Brazil   (Page-1)
Bacamarte
Bacamarte / Depois do Fim (Belle 091532)
  '82年にリリースされたBacamarteの1stアルバム。日本のプログレ・ファンの目
 を南米へと向けさせた記念すべき名盤です。1曲目に顕著なようにPFM(特に1st
 アルバム)の影響もありますが、ラテンのメロディーを濃密なプログレッシブ・
 ロックへと昇華させていく、そういう瞬間こそがBacamarteです。パワフルかつ叙
 情的な女性Vocal(Jane Duboc!!)、どことなくフォルクローレ風の響きのフルー
 トもグッド!
Bacamarte / Cidades Sete (BCD 002)
  待望のBacamarteの2nd。実はリーダーのMario Netoがほとんど全ての楽器を弾いて
 いるんだけど、内容的にはまさにBacamarteそのもの!あの優しい調べのギターを中
 心にPFMの1stのような情感豊かな世界が拡がります。Mario Netoってクラシッ 
 ク・ギターの腕で言うとムシーダを間違いなく超えていると思いますが、他の楽器
 (keyboardからDrums!!まで)も同じぐらい旨いのがこれまた驚きだったりします。
Sagrado Coracao Da Terra
Sagrado Coracao da Terra / Sagrado Corasao da Terra
                     (Belle 081421)
  世界中に衝撃を走らせたSagrado Coracao da Terraのデビュー・アルバム('85年)。
 「エニッド風のキーボード・ワークに、アルティ・エ・メスティエリのスリリングさ
 を足し合わせたような」と当時紹介されましたが、アルバムに納められた音はそれを
 も超えています。さらにブラジルの雄大な自然が見えてくるようなメロディーに、ラ
 テンの優しい歌声が乗ってきて、夢のような音宇宙に誘われます。特にオープニングの
 "Asas"の瑞々しさにはいつ聞いてもノックアウトされますネ。もちろんマルクス・ヴィ
 アナのヴァイオリンの美しさも最高!!
Sagrado Coracao da Terra / Flecha (Belle 081422)
  前作から割と短いインターバルでリリースされた2ndアルバム('87年)。透き通るよ
 うな青色が印象的なジャケットがアルバムの音を良く表わしており、柔らかい歌メロ
 と透明感のある美旋律に心を奪われます。ただし、前作でのアトラクティブなロック
 色が心持ち後退しているのが、個人的には不満かな?ただ、その内容のレベルの高さ
 もさることながら、コンスタントに音が届けられたのが当時は最高の喜びでした。ラ
 イブ写真等が満載のインナー・スリーブが紙ジャケで復活しているのが嬉しいですね(^^)。
Sagrado Coracao da Terra / Farol da Liberdade (Belle 081423)
  なんとリアル・タイムで国内盤も発売された充実の3rdアルバム('91年)。目まぐる
 しいロック色が復活し、美旋律と躍動感の見事な融合により、もっとも「プログレッ
 シブ・ロック的な」作品となりました。オープニング曲なんかほんまPFMも真っ青!
 また、「アマゾンの自然保護」を取り上げた名曲"Pantanal"も感動的です。当時、マ
 ルクスはTV番組のテーマ曲が大ヒットし、瞬く間にブラジル音楽界を代表するアー
 ティストになり、公私(笑)ともに絶好調でした(^_^)
Sagrado Coracao da Terra / A Leste do Sol,Oeste da Lua
                
(Sonhos & Sons SSCD031)

  いきなり明るい曲調のナンバーで始まってビックリしますが、アルバム全体が
 こういう親しみやすさを前面に押し出していて、それが成功しています。
  それでもヴィアナの独特のヴァイオリンとメロディー・ラインは健在で宇宙的な
 壮大なイメージと大地を思わせる暖かさがバランス良く混じり合っています(^^)
 後半の民族音楽系チューンの展開もTerra(地球)への暖かな思いが感じられま
 す。意外な感じがしましたが実に良く溶け合っています。
Saecvla Saecvlorum / Saecvla Saecvlorum
  サグラドの前身バンド。ブットびました!ビックリ!録音的にはデモ・テープ
 レベルながら(収録時間も短い28分)内容はサグラドをさらにロック的にした
 ような内容で、キメのフレーズのかっこ良さも絶品なら、少しエスピリテゥに似た
 Vocal Partも南米の叙情満点です。もちろんマルカス・ヴィアナのヴァイオリンも
 ロックしているし言うこと無し!
  でもってそれ以上にアルバムのイニシャチブを握っているのがロカンダの如く
 コロコロと良く鳴るピアノ!なんか聞き手の心の中で気持ちよく鳴っていると言う
 感じやね。
  ヴィアナのワンマン・バンドでは無くバンド全体が高いレベルのアンサンブルで
 聴かせるのが素晴らしい。
O Terco,14BIS
O Terco
O Terco / Criaturas Da Noite (EMI 499738 2)
  最高傑作との評判が高いO Tercoの3rdアルバム。ややハード&ブルージーな色の強い
 A面も渋めのオルガンロック的でこれはこれでグッド。それでもさすがにF.Venturini
 独特のメロディーが出てくるとグッと叙情的になります、そして、F.Venturiniの才能
 全開のB面こそはブラジル・ロックの最高傑作とも言えるプログレッシブ・サイドです。
 美しくも儚いタイトル曲から10分を超えるクラシカルな大曲"1974"まで全く隙があり
 ません。名盤。
O Terco / Casa Encantada (EMI 499738 2)
  O Tersoの4thアルバム。F.Venturiniが参加した最後のアルバムで彼はこの後14BISを
 結成します。前作に比べるとなんかイメージの一定しない散漫な感じがしますが、Remaster
 で聴いて再発見!R&Bをやっていたかと思うとギターひきまくりのジャズロックになるし、
 次の瞬間には叙情的な極上バラードが出てくる。これはもう音の玉手箱です。こんな楽しい
 アルバムだったなんて!プログレ云々を忘れて聴くのが良いかもね?
14 BIS
14 BIS / 14 BIS (EMI 859144 2)
  O Tercoを脱退したフラヴィオ・ベンチュリーニが結成した14BISの1stアルバム。
 O Tercoの持っていた爽やかなシンフォニック・ポップ路線を徹底して追求してお
 り、柔らかなシンセ、オルガンの調べに乗ってどこまでも優しい歌声が広がります。
 この1stアルバムはビートルズ的な仕掛け万点のサイケ・ポップ風味が一番出たア
 ルバムで、アレンジの広がりと曲のアレンジ等展開が凝っています。ストレンジ・
 デイズ読者向きと言うか、ひねったポップス好きには持って来いのアルバムです。
 もちろん私の大の愛聴盤!(^^)
14 BIS / II (EMI 833464 2)
  長大なインスト・ナンバーを含む2ndアルバム。昔からプログレファンには良く知
 られたアルバムでした。曲調的には1stでの「捻り」は若干大人しくなっており、ア
 ルバムとしてバランスの取れた仕上がりになっています。
  ブラジル音楽界では所謂ミナス派に属する彼らですが、個人的にI Pooh,Of Course
 とともに世界3大爽やかキーボード・ラブ・ロック・バンドと呼んでます(^^)。結構
 共通するところがあると思いますよん。
14 BIS / Espelho das Aguas (EMI 542710 2)
  81年リリースの3rdアルバム。ジャケットのような空に突き抜けるような爽やかな
 イメージが広がります。彼らの特徴であるツイン・キーボードの柔らかな音色が心に
 響きます。ラストのインスト・ナンバーまで14BISの魅力がたっぷり詰まっています。
14 BIS / Meus Momentos (EMI 521072 2)
  ブラジル、ミナス派の代表バンド14BISのBest。O Tercoの後身バンドでもあり
 ます。I Poohを思わす優しいメロディーがいかにもミナス派と言った感じですが、
 特にプログレッシブ・ロック的なアレンジやメリハリがはっきりしている1st,2nd
 期が良い。後期になるに従ってAOR色が強くなって行きます。
  ミナス派と言えばその中心はミルトン・ナシメントですが、その巨大な枝葉をたど
 って行くとあのサグラドに行き着きます。14BISはその丁度中間のような音楽性を
 持っていると言えるかもしれません。
  収録曲は 1st('79) ...4曲
       2nd('80) ...5曲
       3rd('81) ...3曲
       4th('82) ...6曲
       5th('83) ...4曲
       6th('87) ...2曲
       7th('92) ...4曲
  の全28曲となってます。そう言えば私は昔1st〜5thまで持っていたのでした(^^)。
Flavio Venturini
Flavio Venturini / Meus Momentos (EMI 523102 2)
  上の14BISと同じシリーズでリリースされたFlavio VenturiniのBest。O Terco〜
 14BISのリーダー、キーボーダー、メロディー・メイカーでもあります。
  曲としては14BISでも聞かれたあの優しく切ないメロディーをフィーチャーしつ
 つも、より雄大なキーボードを活かした出来となっています。ミルトン・ナシメント
 との競演もあったり、ミナス派オールスター的な内容となっています。そうそう、
 4〜5曲で聞こえる美しくも激しいヴァイオリンはマルカス・ヴィアナですな(^^)。
  収録曲は Nascente <1st>('81) ...12曲
       O Andarilho<2nd>('84) ...12曲
       O Terco 時代の曲 ... 2曲
       14BIS 時代の曲 ... 2曲
  の全28曲となっています。こちらも1st,2ndとも昔持っていたのでした
 (でもね、ブラジル盤は盤質が悪くてしんどかったのでした。CD化万歳!(^^)/)

次ページへ