パペット

闇に蠢く冷たい人形達
繰り広げられる蠱惑的な世界

ブラザーズクエイ



『ストリートオブクロコダイル』〜bro.Quay〜を
観たのは16の時だろうか....
双児の監督というだけでも魅力的な上に(笑)
静寂な世界は私を虜にしてしまう。
それから暫くの後
兄弟はチェコのシュールレアリスト、ヤンシュヴァンクマイエルに
かなりの影響を受けた事を知る






ヤンシュヴァンクマイエル





彼の世界もまた独特で
まさしく「妄想」と呼ぶに値するのではないだろうか
無気味さの中にブラックな香りがそっと漂う
ありきたりな表現ではあるが
ブルトンの言う『黒いユーモア』がまぎれもなくそこにはある
極上の「笑い」とは「戦慄」なのである





個人的な見解としては
「ユーモア」としてはシュヴァンク
より「アート」を追求するとクエイ、という感じであろうか
私自身、実はそれほどパペットが好きというわけでもないのだが
この両監督にはついては別である
近年になって「パペット」が注目を集めているが
それらは殆どがもう1つの顔である「可愛さ」が脚光を浴びている
そしてそのユーモアは決して黒い物ではない。
人は「パペット」の可愛さに隠されたもう1つの顔を
本当に知っているのだろうか?
『パペット』というジャンルとしてではなく
映像遊技という名が相応しい...
昨年、シュヴァンクの新作「オテサーネク」が公開されたが
クエイ兄弟の作品は今のところ95年の「ベンヤメンタ学院」が最新である

   


資料参照、リンク協力イメージフォーラム