薄暗くひんやりと冷たい地下室
グツグツと異様な臭いをまき散らすナベ
鼻と背中が曲がり乱れた白髪の不気味な老婆
魔女と耳にしてイメエジするのはこんな感じだろうか
それらは寓話の世界
長い年月を経て今もなお
人々の心の中に描かれたイメエジ
諸君のギッシリつまった脳ミソで
よく考えてみればそんな馬鹿げた質問が
出てくるハズもないと思うのだが。真相はこれ如何に?

魔女とは何者なのか?
答は簡単である
汝らと同じ、生身の人間である
身体的特徴もなければ不死身の肉体でもない
十字架や聖書を恐れもせず、白昼堂々と路を歩く
念のために付け加えておくと
やはり汝らと同じ食事を口にする
違うのはただ1つ
悪魔に加護を受けているという事である

悪魔と契約を交わし魂を捧げる代りに
何でも思い通りになるのか?
というとこれもまた違う
それは諸君らが様々な宗教を崇拝するのと同じである
試しにお尋ねするが
汝の神は汝に満腹感を与えてくれるのか?
答は明白である

「魔術」というものは手品ではない
手を使わずして物を動かしたり
箒で空を飛んだり
そんな事が出来るわけがないのだ
こんな事を真面目に答えるのも馬鹿馬鹿しい(苦笑)
では一体何か?と汝はまだ質問するのだろうか?
それは1種の「学問」だといえばわかりやすいだろう
おわかりか?
魔女としての洗礼を受けたからといって
今日から簡単に誰かを呪詛できる
というわけではないという事なのである

魔女になりたい、もしくは魔術を使いたい
と、いう声をたまに聞く
彼等にかけてやれる言葉は1つだけ
「ならば本気で勉強するがいい」
それも自力でね。
よく目をこらしてみればいい
参考書はそこら中に埋もれているだろうに
それを自力で見つけられないようでは論外である


そして大事なアドバイスを1つ
生半可な気持ちでは力は汝のモノにはならぬ
魔術の源は精神力
ほんの少しの邪念も許されないほどに
強く堅い意志

わかったら顔を洗って出直しておいで