![]() ![]() ![]() ![]() のG-6は「水を斬る」ジグである。両サイドのエッジ、特に腹側のエッジはまさに刃物の様な鋭角 となっており、超低CD値(流体抵抗値)のノーズ部分と相まって、水に切れ込み、滞空時間?の 長いスライドを見せ、一瞬の水平姿勢での停止が喰いのタイミングを徹底的に作り出していく。 無論、ただの軽薄なジグのようなペラペラ感を我流工廠は好まない。単なる薄いジグでは、無 意味なスライドが多発し、沈下速度が遅くなるばかりか、潮流に流されたりジャークのリズムを狂 わせたりと多くのストレスをもたらすものだが、今回G-6では「背骨」ともいえる肉厚部分を最適な 厚さ・位置に持ってくることで、不用意な失速を排除し、使い手の意思をしっかり反映しつつ引 き重りを軽減することに成功した。既存の1,6mmワイヤから強度アップした2.0mm貫通ワイヤ で強度も十分。自分から仕掛ける面白さを、是非実感していただきたい。 ![]() た。当時はG-4を完成させる為、このような異端児的モデルはしばらく封印することと なったが、その運動性能は特筆すべきものがあった。 半年後、そのことは忘却の彼方にあったのだが、偶然にも鶴岡工場長が検品でボツに なったG-4ブランクを削り出し、当時のサンプルに近い形状の物に仕上げていた。それ を見るに及んで当時の構想を思い起こし、開発を進めていく運びとなった。 ![]() G-4が背中部分のみナイフエッジに仕上げているのに対し、G-5は腹部もナイフ状に仕 上げている。これだけでも引き抵抗を相当に軽減し、スライド距離を伸ばすことにな る。 次いで更にスライド距離を伸ばすべく、形状・体積等全て一から設計しなおした。確 かに薄くすると引き抵抗は軽くなるのだが、水の粘性抵抗が予想以上にジグの慣性力を 殺してしまい、失速して距離は伸びない。意外かもしれないが少々肉厚の方がスライド 距離は伸びるのである。それにジグ自体の強度も増し、折れにくい頑丈なジグとなる。 何度も書いているが、すぐ折れてしまうジグに実用性はない。急流ポイントや根の荒い ポイントを狙う方なら実感しておられるはずである。 ![]() 有効な状況&アクション 春のヒラマサなど広く中層を回遊している場合、この超スライド性能を生かし、広範 囲にアピールさせることが可能である。または漁礁周りで高速で複合ジャークを繰り返 し、活性をガンガン揚げて食わせるのも面白い。寒鰤にも大変有効である。固めのロッ ドで弾き飛ばすように操作すると効果的である。逆に冬のヒラマサにはボトムを中心と して、ゆっくりしたただ巻きにふわっとしたジャークを繰り出すとペタンと横を向き、 低活性のヒラマサに威力を発揮する。 これからのシーズンは是非、この広域探査性能を実感していただきたい。 を焼くこととなった。幸いこの時は150mmサイズの超速巻きで反射食いを誘いヒッ トに持ち込めたのだが、こういう状況で飛距離の出る小型プラグがあれば一発で御用と なるのである。これを機に100mm前後のぶっ飛びプラグの開発を開始した。 100mmのボディーだと搭載ウェイトに限界がある為、125mmのものを採用。まずは極 限までウェイトを積んだ125XR(60g)が完成。コンパクトなボディー体積と相まって メタルジグ並みの飛距離を叩き出す。10月、折り良く小型ベイトのナブラが発生したた め投げてみたところ24kgのヨコワを捕獲できた。大型プラグは完全に見切られてい た。 しかし限界まで詰め込んだ場合、どうしても後方重心になってしまい、フォールで食 わせたい場合分が悪いのも事実である。そこで水平重心を保つ限界までウェイトを積ん だK-125XH(50g)を試作してみることにした。水平フォール&S字スイム等満足の行 く仕上がりとなったのだが、ここで意外な副産物が備わった。ウェイトが重いため、超 高速ローリングフォールを発生する事が判った。まさに大型魚にアタックを食らって痙 攣しながら沈んでゆくイワシそのものだ。 しかしシーズンが過ぎてしまったため、漁獲テストができていない。なんとも情けない 話だが、今しばらくお待ちいただければ幸いである。 ![]() 発売。 当初のコンセプトが使いやすいジグ、ということだったので、性能特化型のキワモノ的 なジグが多い昨今の市場にあってあまりに素朴な、「普通のジグ」と見る向きもあろう と思う。 しかしそういった性能特化型ジグは海域を熟知し、その日の状況を読みきった上で使 ってこそ効果を発揮するものと考える。その日の状況を把握したい時、潮流や魚の喰い を確かめたいとき、そういう状況を的確に伝えるジグがあってもよいのではないだろう か。 特徴のひとつは沈下速度の速さ。沈下速度が速いとそれだけヒットゾーンを長く探る ことができ、ボトムもしつこく叩ける。真っ先に沈めて真っ先にヒットも何度も経験し た。5:5のセンターバランスでこの速さは異例とも言える。 二つ目はスライド幅のコントロールが容易である事。柔らかい竿で静かにジャークす ると太刀魚アクション、硬い竿でインパクトを与えると3〜4mは弾け飛ぶ。これらを ジャークの強さで自在に演出できるのである。またアクションが安定しているので潮流 の変化などのシグナルを的確に手元に伝え、海中の状況を把握しやすい。 三つ目は引き抵抗の軽さ。ジグの片面をナイフ状に削ることによってアクション性能 の向上と引き重りの軽減を実現している。220gで一日シャクリ倒してもそれほど酷 ではない。 これら基本性能に加えて、非常に高い漁獲能力を持ち合わせていなければ使いやすい とは言い難い。単なるスペックの充実だけでは自己満足にすぎない。しかしこの点につ いては十分な実績が証明している。テストで微調整を加え、現時点で自分が最も自信を 持って使えるものに仕上がっている。その実績についてはoqutopus船長に聞いて頂け れば、と思う。ボウズは1度も無い。 製造詳細 (形状は作業所の裁ちばさみとスローイングナイフ) G-4は鍵山が削り出した原型を元に専属職人T氏が鋳造して製作している。複数種の金 属を独自配合した合金で、強度は申し分ない。某社のジグのように魚が掛かった程度で 折れてしまうようではとても残念なことだと思うが、そうしたことは皆無である。 鋳造後表面を削り、滑らかな面とまっすぐなラインを際立たせる。特に背中側は刃物 の如く鋭利に仕上げる。手間は掛かるが、カスタムビルドの証である。 ホログラムも、少々岩礁にぶつけたくらいで輝きを失ってしまっては実用的でない。 剥げない限り反射光を放つホログラムを採用している。 最後に、メンテナンスの容易さも特徴である。根のきつい浅場などを攻めるとどうし てもコーティングが剥げてしまうが、真水で洗ってウレタンにつけるだけで補修でき る。瞬間接着剤も良い。高々1回の使用でボロボロになってしまうジグが多い中、G-4 は簡単な補修だけで5〜6回は普通に使える。経済的。
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