■ 西洋芝フェニックスターフのオーバーシーディング
フェニックスリゾートから届いた資料を参照しながらフェニックスターフのオーバーシーディングについて紹介していきましょう。
■ オーバーシードとは?
簡単に言うと暖地型の芝草の上に、寒地型の芝草の種を撒く作業です。フェニックスターフは、暖地型芝草に分類されますので、冬場は休眠基幹に入る為、寒地型芝草(一年草)の種を播くことで通年を通して緑の芝生を保つことができます。主に利用される寒地型の種子として、「ペレニアル・ライグラス」などがあります。
フェニックスターフは西洋芝ですがティフトン系のシバにあたり、暖地型の芝です。従って寒地型の芝とオーバーシーディングを行うことができます。ねこちパパもゆくゆくは挑戦してみたいと思っています。
■ フェニックスターフのオーバーシード作業と春の更新作業
一般家庭でのオーバーシード作業は、
1 種を播く準備作業・・・散布した種子が発芽しやすい環境を作るため、ベースの暖地型芝草を徐々に低く刈り込む。
2 寒地型芝草(1年草)の種子を散布・・・ライグラスがお勧めです。
3 目砂
4 灌水(発芽するまで)・・・気候・天候によりますが、1週間から10日位で冬芝の芽が出てくると思われます。
・土壌固結・・・夏期には、土壌固結しやすいので、晩夏または初秋のころに通気作業を行うとよい。
オーバーシーディングを行うにあたり、まずフェニックスターフを徐々に低く刈り込んで衰退させます。これは10月頃に行うと良いようです。次に1年草の寒地型芝の種を播きます。後は芽が出て密生するのを待つばかりです。
フェニックスターフの特長のひとつがオーバーシーディングへの適性です。フェニックスターフは矮性のティフトン系の芝ですが、休眠期に葉が巻くような感じで休眠します。従って、後から巻いた寒地型芝の陰に隠れるような形となり美しいターフを形成することができます。
■ 春の更新作業
寒地型芝草から暖地型芝草への切り替えを行うこと。
寒地型芝草をそのまま放置しておくと、ベースの暖地型芝草の発芽に遅れが生じ、健全な育成を犯しかねないため、春の芽吹きを前に、強制的に寒地型芝草を衰退させる作業です。
1 寒地型芝草を低く短く刈り込む
2 寒地型芝草をすく。またはフォークなどで穴をあける。
3 目砂(すいた所や穴をあけたところに軽く)
4 灌水
寒地型芝草が衰退したら、
5 肥料+灌水
オーバーシーディングにおける寒地型芝と暖地型芝の切り替えのことをトランジションと呼びます。春に行う寒地型芝から暖地型芝へのトランジションはスプリングトランジションとも呼ばれます。
フェニックスターフのもうひとつの長所は春の萌芽とその後の成長スピードが速く、スプリングトランジションが容易になることです。高麗芝などの日本芝をベースにオーバーシーディングを行うと、この春のトランジションの時になかなか夏芝の成長が追いつかず見苦しい状態になってしまうことがあります。
フェニックスターフは西洋芝の一種であり、生育は非常に早いものがありますから、寒地型の芝を刈り込んで衰退させた後、肥料をやり成長させることで美しいターフを早く作ることができます。