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Machiavel
Machiavel / Machiavel (EMI 0777 7891622 2)
  Machiavelの1stアルバム('76)。冒頭の包み込むようなシンセの壁(イメージは
 Watcher Of the Skies?)に導かれると、すぐに近未来的で陰りのあるメロディー
 が印象的なMachiavelの世界に入っていきます。2nd,3rdでの入り組んだアレンジ
 と比較すると幾分ストレートな感じですが、既に独特の音世界は完成しています。
 静かなバラッド中心の旧A面、2ndへと繋がる複雑な展開を見せる旧B面。ここか
 らが始まりです。
Machiavel / Jester (EMI 0777 7891632 1)
  Machiavelの2ndアルバム('77)。オランダのKayakにも共通する人懐こいメロディ
 ーに、ややハスキーでソウルフルなVocalが絡んで、かなりポップな印象があります。
 ただし、ジェネシスを思わせるフレージングの絡ませ方と場面展開のセンスが抜群で、
 こういうプログレ・ファンの心を掴んで離さないアレンジの妙に思わずにやりとさせ
 られます。ジャケのような近未来SF的なイメージも音楽に溶け込んでいて、これも
 グッド!
Machiavel / Mechanical Moonbeams (EMI 0777 7891642 1)
  Machiavelの3rdアルバム('78)。名作"Jester"の延長線上にありますが、よりメロ
 ディアスに、よりアルバム全体のバランスが取れたまさに最高傑作に仕上がりました。
 前作で見られた「そのまんまジェネシス」的なアレンジは、オリジナリティーにあふれ
 たものへと昇華しており、彼らのセンスの良さを感じさせます。とにかく、メロディー
 が良いので何回聴いても飽きないのですよん。私の大の愛聴盤です。(近未来SFイメ
 ージも継続中)
Machiavel / Virtual Sun (Musea FGBG 4305.AR)
  再結成Machiavelの新作。残念ながら独特のキーボード・ワークを聞かせていた
 Albert Letecheurは参加しておらず、音的にもギターを前面に出した暗めでブルー
 ジーな要素が増えています。曲によってはゴシック的なところもあって、かなり
 以前とは違った感じです。数曲、もろにZeppelinと言った雰囲気,Vocalの曲があっ
 てびっくりします。
Machiavel / Live (EMI 7243 5 21776 2 2)
  復活Machiavelの1999年のLiveアルバム。Disc 1はファン待望の2nd,3rdからの
 選曲が中心で、特に3rdからはほとんどの曲が収録されているうえに(B面全曲収
 録!)、あの人懐こいメロディーが昔と変わリなく再現されていてもう最高!若
 手メンバーを迎えてパワーアップしているのが良いですね。Disc 2は新作からが
 中心で、若干レイドバックした、ハードな演奏を聞かせてくれます。こちらはプ
 ログレ・ファン向けではありませんが、演奏の勢いについつい聞き入ってしまい
 ます。
Machiavel / Welcome to Paradise (CNR Music 2 2 208242)
  復活後の2作目となる2003年新譜。前作で見せたLed Zeppelinを思わせる
 ような激しいサウンドはあまり目立たなくなっており、美しいバラードや心
 地良いグルーブの曲等、曲調に幅が出ています。が、いかんせん昔のような
 独特の個性が無く、充実した演奏の割には凡庸な出来になっているのが残念。
Isopoda

Isopoda / Acrostichon (Musea FGBG 4140.AR)
  Isopodaの1stアルバム。ゴリゴリとしたベースが印象的でどことなくYesからの
 影響を思わせるが、演奏力はアマチュアに毛が生えた程度なのが辛いところ。
  ただし、アコースティックな印象のアレンジで展開されるノスタルジックなメロ
 ディーは聞いて行くうちについつい引き込まれていくのも確か。マニア向けだけれ
 ども、なかなか味があるアルバムと言えます。






 →CDのジャケット。それなりに良いジャケだけど音楽の印象とはかけ離れています(笑)
Isopoda / Taking Root (Musea FGBG 4282.AR)
  イソポダの2ndアルバム。1stでのアコースティックな印象に比べて、今回はグッと
 ロック色を増し、結果としてかなりYes度が増えています。イソポダ独特のメロディー
 も健在で、ファンにとっては喜ばしい変化かな?ただ、全体的な楽器の録音バランス
 の悪さは一体何?と言った感じで、ドラムがやたら前に出てくるし、シンセもむき出し
 で少し聞くのが辛いなぁ。CD化の際にRemixしてくれたら良かったのに...
Dragon
Dragon / Dragon (Musea FGBG 4010.AR)
  ファンタジックなジャケットに包まれたDragonの1stアルバム。柔らかく広がりのある
 キーボードとブルージーなギター(結構どぐされ系?)の対比が魅力的なバンドです。人
 懐こいメロディーもまた良い。ただし、全体的には少しまとまりと集中力に欠けるかな?
 4曲目のポップ・チューンはサビのメロトロンに泣けますネ。個人的にはこの曲だけでも
 お気に入りの1枚(^_^;)
Dragon / Kalahen/Plus (Mellow MMP 129)
  アルバム1枚のみをリリースして解散したDragonの2ndアルバム用のデモ音源。ただし、
 内容的にはデモ音源とは信じられないぐらいレベルが高く、立派に2ndアルバムとして通用
 するものです。1stアルバムの散漫さが無くなり、よりハードかつブルース&ジャズ的な要
 素が増えています。ただし、1stアルバムの持つ暖かさ的なものが後退しており、この当た
 りが好みを分けるかな?(このアルバムはLPとしては90年にリリースされましたが、後
 にイタリアのMellowレーベルからさらにBonusトラックをプラスしてCD化されました(と
 言っても大したBonusでは無いけど(笑))
Waterloo,Pazop
Waterloo / First Battle (Musea FGBG 4281.AR)
  ベルギー70年のオルガン・ロック。まるで初期キャラバンをクラシカルにしたような
 サウンドでノスタルジックなVocalがとても心地よいです。かすれた
ような音色のフルー
 トもまた良い。70年と言えばFocusもまだ結成されていなかった頃なんで
すが、こんなバ
 ンドがいたなんて....ちょいとビックリしました(^_^)
Pazop / Psychillis of a Lunatic Genius (Musea FGBG 4191.AR)
  Waterlooのメンバーが結成したPazopの'72年と'73年の音源集。'72年の音源はヴァイオ
 リンを導入したスピーディーな曲からオランダのSupersisterのようなインテリジェンス
 を感じる玩具箱をひっくり返したようなジャズ・ロックまで多彩で楽しい音楽性が魅力。
 それが'73年になると、これがほとんどベルギーのSamla状態。冗談で攻めて真面目にジャ
 ズ・ロック、フルートも綺麗なんだなぁ....などという良くわからない、ぶっとんだ音楽
 性を聞かせてくれます。良いですよん。
Univers Zero
Univers Zero / 1313 (Cuneiform Rune 20)
  ユニヴェル・ゼロの記念すべき1stアルバム。今聞くと結構もったりとした出来で、
 最近のチェンバー・ロック・バンドのようなハイパー・テンションと比べるといささか分
 が悪いのですが、今から20年前に初めて聴いた時は本当に衝撃的でした。ヨーロッパの
 暗さ、影の部分を色濃く出した楽曲に、室内楽(チェンバー!)的な編成。しかし、そこ
 には、まぎれもなく「ロック」があったのです。
Univers Zero / Heresie (Cuneiform Rune 29)
  2ndアルバム。CDはジャケがLPとは変わっています。旧A面を占める25分にも
 わたる大作"La Faulx"では前作の中世&暗黒の世界をより徹底的に展開した作品となって
 おり、こういう方向性ではまさに極北と言った感じです。旧B面の2曲は現Presentの
 Roger Trigauxの色がかなり出ていて、Presentにも通じるロック色の濃いチェンバー
 サウンドとなっています。(Roger Trigauxはこの後Presentを結成します)
Univers Zero / Ceux du Dehors (Cuneiform Rune 39)
  最高傑作と名高い3rdアルバム('81年)。このアルバムもCDジャケがLPとは変わって
 います(わかりにくいけど)。1stで確立したアコースティック・セットをベースとした
 暗黒チェンバー・ロックの完成形とも言え、デュニのドラムスを軸に複雑に絡み合う漆黒
 の音塊に圧倒されます。より暗黒感を増しながらも、楽曲はさらに緻密になり、一つ一つ
 の音に高い必然性を感じます。そして、何よりもそのかっこ良さに惹かれますね。名曲
 "Dense""Combat"収録!
Univers Zero / The Hard Quest (Cuneiform Rune 120)
  ユニヴェル・ゼロ待望の復活第一作。チェンバー・ロックの要としての音楽性は昔と
 同じですが、意外な程美しい作品に仕上がっていてびっくり!
Present
Present / N6 (Carbon 7 C7-043)
  お次はプレザンの新譜。昔からチェンバーではプレザンが一番好きと言って
 いた私ですが、他のバンドには無いハードなロック乗りが本作でも炸裂。気持ちが
 良いぐらいのグルーブで突き進んでいきます。アレンジも多彩になってきて飽き
 させません。間違いなく今までの最高傑作です(^^)
Julverne
Julverne / Emballade... (Pleasant Ville 01 rue)
  Julverneの3rdアルバム、待望のCD化です。例の韓国盤Paper Sleeveですが、
 キチンとRemasterされてたりして、まさにこの日を待っていました(^^)。ベルギー
 のチェンバー・シーンに重要な位置を占める彼らですが、このアルバムは少し趣向
 が変わっていて、Scott JoplinやTed Snyder等19世紀末のラグタイムやサロン・
 ミュージックを優雅にノスタルジックに奏でる...そういうアルバムになっています。
 小さい頃モノクロの映画のバックに流れていたような音楽が再び生命を得て瑞々し
 く私の心に染込んで行きます。私の永遠の愛聴盤ですネ(^^)。(オリジナルはシン
 グル・ジャケだけと何故かダブル・ジャケットになっています...でも、豪華さアッ
 プでこれも良し(^^;))
X-Legged Sally
X-Legged Sally     / Bereft of a Blissful Union
 - The Smith Quartet

  結局、ラストアルバムになったX-Legged SallyのThe Smith Quartetとの競演作。
 とにかくこのアルバムは2曲目に尽きる...としか言いようがありません。24分近い
 曲の中をビッグ・バンドジャズからチンドン系チェンバーまで、展開の連続で息つく
 暇も無い。The Smith QuartetのストリングスもX-Legged Sallyのリズムセクション
 をバックに跳ね飛んでいます。ほんま素晴らしい!(^^)
  他の曲は4曲目を除けばマンネリかな?そこら辺に転がっている退屈なチェンバー
 でした。それでも2曲目だけで大傑作アルバムだと断言したい!そんなアルバムです。