| 1.仕事で楽をする方法 | 2.好奇心を持とう! | 3.超初心者向け文章講座 | 4.中吊り広告は手軽なテキスト | 5.引き出しをたくさん持とう! |
| 6.オズボーンのチェックリスト | 7.ブレストってな〜に? | 8.習慣づけで発想力アップ! | 9.10%、50%、70%チェック | 10.営業心構え |
| 11.人脈の重要性 | 12.(都合の)いい企画の条件 | 13.企画の再生産 | 14.電通の鬼十則 |
電通の4代社長吉田秀雄氏は「鬼十則」を提唱、広告人としてのあるべき姿を説きました。
さすがに“鬼”を宣言しているだけあって、なかなか過激な内容です。その反面、すべてうなずける事柄ばかりでもあります。
鬼十則
1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2.仕事とは、先手先手と働き掛けて行くことで、受け身でやるものではない。
3.大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4.難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5.取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6.周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、長い間に天地のひらきができる。
7.計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8.自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9.頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10.摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
あなたも明日からどれか一つでも実践してみませんか?
おもしろい企画をゼロから発想するのは大変です。しかし過去の企画を元に、それを新しく再生産する
事によって、新企画はまだまだ生み出せるはずです。ある放送作家の著作から例をあげましょう。
その放送作家は、100万円の高価な壺をみんなで投げ合う「壺キャッチボール」という企画をパクろうとします。
しかし壺を高価な茶碗に変えただけでは、単なるパクりで終わってしまいます。そこで作家はどうしたか?
まず「壺キャッチボール」という企画のおもしろさのエッセンスを分析・抽出します。それは、
・高価な壺を危険にさらすおもしろさ
・骨董品の壺を投げ合うという乱暴さ
・それでいて、その壺を壊さないで済むギリギリの遊び方
この3つであると結論します。そして分析が済んだら、一度元の企画はきれいさっぱり忘れてしまうのです。
以後は「大切な物を危険にさらす」「乱暴な馬鹿馬鹿しさ」「壊さないギリギリのおもしろさ」を満たす企画を考えます。
そうして考えついたのが「大切な物を、衣をつけて天ぷらに揚げる」というものでした。
「大切な物を危険にさらす」「乱暴な馬鹿馬鹿しさ」「壊さないギリギリのおもしろさ」すべてを生かしています。
それでいて「壺キャッチボール」とは全く違った企画に仕上がっていますね。
過去にあったおもしろい企画を考える
↓
そのおもしろさを分析してエッセンスを抽出する
↓
エッセンスだけを残して、元の企画を忘れる
↓
そのエッセンスを満たす新しい企画を考える
この手順で過去の遺産から新しい企画を生み出す事ができるのです。しかもパクりじゃありません!
あなたもぜひ試してみてはいかがでしょう?
ヒットする事がいい企画の条件の一つである事は間違いありません。しかし、いい企画には、その他にも
いろいろな要素があります。その条件を列記してみましょう。
1.企画・制作者にとって有意義である事
企画・制作者の嗜好にあった企画とは、作っている側にとっても面白く、士気も上がります。しかしそれと
同時に企画・制作者側にも進歩がなければいけません。 企画には、企画者個人の人間の器が現れます。人間の
幅が狭い者には、それなりの企画しか発想できません。多忙な現代社会、勉強する時間が限られているのなら、
仕事の中で勉強する事が重要なのです。
進歩の単位は何でもいいのです。それは知識量かもしれませんし、人的スタッフにおける事かもしれません。
企画・制作者にとって有意義である事が重要なのです。
2.単発で終わらない物である事
シリーズ化、年度版などで、一つの企画がまた次の仕事を生むという場合です。
3.二次展開ができる事
キャラクター商品などが派生しやすいという場合です。ゲーム・マンガなどの企画にあてはまります。
4.広告収入が望める事
企画自体の実売より、そこへの広告収入で利益をあげるとういう場合です。
5.データの転用・流用ができる事
ちょっとセコイですが、一度取材した情報を転用して合理化を計ろうという場合です。同じネタでも、
ターゲットを変えてしまえばいいのです。もちろん丸々転載はいけせん。
6.セールスツールになる事
特殊な場合です。売れなくてもいいから良質の物を作り、今後の営業に役立てようという場合です。
また、本命の企画は別にあるが、とりあえずのフックとして立案される企画もあります。最初は実現しやすい
企画を持ち込み、クライアントとの顔をつなぎ、その後本命の企画を売り込む、といった具合です。
これらを念頭に置いて企画制作ができればベストです。
年末です。パーティや忘年会のシーズンです。という訳で今回は人脈作りがテーマです。
あなたのアドレス帳を人脈作りという観点から一度見直してみてください。人脈と呼べる人間が
どれくらいいますか?
「○○にくわしい人はいないか?」
「早いライターを探してるんだけど」
人脈とはあなたを助けてくれる大切なパートナーです。広い人脈を持っていれば、それだけ仕事が
スムーズに進みます(確率が高くなります)。
パーティや忘年会は、憩いの場やタダ飯にありつくための集まりではありません。営業や人脈作りを
行うための場所なのです。名刺を山ほど用意していきましょう。初対面の人にできるだけたくさん
会いましょう。初対面の人は、人に紹介してもらうか、臆する事なく自分から名乗りましょう。
そして自分を売り込みましょう。要は気合いです。話題は世間話や仕事の話でかまいません。
以下は人脈作りのキーポイントです。
1.キーマンを作れ
他人を紹介してくれる人間を作りましょう。そこからより影響力の強いキーマンにつなげましょう。
2.名刺をもらったらメールを送る
名刺をもらっても後につなげなければ意味がありません。お礼のメールを出しておきましょう。
これで相手への印象度アップ!
3.人脈作りはtake&take
長いつきあいにしたければ、焦って見返りを求めてはいけません。地道につきあっていくのもコツです。
いざという時に回収しましょう(^^;
今回は営業についてです。しかし、この項目はちゃんと書き始めると長いので今回はさわりだけ。
今後、何回も取り上げていくテーマになると思います。
さて営業で一番大切な事は「足繁く通う」という事です。爆笑トークテクニックもあなたのカリスマ性も
会って話をしなければ全く役にたちません。とにかく会って話をする事。さらに重要なのは「相手に好意を
持ってもらう」「あなたに興味を持ってもらう」「会っても損はないと思わせる」事です。
それにはどうしたらいいでしょう?
まず絶対に手ぶらで行ってはいけません。よほど親しければ別ですが、単に顔を出してご用聞きをしても
煙たがられる事請け合いです。
相手が喜ぶおみやげを持っていきましょう。「企画書」が一番のアイテムですが、企画書作成の時間を考えると
足繁く通えなくなってしまいます。企画書が無い場合は「情報」をおみやげにしましょう。
「最近、このゲームがおもしろい」
「このおもちゃが流行っている」
「仕事上で相手が知らない有益な情報」。これが一番のごちそうです。これがあれば、相手にあなたと会っても
損はないと思わせる事ができます。そうやって通い詰めればプレゼンの機会も増え、向こうから仕事を
持ちかけられる率もアップするでしょう。
ただし相手が知らない有益情報でなければなりません。誰もが既知の情報だと逆効果になります。
日頃から、がんばって情報収集しておきましょう。
10%チェックとは仕事の管理方法です。
例えばあなたがライターに原稿を発注したとします。締め切り日なので、ライターに電話しました。
「ごめーん、まだ半分しかできてない」
大慌てですね(T_T)
こうならないためにチェック(確認)が必要なのです。リミット(締め切り日)に近づけば近づく程、
負った傷口は大きくなります。傷を小さくするためにはチェックが不可欠です。しかし毎日チェックする
訳にもいきません。そこで段階的にチェックしていく事になります。
その段階が10%、50%、70%なのです。
これらの数値は、物差しの単位を変える事によって柔軟な対応が可能です。例では時間が単位になります。
締め切りまで30日間あるとすれば、3日目、15日目、21日目にチェックし、方向性が違っていれば修正します。
これらは分量、予算等にも当てはめる事ができるのです。全体の量の10%、総予算の10%など段階を経て確認
していく事が大切です。
結局、痛い目を見るのは自分ですからね!
問:アイディア(企画)の一番の発想トレーニングは何か?
答:四六時中、考えている事
まあ、24時間、企画を考えている事は大変ですね。だから24時間考えろとは言いません。
せめて、考える事を習慣づけましょう。何かを見たり聞いたりしたら、それをアイディアに
結びつける事を習慣づけてみてください。
最初は「面倒くさい」と思っても、習慣になってしまえば苦にならなくなります。
例えば、取材の帰りにタレントが宣伝しているお菓子の広告を見たとしましょう。
あなたはここから既に幾つかの情報を得ているわけです。
タレント個人について
タレントが着ているファッションについて
商品自体について
これだけあれば、トレーニングとしては十分でしょう。トレーニングは、いつどこででもできるのです。
または一日30分でいいから、企画の事だけを考える時間を作ってみましょう。
これも習慣づける事が大事です。
どこぞの偉い人は大学生の頃、1日に5分だけ考えて、必ず一つ発明品アイディアを作る
事を自分に課していたそうです。その偉い人は、実際に携帯翻訳機を発明し、シャープに
売り込みを成功させたのです。
その人の名は孫正義といいます。
前回、ブレストという単語を出した所、知らない人間がいたので今回はブレストの説明です。
ブレストとは正確にはブレーンストーミング法といいます。オズボーンって人が作ったアイディア出しの
ためのディスカッションの進行ルールです。
何人かでディスカッションする時に4つの基本ルールを決めます。
1.出たアイディアの批判は一切しない。
2.でたらめアイディアOK。
3.質より量を多く出す。
4.他人のアイディア拝借自由。
早い話が「バカ話」ってやつですね。
ルールの中では特に1が大事です。とにかく多くの意見を出すようにします。ブレストはアイディアの
決定会議ではありません。取捨選択はあくまで会議のリーダーが会議後に行います。「量が質を産む」って
事です。
自由な討論によってアイディアを提示させ、それを列挙してチェックするのですが、この方法は一人で
考えを絞り出す時にも有効ですよ。
この方法のポイントがいくつかあります。
1.出席者は同じレベルのメンバー構成にする。
2.議長が基本ルールを守らせながら進行。
3.人数は5〜6人が適当。
4.いきなりよりは事前にテーマを知らせて素アイディアを考えさせておく。
企画会議なんかこれでいかが?
今回は発想法です。ここで紹介する発想法は、ブレストで有名なオズボーンの名前がつけられていて、
チェックリスト法と呼ばれています。
まず考察したい一つの題材を選びます。その題材をチェックリストと照らし合わせ、発想を広げていくのです。
では例として「カードゲームの販売促進」を題材にしてみます。
| 項目 | チェック |
|---|---|
| 他に使い道はないか? | 集めると画集になる。 |
| 応用できないか? 似た物はないか? 真似られる物はないか? | 占いに使えるようにする。 メンコに使えるようにする。 |
| 修正すれば? 意味、色、形、動き等 | 紙ではなくデジタルデータにしてみる。 |
| 拡大すれば? | カードを敷き詰めてボードにして遊ぶ。 |
| 縮小すれば? | ジグソーパズルの代わりにする。 |
| 代用すれば? | テレホンカードにもなる。 |
| アレンジしなおせば? 立てる、倒す、集める 散らす、変える等 | 正方形のカードにしてみる。 |
| 逆にすれば? | 集めるのではなく、人にあげる事に価値観をつける。 |
| 組み合わせれば? | ダイスと組み合わせる。 テレビゲームと組み合わせる。 |
前回、引き出しの話がちらっと出たので、今回はその続きを。
今更言うまでもありませんが、この仕事をしているなら引き出しが多いにこした事はありません。
引き出しとは具体的にいうと知識量の事です。しかもあらゆるジャンルの。
では引き出しが多いとどんな得があるのでしょうか?
1.発想の参考になる。
ズバリ企画力がつきます。0から発想した場合に比べ、飛躍的に企画の発想力がスピードアップします(もちろん個人差有り)。
引き出しが多いという事は選択肢が増える事であり、応用力があると言ってもいいでしょう。
2.求心力がつく。
「あの人は何でも詳しい」→「○○はあの人に聞け」→「○○はあの人にまかせよう」という訳で求心力=営業力につながるのです。
ただし引き出しが多いと陥りやすい罠があります。(逆に)発想の妨げになる場合があるのです。
「この企画はどこそこでやってたから、もうできないや」本当にそうですか? ちょっとひねれば通用しませんか?
「どれを選んだらいいか、分からないや」それは決断力が無いか、選択肢が弱いだけです。
要するに情報量は多いにこした事はないが、それに振り回されてもいけないという事です。
皆さんは都内を電車で移動している間、何をしてますか?
まあ、何をしてようとかまわないのですが、電車の中は手軽な頭のトレーニングルームなのです。これを利用しない手はありません。
いったい何をするのかって? 目の前にたくさん中吊り広告がぶら下がってるじゃないですか。これをテキスト代わりにするんです。
いくつか用途が考えられます。
1.世間の動向をリサーチする。
これは特集記事の内容などをチェックするって事ですね。皆さんも無意識の内にやってるのでは? ただし自分の興味のある
広告だけではダメですよ。全部みる事、これ大事。
2.他人が考案した見出しをチェックする。
こっちの方がより適してるかな? 中吊りの見出しを見て、いい表現があったら参考にし、ダメなら代案を自分なりに考えて
みる。この商売引き出しあってなんぼの世界ですからね
ほら、これで移動中も退屈じゃなくなったでしょう?
どうしても文章を書くのが苦手という人に向けて。何かの紹介文を書く事を仮定して説明します。
文章とは何かを人に伝える手段です。当然、書く要素が色々ある事でしょう。「あれを書こう、これも書かなきゃ」と思って、混乱
してしまう事はありませんか? 普通はこれを頭の中で行うのですが、文章が苦手な人はここで迷う事が多いようです。一度それを全
部、紙に書き出してしまいましょう。大事なのは単語で書き出す事です。文章ではいけません。短い言葉で書き出してください。
次に学校で習った5W1Hを思い出してください。ここではもう少し要素を増やして8W2Hにします。
■When (いつ)
■Where (どこで)
■Who (誰が)
■Who (誰に)
■What (何を)
■How (どうする・どのように)
■Why (なぜ)
■Howmuch (いくらで)
先ほど、あなたの書き出した単語と8W2Hを照らし合わせてみてください。漏れはありませんか?
_無ければその単語の順番を整
えます。後はその単語に肉付けをしていって文章にしてみましょう。
これで必要要素が入った文章ができあがります。
※注意点
1.一文は短かく(長い文章は読みにくい)
2.適度に改行を入れる(5行に1回程度)
3.括弧つきの文章は避ける(論点が他に飛ぶため、分かりにくくなる)
4.語尾に変化を持たせる(体言止めなどを混ぜると勢いがでる)
人間の原動力には様々なものがありますが、マスコミの人間にとって一番大事な原動力とは何でしょうか? それは好奇心です。こ
れ無くしてマスコミ人を名乗ってはいけません。何かを知りたい。知った事柄を誰かに伝えたい。これがマスコミ人の第一歩です。あ
なたは受け取る側ではなく、与える側なのです。
好奇心があるのと無いのとでは、仕事に対しての取り組み方も自ずと違ってきます。あなたが大して好きでない仕事を与えられたと
します。嫌々やっていても苦痛が増すばかりです。そんな時は、どこか一つでもいいから「あの仕組みはどうなってるのだろう?」等
と考えてみてください。それをきっかけにその仕事が好きになるかもしれません。
好奇心なんて本来、人に押しつけられても持てるもんではありません。そんな人は日常から訓練するしかないでしょう。目や耳に入
ってきた情報をそのまま流すのではなく、一度頭の中でストップさせてみましょう。その中で興味のある点を一点探してみるのです。
それでもだめな時はどうしたらいいかって?
この仕事やめなさい。
仕事で楽をする方法といっても、何も「さぼれ!」とか「手を抜け!」と言ってるのではありません。膨大な仕事量や様々なアクシ
デントに見舞われた時に、どうしたらいいか? という方法論です。
「困難は分割せよ!」という格言があります。「物事は小さい事の方が考えやすい」という事です。たくさんの事柄に追われてヒ
ーヒー言っている時こそ、まず物事を整理してみましょう。最終目的からさかのぼって、やらなければならない事をリストアップして
いきます。
次にそれらにプライオリティ(優先順位)をつけていきます。重要な事柄、急を要する事柄などに、順位をつけていきましょう。他
人の手を借りる事柄(レイアウトや原稿)や期限がついている事柄は優先順位高ですね。
後はそれらの順に処理していくだけです。何をしたらいいか分からずにオロオロする前に、一度試してみてください。