赤外線カットフィルタ除去 初代KissDとKissDXの比較1.はじめに現在、私の手元には、瀬尾様に改造頂いた初代EOS Kiss Digital(初代KissD)と 自分で改造したEOS Kiss Digital X(KissDX)があります。 一般撮影では、KissDXの方が画素数が多く、よく写ると思われますが、天体写真 撮影でも、KissDXの方が良いのでしょうか? 実際に撮影してみて、見えてきた事をまとめましたので、参考にして下さい。 なお、フィルタの構成は下記の通り、違いがあります。
2.まとめ
一番下の写真を見てもらえば分かりますが、明らかに星雲・星団の撮影には、初代KissDの 方が優れています。これは多分、初代KissDの方が画素サイズが大きく、感度が高いと 共に、画素毎の感度差が少ないからだと思われます。つまり、S/Nの、N(ノイズ)はKissDXの 方がやや小さいのに、S(天体からの光)は初代KissDの方が大きい(画素の面積比では 約1.66倍も大きい)ために、結果的にS/Nは初代KissDの方が上なのだと思います。 こんな訳で、メイン機材をKissDXに移行しようとしたのですが、初代KissDに戻してしまいました。
3.撮影結果結果(1)解像度 下記の写真の通り、KissDXの方が解像度が高く、拡大率は約1.26倍になります。 (2)ノイズ 下の2つの写真の通り、輝点ノイズやアンプノイズは、KissDXの方が明らかに少ない です。
(3)星雲・星団の撮影結果 同じ望遠鏡とフィルタを使って、同じ条件で撮影し、自作画像処理ソフトYIMGを使って同じ ように処理したのですが、下記の通り、残念な結果になりました。数日にわたり、他の 光学系も使って、様々な天体を撮影しましたが、全て初代KissDの勝ちです。特に、 赤色の均質性の差は明らかで、KissDXでは背景に赤いノイズが目立ちます。 行った場合のヒストグラムを見ても、下記の通り、EOSKissDXの方が、輝度ばらつき が大きい、つまりノイズが多い事が分かります。特に赤成分が顕著です。 |