ねこちパパのマイホーム日記

ねこちパパのマイホーム日記 ★★★ 束を用いない工法、基礎パッキン ★★★

ねこちパパのマイホーム日記 > 束を用いない工法、基礎パッキン

マイホーム購入を計画中の方へ建築日記を公開! © 2001- myhome

■ 束と大引を用いた工法

大引は、土台の間に平行に渡す木材のことを言います。よくある施工は、公庫仕様書にも記載されているように、大引を束を用いて固定する方法です。


4.7.3 大引き、束を用いた床組

 1. 1階床組を大引き、束を用いて構成する場合は、
    次による。

  イ. 土台には寸法形式404、床根太には寸法形式
     204以上、大引きには寸法形式404を用い
     、床根太相互の間隔は500mm以内、大引き
     相互の間隔は1,370mm以内とする。

  ロ. 土台には座金ぼりを行う。

  ハ. 土台と大引きの仕口は、土台を30mm欠き込み
     大入れとし、3本のCN75を斜め打ちする。
     なお、土台と大引きとの仕口を大入れとしない場合
     は、土台と大引きを突き付けとし、3本のCN75
     を斜め打ちしたのち、大引きの両面から根太受け
     金物を用いて取りつける。

  ニ. 大引きの継手は、束の上で相欠き継ぎを行い、両面
     からそれぞれ2本のCN90を平打ちする。

  ホ. 束は、寸法形式404を大引き間隔に準じて入れ、
     大引きより4本のCN75を斜め打ちする。根
     がらみは、寸法形式104を用い、すべての束に
     2本のCN65を平打ちする。

 2. 大引き、束および根がらみは、4.4(防腐・防蟻措置)
    の項の防腐・防蟻措置を講ずる。

根がらみというのは、束石の上に垂直に乗る束木材と大引とを45度の角度で結合するための板のことです。前回、当面は赤い釘と青い釘しか使わないと書きましたが、束を用いる場合、ここの釘打ちはCN65という黄色の釘を使います。

【2002年5月1日追記】読者の方からコメントをいただきました。根がらみとは一般的には束どうしを固定するように横に渡す木のことを指すようです。ありがとうございました!

大入れ、相欠き継ぎなどは仕口や継手の処理ですが、4.3.2で書かれている「継手及び仕口は、突付け又は胴付けとし、乱に配置する。」という記述と矛盾をおこしています。

束を用いて大引を固定する場合は、束の位置や高さをよくチェックすることがお勧めです。束の位置が大引からずれていたり、高さが合わずに大引との間に木片などを詰め込んでいる施工は要注意です。欠陥施工の事例でもかなり多いケースのようです。また、束の剛性も確認しましょう。鋼製の束ならまず安心ですが、素材によっては不安なものもありますので、よく確認することがお勧めです。

■ 束を用いない工法

 

 

ねこちパパの場合、こうした問題を事前に防ぐために、束を使用するのを一切止めてもらっています。大引が乗る部分にも基礎をまわして、この上に乗せるようにしてもらいました。このような基礎を腰間基礎と言うらしいですが、本当でしょうか。

なお、基礎は無筋ではなく、鉄筋入りの基礎としてもらいました。こうした工法もスラブ基礎工法だから簡単に実現できたことです。元が布基礎だったら束を組む方向に流れがちです。

木下工務店の標準施工では、鋼製の束を使用しているようです。標準基礎でも下が鉄筋入りのコンクリートスラブですから、これなら強度も充分ですし、大引との細かい位置調整でき、まず問題はないと考えて良いでしょう。

これが、布基礎ですと、束石を置いたり、そのためのコンクリートを打ったりしますので、強度や位置に対する心配がでてきます。

木下工務店標準の鋼製束でも良かったのですが、ねこちパパが基礎や構造を大切に考えていることをよく分かってくれている設計士さんは、束を止めてすべての土台と大引が基礎のコンクリートの上に乗るようにしてくれました。このように、施主の意向を汲んで満足のいくように設計できるかどうか、という点も設計士としての能力のひとつだと思います。

公庫仕様書には、束を用いない場合の大引の処理についての記述はありません。また、用語の定義が書かれていないので、基礎の上に乗る木材を大引として良いのか、土台と考えたら良いのかも仕様書からはよく分かりません。

■ 基礎パッキン

 

 

基礎パッキン工法は換気孔に比べ、換気量が10〜20%アップします。前にも書きましたが、お勧めの工法です。さっそくチェックしましょう。

コーナー部、土台の継手、それからアンカーボルトのある部分にはすべて必要です。コーナーと土台の継手にはアンカーボルトが必ずあるはずですから、まずそのことを良く確認しましょう。後はアンカーボルトのあるところにすべてあるかどうかチェックすればOKです。

基礎パッキンは、アンカーボルトを刺して設置できるようになっているものが多いと思いますから、まず大丈夫とは思いますが、念のため漏れがないか良くチェックしましょう。残りの部分は1メートル間隔以内で入っていれば大丈夫です。

■ 換気孔は地面からの高さを確認

換気孔の方は、地面からの高さを確認すると良いでしょう。これは基礎のときに確認しておくべきものですね。公庫仕様書には高さは書かれていないようですが、あまり低いと集中豪雨の際などに換気孔から内部に雨水が入りこんでしまう恐れがあります。ときどき、とても低い位置に換気孔がついているのを見かけますが、危険だと思います。このような集中豪雨は数年から十数年に一遍ぐらいしかないので見過ごされがちですが、いちど床下に浸水してしまうと、なかなか水が引かず大変なことになります。役所の浸水被害図があれば参考にしましょう。土地が低くなっている地域では、何年か毎に浸水被害にあっていることが分かります。


前のページ  ねこちパパのマイホーム日記  次のページ