| ANGE |
![]() Au-Dela Du Delire ![]() Par Les Fils De Mandrin |
フレンチ・ロックの重鎮Ange。彼らの発表したアルバムは20枚近くにもおよび ますが、やはり'70年代の新ノア記からの5枚がプログレ・ファンにはお勧め。 3)Au-Dela Du Delire (新ノア記) 4)Emile Jacoty (エミール・ジャコティのおとぎ話) 5)Par Les Fils De Mandrin(マンドランの息子) 6)Tome VI (第6巻) 7)Guet Apens (罠) この5枚では、アンジュ・オルガンと言われる独特のキーボード(回転数をおと したメロトロンとオルガンの音を混ぜているような気がしますが詳細は不明です) を中心としたシンフォニックな音作りに加え、クリスチャン・デカンの強烈な個性 のVocalと語りでもってロック・テアトル(シアトリカル・ロック:演劇型ロック) と言うジャンルを確立しています。本当に唯一無二の世界がここにあります。 と言うわけで、個々のアルバム紹介は次回にすることとして、今回は80〜90 年代のAngeを中心にレビューしていきましょう。 |
| 80年代のAnge | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Ange / Fou! (Trema 710182)('84) アルバム発表後のなんともエロティックなステージングが評判となった(DVDも出て います)12thアルバム('84年)。このアルバムも「愚か者」をテーマにしたトータル・ コンセプト・アルバムで、ディジタルな響きを活かした都会的でモダーンなシンフォ ニック・サウンドを聞かせてくれます。重厚な感覚まであるこのアルバムですが、な んと言っても、ラストのエロティックな盛り上がりがなんとも凄い!!!!!!!! |
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| Ange / Ange (Trema 710216)('84) コンセプト・アルバムとなった前作とうって変わって派手なエレポップとなった 13thアルバム('84年)。派手でカラフルでノリノリのサウンドに乗ってクリスチャン の歌が全開です。いやぁ、これは気持ちよいだろうけど、音だけ聞いたらウルトラ ヴォックスかデュラン・デュランか、ってな感じで、Angeのアルバムの中でも異色 の1枚となりました。ま!たまには良いかな?(^^;) |
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Ange / Tout Feu Tout Flamme (Disques Marianne 816032)('87) 87年リリースの15thアルバム。なんと、タイトル曲のみJ.M.Brezovar,D.Haasら新ノア 記の頃のメンバーにより録音されており、広がりのあるシンフォニックな音作りが聴かれ ます。アルバム全体を見ても、80年代風ニューウェーブ的な音作り(リズム・セクショ ンとか)なのですが、どの曲もメロディーが良く、C.DecampsのVocalにグイグイと引っ張 られて行きます。後半ちょいとポップになりすぎますが、次作への布石と言う意味で重要 なアルバム。 |
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Ange / Seve Qui Peut (Celluloid 66863-2)('89) とうとう全盛期のメンバー全員が揃った16thアルバム('89年)。80年代のポップな音作 りが嘘のようなシアトリカルなコンセプト・アルバムに仕上がっており、ドラマチックか つメランコリックな音作りは全盛期を彷彿とさせます。70年代のエッセンスを80年代 のモダンな音で再構築した、そんな感じの名作ですね。 |
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Ange / Tome '87 (Musea FGBG 4444.AR)('87) '87年の未発表Live。オリジナル・メンバーが再結集した最初の頃のLiveで時期的に は"Tout Feu Tout Flamme"の頃か?選曲的にはまさに聴きたい曲のオンパレードで往年 の名曲選と言った感じ。オリジナルと比較すると、より激しく、ボトムの据わった音に なっていますが、何よりもオリジナル・メンバーが凄く旨くなっているのには驚かされ ます(^_^;)。クリスチャンは貫禄!フランシスはディジタル・キーボードを使っても唯 一無二あの音を出しています。さすが変人(^_^;;;)。今までこの時期のLiveを聴くこと が出来なかっただけに、Angeの歴史の隙間を埋める貴重なLiveアルバムと言えるでしょう。 |
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Ange / 70's/80's - 2 Decennies de Concerts (Musea FGBG 9013) 70年代と80年代の映像をカップリングしたDVD。まず70年代のものは田舎の 古い廃屋での「マンドラの子供達」全曲の演奏と同時期のLive。人形を使った り、かぶりものがあったりと独特のシアトリカルなステージングはAngeそのも のですが、実は一番ビックリしたのは奇人フランシス・デカンの奇抜なステー ジ・アクション!!風貌からして今のステーブ・ハウをより変人にしたような 感じやし、その動きの奇怪なことと言ったら...必見です(^^;) 80年代は85年のFou! Tourから。70年代の曲って構成が懲りすぎていてシアト リカルなステージングと言う意味では制約が多かったようで、この80年代のグ ルーブ重視の曲の方がよりステージングの自在度が増しているように思います。 それとはっきり言ってオリジナル・メンバーって演奏あまり旨くないしね(^_^;)。 でこのFou! Tourではコンセプト・アルバムFou!の完全再現を目指し、これでも かと言うぐらいの演劇的な構成で攻めます。で、テーマは「愚か者の愛?」、さ すがエロスとグルメの国フランス。最後の演出は思い切りSexで、こういう感覚 って映画アメリでもあったけど、改めて見ると凄いナァ...(^^;)と。こちらも必見。 |
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Ange / Anthologir - Seve qui Peut TOUR (Musea FGBG 9014) 90年のSeve qui Peut Tourから。このDVD2枚で70年代,80年代,90年代のAnge のステージングがわかるようになっています。ギスギスとした演奏ながらもプロ グレッシブ・ロックへ挑戦した70年代。歴史の中で一番シアトリカルな80年代。 そして、音楽的な円熟度を増した90年代とAngeの歴史と真の魅力が良くわかりま す。 このSeve qui Peut Tourではオリジナル・メンバー+ギタリストと言った構成 で、Wishbone Ashも真っ青の、美しいツイン・リード・ギターを前面に出して、 過去の曲もグッとダイナミックなアレンジとなって迫って来ます。音楽的にはこ のTourの頃がBestなのではと思わせるぐらいの、ドラマチックなサウンドが見事 ですね。 |
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| 90年代のAnge | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Ange / Les Larmes du Dalai Lama (Philips 512 934-2)('92) 充実作だった前作の延長線上にある17thアルバム('92年)。特にタイトル曲のパワーは凄 まじく、全盛期の名曲にも匹敵すると言えます。他の曲は若干アトラクティブなところが 後退して、ジックリと聞かせるタイプの曲が増えてしますが、良い曲が多いですね。 ただし、彼らはこの後音楽性の相違で解散。結局、オリジナル・アンジュのラスト・スタ ジオ・アルバムとなりました。 |
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Ange / Un P'tit Tour et puis s'en vont...('95) オリジナル・アンジュのラストアルバムです。これは実はファン・クラブ・オン リーで発売されたアルバムなので現在では入手不可能なのですが、後に"Rideau!" "A...Dieu!(Live! 新ノア記)の2枚のアルバムとして再リリースされました。 本当は70年代と言わず、80年代、90年代の彼らも逃せない所なのですが、 ANGE最後のアルバムとなったこのLIVEアルバムには彼らの全時代の名曲が万遍 なく収められていますので、こちらを挑戦するのも一興かと...確かにスタジオ盤 を凌ぐ迫力ある演奏は、ベストな選曲である以上にとても優れたLIVEアルバム であると言えると思います。ほんま良いアルバムですよ!(^^) |
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| ちなみにUn P'tit Tour et puis s'en vont...収録曲リスト(^^) Disc 1
引きますが、実際に演奏に勢いが出てくるのはDisc1の9曲目ぐらいからかな?そういう意味ではアルバム"Rideua!"は 選曲と言い、内容と言い、Angeを俯瞰するのには持ってこいのアルバムだと思います。 |
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| Ange復活後のアルバム群 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Christian Decamps & Fils / 3eme Etoile A Galiche('97) (SMC 357 08) 95年のTour後、このアルバム制作時の意見の食い違いでAngeが解散してしまった 曰く付きの作品。結局、このアルバムのメンバーがそのままNew Angeになるのです が、内容的にはどこからどう見てもAngeそのまま。若々しいメンバーを得て、スペイ シーなトータル・アルバムをよりタイトによりドラマチックに演奏しています。 |
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Ange / La Voiture a eau(N10 130102)('99) 99年発表の新作。98年のTour依頼いきなりAngeを名乗るようになった彼らです がクリスチャンが入れば他のメンバーがどうあれ、そのバンドがAngeですよね。誰も 異論が無いと思います(^^)。で、この新作、いきなり凄い迫力で若々しさに溢れてい ます。それでいてジャケのようなクリアさもあると言う...別に前のメンバーが悪い と言うわけでは無いのですが、リフレッシュしたAngeの音に心が浮き浮きしてしまい ます(^^) |
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Ange / Reves-Parties(N10 156362)('00) 11月に発売されたばかりの新譜。もうバリバリです。内容は97年、98年 と2000年のLiveで、CD1はトータル・コンセプト・アルバム"3eme Etoile A Galiche"からで しかもオーケストラ入り!全曲収録でないのが残念なもののより力 強さを増した演奏が聴かれます。CD2は昨年の新作"La Voiture a eau"から 2曲と70年代、80年代の名曲を満遍なく収録。こうやって聞いてみるとAngeは どの時期も素晴らしい作品を発表し続けた事がよくわかる出来となっています(^^) |
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Ange / Culinaire Lingus(N10 322012)('01) 2001年Ange待望の新譜!!今回のテーマは「食とエロチシズム」だそうで、いつに も増して濃厚で重厚な世界が繰り広げられています。もう分厚い分厚い音もだけど、 クリスチャンのVocalが熱い!暑い!厚い!近年のAngeの重厚路線がさらにグレードア ップして迫ってきます。これは傑作だぁ。 なお、最後の曲はBonus Instrumentalだそうで、意外な程クールな演奏をバックに Dan Ar Bras,Jean-Pascal Boffo,Jan Akkerman!を始め8人のギタリストのソロが収録 されています。嬉しいことにAkkermanの音色は今でも健在ですね(^^)。 |
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| Ange / ?('05) 2005年待望の新譜。重厚な音を聞かせる最近の路線を進めており、ガッチリとタイト なリズムと分厚いバックに乗って、クリスチャンの貫禄溢れる歌を聴くことができま す。暗めのエモーショナルな音塊は、北欧に行けばきっとAnekdotonみたいになると 思うけど、そこはフランス。こってりとメロウな味付けでお洒落に迫ります。紅一点 CarolineのVocalもワンポイントに効いて良いですね。 |
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| Ange / Ad Libitum(Mercury 546 751-2)('99) アンジュのBoxについてはこちらをご覧下さい。 |
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