私の吹きガラス事始  その2

         
          いろいろあって


初めて吹きガラスの現場に潜入した時に、吹きガラスの稲妻に打たれてしまった私は、
作家の仕事が終わるのをまって、持ち前の強引な押しの強さで
(脳みそのキャパシティーが足りないだけだっちゅう噂もありますがそれはそれとして)
「次の休みの時にでもまた来てみれば」
って言うやさしいひと言を、言わせてしまいました。
そのやさしいお言葉に付けこんで
「次ぎ来た時に、ちょっと吹いてみれば」
から
「次ぎから、週一くらいのペースで、遊びにくれば」へ。
そして
「毎週手伝いにくれば」
から
「そんなに言うんだったら、その辺の空いたスペースに、小っちゃな窯
 作って良いから。その代わり、教えては、やんないよ。」
って言う、すんごくありがたいお言葉にたどり着くまでに、
2〜3ヶ月くらいしか、かからなかったと思います。
で、週一くらいのペースで、趣味のガラス吹きを始めたんです。


          でもやっぱり


とにかくガラスが熔けりゃいい。って言う程度の簡単な窯を作らせてもらった私は
片道50キロほどの道のりを、毎週通いました。
家庭サービス? 幸いなことに、仕事をしているかみサンとは休みの日が違ったので
あまり表面化はしませんでした。
しばらくはそのペースで吹きガラスを続けていた私でしたが、
だんだんイケナイ気持ちが、むくむくと湧き上がって来たのです。
          
これを仕事にしたい。
吹きガラスやさんになりたい。
   
どう考えても、これはイケナイ気持ちです。
でもむくむくなんです。
でもイケナイ気持ちです。
でもやっぱり、むくむくしちゃったもんはしょうがない。(脳みそのキャパシティーがっ・・・)
         
一度そんな風に思ってしまうと
だんだん 週一の吹きガラス では 物足りなくなってきてしまうのは
まあ仕方のないことだと思います。
んっ このかんじかな って言うところまでやっとたどり着いても、
次の週になると忘れてしまっているし、
なかなか上手くなれなくて、落ち込んだりもするし。
         
こりゃ 毎日するしかない。
              
と 単純な私は、単純にそう考えてしまったわけなのです。




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