とのこと。以前営業さんに見せてもらった現場では、枠組みの施工に入ったばかりでしたが、こちらでは既に2階の床下合板張りも終わっているとのこと。
以前見た現場はいずれもしっかりと施工されていると思われる現場でしたが、今ではチェックする目が厳しくなっています。施工が進んだ状態の現場を見ておくのも良いと思い、行くことにしました。
現場に行ってみると、そこは目黒の大邸宅! さすがに勉強会に選ばれるおうちは違うなあ、としみじみ。施主の方もご家族で来ているようで、にこやかに監督さんと談笑。小さなおうちであれこれウルサイことを言うねこちパパ、監督さんに申し訳ないような気持ちになってしまいました。
しかし、ねこちパパはどう逆立ちしたってあんな大邸宅が建てられるような資産家ではありません。ただのしがないサラリーマンです。今のおうちづくりに失敗したら家を建て直すことなんてできませんし、他に住むところもありません。こどもや妻、家族との一生がかかっていると言っても過言ではありません。こちらも必死なのです。
さて、さっそく合板や枠組みの木材を見て監督さんから説明を受けます。釘についても簡単にチェック。合板や木材はいずれもスタンプが押してあり、はっきりと等級なども出ています。ツーバイフォーの場合、柱、合板、釘、金物などの規格や等級がきちんと守られるようにできており、手抜きがしにくいという点があるように思います。金物もしっかりと入っています。
写真はさすがに撮れませんが、こちらのお宅では、吹き抜け空間もある広々としたおしゃれなおうちができそうです。
■ 全体チェック

夕方現場に行って全体をチェックしました。外側、内側ともにクラックはまったく発見されませんでした。しかし、ここで問題発覚! 一部分かなり表面が荒れている部分が発見されました!

これが他の部分であればあまり細かいことを言うつもりもなかったのですが、この部分は最後に生コンが少々足りなくなった部分です。果たして所定の強度が出るのかどうか。非常に不安になってしまいました。また、他の部分が完璧なだけに余計にこの部分が目立ちます。
■ 住まいの水先案内人さんのチェック
こういうときもやはりプロの方の目でチェックしてもらえると安心です。結論から先に書くと、「心配のないレベル」とのこと。これで大分安心することができました。しかし、ねこちパパはそれでも心配です。
見た目の問題はまったく気にしないものの、所定の強度が出ているかどうか。これだけはやはりしっかり確認しておきたいとの気持ちがあります。今後のチェックでできれば何かチェックしてみたいと思っています。
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