機材の感想

 ビクセン10cm反射望遠鏡:おすすめ度

  まず第一に、マニュアルが非常に詳しく、分かりやすかった。初歩的なことから、結構

  専門的な事まで網羅されていたが、中学生の知識で全て理解できた。次に反射鏡の

  精度が良く、非常に良く見えた。ただ、赤道儀がポラリス型で精度が悪く、星野写真撮影

  には不向き。今でも、ビクセンは信頼しています。

 ミノルタXG-E:おすすめ度

  世界初(?)の電子測光、電子シャッタータイプの35mm一眼レフカメラ。

  シャッターが軽く月や惑星撮影向き。ただ、私のように星野写真を撮影するとシャッター

  を開けている間ずっと電流が流れるので、あっという間に電池が無くなり、不向き。

 ミノルタ45mmF2レンズ:おすすめ度

  当時、ミノルタで最も安価なレンズ。標準レンズの中では最も暗く、F4まで絞らないと周辺

  星像が良くならないので、星野写真にはあまり向かない。

 ミノルタ200mmF4望遠レンズ:おすすめ度

  私は、通常ガラスを使った200mm望遠レンズの中では、かなり高性能だと思います。

  色収差も少なく、非常にシャープでした。

 ビクセンSP-DX赤道儀:おすすめ度

  GP赤道儀が発売された後に、二軸モータ、三脚、ウェイト等がついて10万円以下で売ら

  れていたのでゲット。ギアの問題だと思いますが、SP-DX赤道儀としてはかなり精度が

  悪く10分の間に30"程前後します。最近赤経モータの調子が悪かったので、赤経側と

  赤緯側のモータとギアを入れ替えたところ、多少良くなったようです。現状、手修正で

  焦点距離500mmのガイドは余裕ですが、1280mmはちょっと気を抜くと星像が流れます。

 ペンタックス75SDHF:おすすめ度

  SDガラスを使い、フラットナーを内蔵した口径75mm、焦点距離500mm(F6.7)の望遠鏡

  です。眼視観測では、正直言って良く見えません。惑星もボケた感じで、模様もはっきり

  しません。焦点内外像も良くないです。しかし星野写真を撮影すると色収差も少なく、

  周辺星像も申し分ありません。私の現在の撮影対象やシステムでは、最適な望遠鏡です。

  作例はこちら

  テストレポートはこちら

  実際の撮影時の構成は下図のとおりで、ビクセン製マルチプレートに75SDHFとガイド鏡

  を接続しています。なおガイド鏡に付属の脚は外して軽量化をはかっています。

 ビクセンVC200L:おすすめ度

  6次非球面鏡を使ったカセングレンタイプの特殊な光学系の望遠鏡です。カタログスペック

  から眼視性能は期待していませんでしたが、惑星観測にも十分に耐えうるシャープさで

  した。焦点内外像も結構きれいです。ただし、部屋から出してすぐはぜんぜん見えません。

  2時間程度外に出し、十分に外気温に慣らさないとだめです。

  写真性能は、直焦点で35mmサイズなら満足できる性能です。レデューサを使用した

  場合は、35mmでも四隅は周辺減光が大きく実用になりません。でも、SP-DX赤道儀

  でレデューサ無しは、精度と時間の両面でガイドが難し過ぎますので、最近は使用頻度

  が高いです。

  作例はこちら

  テストレポートはこちら

  実際の撮影時の構成は下図のとおりで、誠報社製強化鏡筒バンドを使って赤道儀に

  接続しています。また、モーメントを減らすため、ガイド鏡は脚をはずし赤道儀側に接続

  しています。VC200Lは接眼部が重いので、赤道儀のウェイトの横にコンクリートの重り

  (青く見えている物)を接続し、赤緯と赤経の両方のバランスをとれるようにしていますが、

  まだ赤緯側のバランスが悪いです。(VC200Lの接眼部側が重い)

 ペンタックス135mmF3.5望遠レンズ:おすすめ度

  中古で9800円で購入。135mmF2.8が22000円だったのですが、F4程度まで絞って使う

  事になるだろうと考え、これにしました。1段絞れば(F4.8程度)星像もそこそこ良くなり

  ます。しかし、F5.6まで絞っても周辺減光が多いのが気になります。後群のレンズ径が

  小さいのが原因のようです。

 キャノン製EOS Kiss Digital:おすすめ度

  デジタル一眼レフ。レンズキット(18mm-55mm、F3.5-5.6ズームレンズ付き)を実質、

  111,780円の破格値で購入。私は基本的に第1ロット(生産を始めて最初の製品。一般

  に不具合が発生しやすい。)は買わない主義なのですが、これは発売初日に買ってしま

  いました。実は、約1ヶ月前に富士写真のFinePixS2Proを買いに行ったのですが、時間

  が遅くキャッシュディスペンサでお金がおろせず買えませんでした。次の週に買いに行こう

  と思っていたら、その週にキャノンがEOS Kiss Digitalを従来と比べ物にならないくらい

  安い価格で発売すると発表したため、急遽、これを待つことにしました。

  天体写真の実績やノイズの少なさはFinePixS2Proの方が上なのですが、EOS Kiss Digital

  は次の点で優れています。

    ・とにかく安い。

     (私が買った店で、FinePixS2Pro:208,000円-20%、EOS Kiss Digital:ボディのみ118,000円-10%)

    ・軽い。私のように小型の赤道儀を使っていると非常に重要。

     (FinePixS2Pro:760g、EOS Kiss Digital:560g)

    ・多少ばらつきはあるが、Hα光の感度がEOS Kiss Digitalの方が上。

  銀塩に比べ、デジタル一眼レフを使うメリットは次の通りです。

    ・反則不軌が無いため、銀塩より露出時間を短時間にできる。但し、複数回同じ対象

     を撮影し、コンポジットした方が良い。(ずらしながら撮影できればベスト)

    ・撮影結果をすぐに見れるので、ピンぼけ、ガイドエラー、構図のズレ等のミスがその

     場でわかる。

    ・現像料と現像完了までの時間を削減できる。

    ・フィルムをスキャナで読み込む手間が省ける。但し、ノイズの引き算や多数の画像

     をコンポジットする等の処理は増えます。

  銀塩の画像EOS Kiss Digitalの画像の露出時間、解像度、極限等級等を比較すると

  優位性は一目瞭然です。

  2005年9月16日、瀬尾一夫様にお願いしてEOS Kiss DigitalのIRカットフィルタを

  RF2(クリアフィルタ)に交換頂きました。本当は、RF1(UV/IRカットフィルタ)の方が良かった

  のですが、旧Kiss Digital用は在庫切れで、追加作成予定が無いとの事でした。

  今回の改造の目標は、当然Hα天体を明瞭に写すためです。効果は、下記の通り、一目

  瞭然です。でも、E200で撮影したものと比べると、淡いHα天体の写りが劣っているようです。

  Hα天体の写り、カラーバランス、露出時間の全てにおいて、HEUIBフィルタとの組み合わせ

  が、最適なようです。詳細なテスト結果は、こちら

 キャノン製EOS Kiss Digital X:おすすめ度

  2007年3月に、76,800円−1万円キャッシュバックで、実質66,800円で購入。1010万画素で

  低ノイズとなり、更に進化したデジタル一眼レフ。初代EOS Kiss Digitalは、上記の通り、

  天体撮影用に改造したため、一般撮影では色がおかしくなる場合がありました。特に人間の

  顔のRのレベルが255になってしまい、色補正を行っても、顔だけ不自然な色になる場合が

  ありました。それと1万円キャッシュバックに引かれて、購入。

  一般撮影では、液晶が大きくなった、AFの迷いが少なくなった(但し、AFの精度は、あんまり

  変わっていないように感じます)、高感度設定時のノイズが少ない、ちょっと軽くなった、等の

  メリットがあります。

  天体撮影では、ノイズが少なくなった、シャープなレンズを使用した場合に解像度が上がる

  (焦点距離が約1.3倍伸びたものに相当)等のメリットがあります。

  欠点としては、CMOSセンサーのサイズが小さくなった(縦横共に2%小さくなり、面積は4%小さい)、

  ピント合わせが非常にシビアになった、初代EOS Kiss Digitalのバッテリーが使えない(但し、

  バッテリーの使用時間は以前より延びているように感じます)、液晶に表示されるメニューが

  じゃま(普段は消してます)です。CMOSセンサーのサイズとピント合わせ以外は大きな問題

  ではないので、全体として非常に優秀です。

  詳細なテスト結果は、こちら

 

 自作リモートタイマ1号機

  EOS Kiss Digitalで星野撮影をするようになってガイドが非常にシビアになりました。

  その時最も困るのがレリーズのON/OFFです。時計を見ているうちにガイドがずれて

  しまいます。天文ガイドの2004年2月号にも書いてある通りEOS 10D用のタイマーリモート

  コントローラTC-80N3を改造すれば使えるとの事ですが、1万円以上します。

   そこでEOS Kiss Digital用のリモートタイマを自作しました。私が設計したザイログのZ80

  互換CPU搭載ASICに、7セグメントLED、スイッチ、ROM、ケーブル、多少の74HCシリーズ

  IC、抵抗、コンデンサ、単4乾電池2個を接続しました。ソフトはアセンブラで作成し、ROM

  に焼きました。部品代は1000円ちょっとで、作成期間はソフトのデバッグを含め約5日

  でした。

   仕様は、露出時間、次の露出までの時間、露出回数を1秒単位で1000秒まで設定可能

  です。電池は、単4乾電池2個で50時間以上動作しました。

  これで撮影が非常に楽になり、ガイドに専念できるためガイドエラーの頻度が激減しま

  した。

自作リモートタイマ2号機

  CQ出版のDesignWaveマガジン2006年3月号に、AnalogDevices社のARMマイコンを搭載

  したボードが付録でついています。私も過去にARMマイコンを設計、製造したことがあり

  ますが、今回は私が設計した別のLSIの評価のために、仕事で使ってみました。

  なぜか、内蔵のフラッシュで実行すると、無茶苦茶処理速度が遅いのですが、とにかく

  低消費電力でした。

  そこで、2006年9月下旬に、もう1台買って(もちろん自腹)、リモートタイマ2号機を作成

  しました。今回は、DesignWaveマガジン2006年3月号が2180円しましたので、合計で

  3500円程度かかりました。半田付け1日、ソフト作成2日、ケース作成1日でした。

  今回、ソフトは付録のCコンパイラを使ったので簡単でしたが、低消費電力化のために、

  クロック停止とタイマ割り込みを使用したため、使い方をマスタするのに手間取りました。

  仕様は1号機と同じで、電池は、単4乾電池2個で72時間以上動作しました。

  1号機に比べ部品点数を削減でき、体積は1/2以下となり、自作のアルミケースに

  入れました。

 SIGMA製APO TELE MACRO 300mm F4: おすすめ度

  75SDHF(F6.7)やVC200L+レデューサ(計算上はF6.4だが、明らかに75SDHFより暗い)

  にEOS Kiss Digitalを接続して星野撮影をしているが、光害の影響があるのか露出4分

  ではγ補正(濃度調整)するとCMOSセンサのムラ(?)が目立ちます。そのため、露出8分

  にして弱いγ補正(濃度調整)におさえる必要がありました。やっぱり、デジカメでも明るい

  レンズ(望遠鏡)を使って露出時間短縮が必要。

  と言う訳で、2003年11月30日に以前から中古レンズショップで気になっていたシグマの

  APO TELE MACRO 300mm F4を買ってみました。口径75mm、焦点距離300mm(F4)で

  低分散レンズを使っていて(資料が無いため、何枚使っているか不明)、何と24,800円。

  更にフードと三脚座まで内蔵です。あんまり安いし、ずっと売れ残っていたので、性能が

  心配で手を出しませんでした。でも他の方の作例などを調べると悪くないようだし...

  思いきって買ってみました。

  まず手持ち+オートフォーカスで室内で撮影するとボケボケ。1/60秒だったので手ぶれ

  のためと考え三脚に載せてリモートスイッチを使ってもシャープさが足りません。最後の

  手段でマニュアルフォーカスでピントを合わせて撮影すると、びっくり。約1.3m離れたところ

  からカラー印刷のカタログを撮影して、網点がはっきり写っている...こんなレンズが

  こんな値段で良いのか?前の所有者は使いこなせなかったのかな?確かに風で揺れる

  花や動く昆虫に完全にピントを合わせるのは難しそう。

  でも、手持ち+マニュアルフォーカス+絞り開放で下の月が撮れました。色収差皆無!

  星野撮影でも期待以上の性能でした。詳細は、テストレポート参照。

  作例はこちら

  テストレポートはこちら

  SIGMA APO TELE MACRO 300mm F4+EOS Kiss digital 露出1/500秒 絞り開放 手持ち

  等倍(トリミングのみ)、現像はディフォルトのパラメータ1

 SIGMA製105mm F2.8 EX MACRO:おすすめ度

  以前から自然観察やニート彗星(C/2001Q4)やリニアー彗星(C/2002T7)を撮影するため

  に、100mm程度のマクロレンズが欲しかったのですが、ブラッドフィールド彗星(C/2004F4)

  を、EOS Kiss Digitalのレンズキットに付属のEF-S18-55mm F3.5-5.6 USMで撮影し、あまり

  の写りの悪さにショックを受けて、2004年5月2日に購入。価格は、税込みで約35,000円

  です。

  105mm F2.8で最大1:1倍のマクロレンズです。EX仕様なので、外装も高級感があり、ピント

  合わせの感触は良好です。

  キャノン純正のEF100mm F2.8マクロUSMとの比較になりましたが、価格差が大きいので、

  キャノン純正の場合は中古を考えていましたが、見つからなかったため、シグマにしました。

  シグマの良い点は、安い、軽い、小さい、外装の感触が良い、悪い点は、AF/MFの切り替え

  が面倒、マクロ撮影時に思いっきり伸びる、三脚座が無いので取り付け時にバランスが

  とりにくいです。天体写真の撮影に限れば欠点より利点の方が多いので、こちらを買って

  良かったと思っています。ただ、他の方の天体写真の作例が全く見つからなかったので

  かなり心配でした。

  しかし、実際に撮影してみて、あまりの分解能の良さにびっくり。テストレポートの写真の

  通り、絞り開放(F2.8)でも、マクロ撮影から天体写真までCMOSセンサの画素(7.3um)まで

  分解しています。300mm,F4と105mm,F2.8を見て、すっかりシグマのファンになってしまい

  ました。

  1点だけ問題があり、フィルタを付けると、画面中央の対角側にゴーストが現れます。

  CMOSセンサでの反射が原因ですが、ゴースト対策の施された新しい105mm F2.8 EX

  MACRO DGでは、軽減されているかもしれません。

  作例はこちら

  テストレポートはこちら

 タムロン SP AF28-75mm F2.8 XR Di LD Aspherical [IF] Macro:おすすめ度(天体写真撮影用として)

  低分散レンズ、非球面レンズ、高屈折率レンズを贅沢に使ったF2.8の大口径標準ズーム

  です。価格は、税込みで33,000円です。光学性能はすばらしいのですが、鏡筒の強度不足

  が原因だと思いますが、天体写真を安定して撮影するのは困難なようです。

  利点と欠点は下記の通り。

    利点  ・同スペックの他社品との比較して、低価格、軽量。

         ・最短撮影距離33cmで、1:3.9倍のマクロ機能。

    欠点  ・ピントリング/ズームリングの向きがEFレンズと逆。

         ・ズームロックが28mm固定(天頂付近に向けてもずれませんでしたが)

         ・鏡筒の強度不足が原因だと思いますが、レンズの向きで周辺像が変わる。

  詳細は、テストレポートを参照。

  画像処理を行った天体写真は28mm75mmです。(1/2縮小、ノートリミング)

ケンコーSE150N鏡筒:おすすめ度

  2006年4月に購入したケンコーより発売されている中国製の150mm,F5のニュートン反射

  望遠鏡です。50mm,9倍のファインダー、PL10mmとPL25mmの接眼レンズ、鏡筒バンドと

  セットで、21,800円(税込)と、驚くほど安いです。私が持っている接眼レンズでは、最高150倍

  なのではっきりとは言えませんが、焦点内外像も良好で、土星も十分綺麗に見えました。

  天文ガイド(2006年4月号)の評価でも、鏡の精度は非常に高いようです。

  SP-DX赤道儀とのマッチングは最高で、自作のコンクリートの重り(本来のウェイトから

  横に飛び出している物)の効果もあって、クランプを緩めたままでもどの方向に向けても

  勝手に動きません。但し、カメラ装着時のバランスの崩れやモーメントを最小にする

  ため接眼部は下向きにしています。SE200Nが欲しかったのですが、重量オーバーで

  諦めたのですがこちらで良かったです。

  但し、メカニカルな部分は注意が必要です。まず、ドローチューブにガタがありましたので、

  調整ネジを少し締めました。また、ドローチューブを最大まで延ばすと、何と戻らなくなり

  ます。手で支えながらピントリングを回せば戻りますが、これはいけません。

  また、買った状態では光軸がずれていますので、焦点内外像を見ながら調整が必要です。

  身長が150cm以上あれば、接眼レンズの覗いたまま手が届き、バネ付きの大型のネジ

  なので手で回せ、簡単に調整できますので、慣れましょう!このようにメカ部分は精度が

  低いのですが、簡単に調整できるように配慮されており、私は非常に満足しています。

  なお、直焦点撮影では、自作レデューサが必須です。

  作例はこちら

  テストレポートはこちら

  接眼部交換はこちら

 ビクセンGP2ガイドパック(星野赤道儀):おすすめ度

  2006年7月に旅行先で星野写真を撮影するために購入。特価で税込49,800円でした。

  三脚を含む総重量は6.0kgで、バッグに一式入るので、旅行にも持って行けます。でも、

  重いし、長いので、徒歩での持ち運びはつらいです。赤緯側の回転ができない(下記の

  通り、自由雲台を改造して対応)以外は、使い勝手は良く、三脚もしっかりしています。

  追尾精度は、10分で約30"のずれでした。EOS Kiss Digitalでノータッチガイドで撮影する

  場合、105mmレンズ(1画素=約15")で3分は問題無く、5分以上だと流れる場合があります。

  300mmレンズ(1画素=約5")では、1分なら問題ありませんが、2分以上で流れる場合が

  あります。上記、SP-DX赤道儀と同等の精度ではありますが、300mmレンズで5分の

  ガイドを行いたい場合もあるので、小型のガイド鏡が欲しいところです。

  ところで、付属していた「天体望遠鏡ガイドブック観測編」は、30年近く前に買った望遠鏡

  に付属していたものから、惑星の説明や望遠鏡・接眼レンズの説明が更新されて

  いるようですが、ほとんど変わっていませんでした。懐かしい...

 

  赤緯側の回転は、下中の写真のように、E-293エツミコンパクトクイックシュで対応

  しようと考えました。円形で安全ロックが付いているため、カメラを付けたまま水平方向

  に回転でき、小型(80g)、安価(2058円)です。しかし、ネジ止めしても十分固定ができず、

  自重でカメラが回転します。原因は2つ有り、1つは固定ネジの頭が丸くて滑ることと、

  カメラ取り付け部がコルクになっていることです。固定ネジの頭はヤスリで削って摩擦を

  大きくし、カメラ取り付けは力技で対応しましたが、重い機材は固定できませんので注意!

  現在は、下右の写真のように、SLIK製の自由雲台を、水平方向以外に動かないように

  して使っています。ちょっと写真では分かりにくいですが、首振りできないように、首の部分

  に塩ビの環を付けています。これだと、安定して撮影できます。

 

    

 DSI Proと自作オートガイダー

  2007年6月にSP-DX赤道儀でオートガイドを実現するため為、CCDカメラとしてミードのDSI Proを

  購入し、コントローラは自作しました。コントローラで使用したマイコンは、CQ出版のインターフェース

  2007年5月号の付録です。これにより、DSI Proが29,400円、コントローラが2000円強で、オート

  ガイドできるようになりました。

  詳細は、オートガイダーについてはこちら、DSI Proについてはこちらをご覧下さい。

    

フィルタやシリコンオーディオの感想

 トーカイ製LPS-P1:おすすめ度

  光害カットフィルタです。金属蒸着によるもので、52mm径のものを75SDHFやVC200Lに

  取り付けることができるように細工して使用。今住んでいる場所だと、銀塩フィルムでの

  撮影では、フィルタ無しに比べ4倍程度露出をかけることができそうです。(つまり、光害

  を約1/4にできる。)カラーバランスも良く、都市部に近い場所で撮影するには必須です。

  デジタルカメラで撮影する場合は、2倍の露出をかけることができ、Hα天体のコントラ

  ストを上げる効果はありますが、画像処理で光害の影響を低減できるので、光害カット

  効果は、ほとんど見られません。銀河や星団では、フィルタ無しや下記のHEUIB-FFと

  同じ濃度を得るために、約2倍の露出が必要な点が、ちょっと困ります。(詳細はこちら

 IDAS/SEO HEUIB-FF:おすすめ度

  IDASと瀬尾電子工業(株)が共同で開発したCanon EOSデジタルカメラ用のフィルタで、

  EF-Sレンズ用の窪みに取り付けることが可能です。HEUIBは、紫外線(UV)と赤外線(IR)

  をカットし、600〜650nmの赤の透過率を低下させることで肉眼の感度に近づけながら、

  Hαを透過するように設計されています。これにより、下記のような効果があり、

  IRカットフィルタを除去したEOS Kiss Digitalには最適なフィルタだと思います。

  詳細な比較はこちら

   ・Hα天体のコントラストが高くなり、比較的星雲がはっきりします。

   ・色のバランスが良く、色補正は容易です。(一般撮影でもAWBで不自然さはありません。)

   ・Hα天体から銀河、星団まで、改造前のノーフィルタと同じ露出時間でOKです。

 IDAS/SEO LPS-P2-FF

  IDASと瀬尾電子工業(株)が共同で開発したCanon EOSデジタルカメラ用のフィルタで、

  EF-Sレンズ用の窪みに取り付けることが可能です。上記のLPS-P1を改良したもので、

  不要な赤外線の透過率を抑えているようです。

  ところで、FFフィルターは徐々に改善されているようで、2006年に購入したHEUIBと

  2008年に購入したLPS-P2を比較すると、フィルタサイズが縦は5%程度、横は4%程度

  大きくなっています。実際、SE150N+AC No.4で撮影すると、周辺がけられます。

  ただ、HEUIBとLPS-P2で撮影比較を行いましたが、多少、LPS-P2の方が良いのです

  が、ケラレは残ります。

  フィルターの詳細な比較はこちら

      FFフィルタのサイズの比較

      (数字は、撮影元画像の画素数であり、実寸ではありません。)

 I・O DATA製Hyper-Hyde eXtreme:おすすめ度

  アイ・オー・データ製のヘッドフォン一体型のシリコンオーディオです。データフォーマット

  はAACとMP3に対応していますが、添付されているソフトではAACしか作成できません。

  しかし、同じ圧縮率ならAACの方が音質が良いそうで(私は聞き比べたことがないので

  はっきり言えませんが...)私は64kbpsまで圧縮していますが十分な音質だと思います。

  バッテリは単4乾電池2本で約10時間再生できます。また、耳全体を覆うので、デザイン

  はいまいちですが、冬は耳が暖か。正に天体観測向きのシリコンオーディオです。

  32MBのMMC(マルチメディアカード)付きで何と3979円の超お買い得品。でも既に製造

  中止されているようで、ホームページを見ても掲載されていません。確かに、人前で

  付けたいデザインじゃないですね...

  

 SG-3000 DX:おすすめ度

  大自工業(株)(輸入元)のバッテリーです。仕様は、

    ・20Ahの大容量

    ・DC12VとAC100V(120W、55Hz)の出力が可能

    ・4W×2本の蛍光灯付

    ・重量8.3Kg

  です。これ1台で、一晩中、望遠鏡、カメラ、PCに電源を供給することができます。

  遠征撮影には、必須のアイテムです。

  一点、課題があり、AC100VにPCを接続するとACアダプターがチリチリ音を出し、

  SG-3000DXのインバーターもファンが回って結構うるさいです。一応、動いています

  が、消費電流の大きなものは、AC100Vに接続しない方が良いでしょう。