Brazil  Neo Progressive-2
Rock Symphony Label
Alexl
Alexl / Triz (Rock Symphony RSLN 101)
  ブラジル期待の新人Alexlの待望のデビュー・アルバム(2003年)。ジェントル・ジャ
 イアントを思わせる複雑なコーラスワークを見せたり、ブラス・セクションと絡んだ
 りと多彩なアレンジが光ります。ポルトガル語の優しいメロディーとアコースティッ
 ク楽器の響きが瑞々しい前半部も良いのですが、何よりも凄いのはいきなり鮮やかな
 プログレッシブ・ロック色を増しながら、目くるめく展開する7曲目以降!手に汗握
 るクライマックスが凄い!全体的に爽やかな風が駆け抜けるようなイメージがありま
 すが、一気に押し寄せた時の集中力も半端じゃなく、これだけのアルバムはそうある
 ものじゃないなぁと、聞きながら唸っています。いや、ほんま(^_^)
Projeto Caleidoscopio
Projeto Caleidoscopio / O Sete (CLD001)
  Quaterna Requiem,Bacamarte,Topos Uranosのメンバーが参加しているブラジル
 シンフォニックのスーパー・プロジェクト。と思いきや、それ程大げさな作品では
 なくて、ブラジルの爽やかな歌心をシンフォニックに盛り上げていくような内容で
 した。女性Vocal物としても聴けて、優しいメロディーにスッと 入りこんでしま
 います。アニー・ハスラムやマルカス・ヴィアナからもメッセージが寄せられてい
 ますが、2人ともAnalu ParedesのVocalを讃えてます(^^)。気に入った!
Projeto Caleidoscopio / Carrossel (Rock Symphony RSLN 069)
  ブラジルのデュオ・プロジェクトの2作目。Egberto Gismonti,Hermeto Pascoal,
 Flavio Venturini,Marcus Viana等々とんでもないゲスト陣を迎えて、さらにパワー
 アップ!ゲストを見てもわかるように、ミナス派の流れを組む優しいメロディーが特
 徴で、滑らかなギターとキーボード、そしてAnalu嬢の歌声が一体となって聞き手の
 胸に沁みていきます。インスト・パートになるとO Tercoの名曲"1974"のような展開
 も見せ、ブラジルの過去と未来を繋ぐシンフォニックの名作と言えるでしょう。
Haddad
Haddad / Deuses,Anjos,Homens & Bestas (Long Live Rock)
  アマゾンはマナウス出身、GustavoとLeandroのHaddad兄弟によるシンフォ・プロ
 ジェクトの1stと2ndアルバムから選曲されたコンピレーション3rdアルバム('97)。
 1曲目のオープニングこそダークですが、全体的には、ミステリアスではあるけれ
 ども小綺麗な出来でどちらかと言えばサントラかセミクラシック系。もう少しダイ
 ナミックな部分があれば良かったですねぇ。
Haddad / Orion (Rock Symphony RSLN 029)
  Rock SymphonyレーベルからリリースされたHaddadの4thアルバム('99)。丹念に作
 られたキーボード主体のシンフォニック・ロックはブラジルらしい優しさを散りばめ
 て、とても心地よい出来です。ただし、全体的に広がりの無い宅録的な感覚と、メロ
 ディーに今一魅力が無いのが残念。平均点は取れているけど「それがどうした?」っ
 てな感じです。
V.A.
Rio Art Rock Festival '99 (Rock Symphony RSLN 040/041)
  ブラジルで行われているRio Art Rock FestivalのLive。ただし、収録バンドが
 Quaterna Requiem(ブラジルのクラシカル・ロック),Violeta de Outono(ブラジル
 のエコバニ+初期フロイド?),Par Lindh Projectと言うことで今一地味です。
 Quaterna Requiemも良いけど展開が大人し過ぎるもんね。
  ポイントは初回限定で付いているBonusCDで、バカマルテ崩れのNew Band
 "El Fire"にサグラド、ソラリス、Tempus Fugit,Apocalypse,Minimum Vital,
 PendragonのLiveが入ってます。収録曲には結構ばらつきがありますが、サグラド
 とTempus Fugit(前出たLiveより良いぞ!)はさすが!
Others
Calix
Calix / Cancoes De (Calix CLX-01/00)
  話題のブラジル新人。叙情的ながらダイナミックな構成が素晴らしく、タイト
 なリズムセクションに柔らかなメロディーが映えます。ほんまいかにもブラジル
 と言った感じの爽やかなイメージが、身体を包み込むような気がします(^^)。
 サグラドのKien(ハードなアレンジが意外でした)やオルフのカルミナ・ブラーナ
 のカバーもなかなか面白かったです。
Glauco Fernandes
Glauco Fernandes / Glauco Fernandes (Popcorn 100001)
  再結成されたBacamarteに参加している(らしい?)ヴァイオリニストGlauco
 Fernandesのソロ。もうサグラドも真っ青と言うぐらいのテクニカルでクラシカルな
 ヴァイオリン・ロックで、思わず「凄い!」と唸ってしまうような出来です。
Sleepwalker Sun
Sleepwalker Sun / Sleepwalker Sun (Masque AA0001000)
  ブラジル期待の新人Sleepwalker Sunのデビューアルバム(2005年)。いきなりの
 美しいマルクス・ヴィアナのヴァイオリンからSagrado系の音かなと思いましたが、
 どちらかと言えば、ハード・ドライヴィングなギターを中心に据えたメロディアス
 なテクニカル・シンフォ。ミステックなテーマとあわせて、丁度Dream Theaterの
 Metropolis Pt.2からメタル色を抜いて、女性Vocalを加えたような感じです。美しさ
 と激しさの切り返しがなかなか見事で一気に最後まで行ってしまいます。
Chronos Mundi
Chronos Mundi / Luz e Trevas (Renaissance SINT 002)
  ブラジルの新人Chronos Mundiの1stアルバム。キーボードのAlexander Maraslisを
 中心とした3人組で、ジャケのような宇宙的な感覚を持ったキーボードを軸に爽やかな
 イメージの演奏を繰り広げています。引きの叙情を持ったVocalパートはいかにも南米的
 だなぁと思います。もう少し集中力があればなぁ..
Alexandre Maraslis / Spiritual Awakening (???)
  クロノス・ムンディのKeyのソロ。前半はギターとリズムセクションを加えて
 かなり激しいインタプレーを聞かせ、完全にバンド形式のシンフォニックと
 なっています。後半になるとがらりとシンセ中心になってほとんどヒーリング・
 ミュージック。この落差は一体何?。前半だけならクロノス・ムンディ以上の
 出来だったのにぃ??
Lummen
Lummen / Ao Vivo No Rio Jazz Club (Renaissance SINT 003)
  Chronos Mundiと同じレーベルから出たLummenのデビュー作。フルートやヴァイオ
 リンのリリカルな調べとかなり強引な部分もある展開は往年のイタリアン・ロックを
 思わせます。独特の詩情に溢れていて、南米的な作品ですネ。
  デビュー作にしてLIVEを自信持って出せる実力も素晴らしいけど、ここまで
 出来るならきちんと作り込まれたスタジオ盤も聞きたいなぁ。
Moonshadow
Moonshadow / Tales from Soul (???)
  ブラジル新人バンド。英語で歌われていて感覚的にはイギリスのペンドラゴンと
 かのメロディアスなシンフォと言う感じ。それほど悪いところも無くて、よくやっ
 てるとは思うけど、なんかどこにでもいるようなバンドだと言うのが正直なところ。
 強烈な個性が欲しい

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