Czecho Slovakia  (Page-1)
Collgium Musicum
Collegium Musicum / Konvergencie & Collegium Musicum
                  
(Opus 91 2413/4-2)

  チェコのコレギウム・ムジカムのSPと1stアルバム、2ndアルバム"Konvergencie"
 のカップリングCD。SPと1stアルバムはややジャズっぽい感じのするキーボード
 クラシカルロックでチェコのナイスかレ・オルメかと言った感じ。やはり、注目
 すべきはLP時代は2枚組4曲入りでリリースされていた名作"Konvergencie"で
 旧A面のキーボード・ロックと可憐な女性コーラス掛け合いとか、旧B面のクラ
 シックのアレンジ(リムスキー・コルサコフのシェラザード)旧C面の乗りの良い
 Vocalナンバーと非常に多彩な内容となっています。そして何より、凄いと言うか
 訳わからないのが、旧D面のオルガン・ロックがいきなり崩壊してしまって帰って
 来ないところ。ジャケと言い、この曲調と言い、こうまで反抗的で当時何も無かっ
 た のだろうかと逆に心配になってしまいました(^_^;)
Collegium Musicum / Live (Opus 91 2618-2)
  '73年リリースの3rdアルバム、ブラスチラヴァ(現スロヴァキアの首都)での
 Liveです。破壊力、突進力を感じさせながらもストイックなまでに弾きまくるオ
 ルガンロックで、硬質なオルガンとゴリゴリ・ベースがクラシカルなメロディー
 を破壊しますが、何故か荘厳さを感じさせるのは、東欧の空気のせいか?Liveの
 臨場感が素晴らしい!!
Marian Varga & Collegium Musicum (Opus 9356 0446)
  マーキーから国内ディストリビュートもされたコレギウム・ムジカムの4thアル
 バム('75)。なんとまたLiveです。今回もNiceを彷彿させるサウンドは健在で、綺
 麗な音色のオルガンが突然暴れ出したり、クラシカルな曲をドカドカと演奏すると
 ころは彼らならでは。共産圏特有のストイックさを持ったギター入りNiceと言った
 ところでしょうか。
Collegium Musicum / Continuo (Opus 91 2617-2 311)
  前2作がLiveだったので、久々のスタジオアルバムとなった5thアルバム(78年)。
 アルバムの構成そのものは16分を超える大作2曲を含む全3曲とキーボードを主
 体とした大作路線はそのままですが、メンバー・チェンジも行われ、スタジオ録音
 と言うこともあって、きちんと構成された内容となっています。特に違うのは大幅
 にフィーチャーされたVocalパート。いきなり凶暴になるオルガンも出てこないんで
 すよねぇ(笑)
Collegium Musicum / On a Ona (Opus 91 2614-2 311)
  前作の路線をさらに押し進め、バランスの良いバンド・サウンドとなった6thアル
 バム(79年)。ほとんどの曲が3分〜5分程度となっており、曲によってはギターが
 メインとなって、キーボードがほとんど出てこない曲まであります。個人的にはロ
 リ声の女性Vocalが良い味出している8曲目、9曲目が好きですね(Bonusトラック
 もGood!)。しかし、一聴したところでは4thアルバム同じバンドとは思えませんなぁ。
Collegium Musicum / Divergencie
  コレギウム・ムジカムの最終作(7th)にて最高傑作(81年発表)。2ndアルバムの
 Konvergencieと対をなす2枚組大作で、当時は我が国にほとんど入荷せず結
構レアな
 アルバムでした。

  内容は2枚組の各面で全く違う方向性の音楽を収録しているというもので、旧A面
 がチェコのナイスと言われた彼らの荒々しいキーボード・ロック、旧B面が少女ボー
 カル(結構ロリータ声で良い(^^;))や少女合唱をフィ−チャーしたシンフォニック
 大曲、旧C面がオーケストラをフィ−チャーした現代音楽型組曲(こちらは結構難解)
 で、旧D面がチェコ語の唄がメインのキーボード&カンタウトーレ系サウンドと言う
 ように、リーダーのマリアン・ヴァルガの多彩な才能がまさにここに集大成をみた
 ような東欧ロック史に残る名盤!素晴らしい!(^^)(個人的にはB面が好きですぅ(^^))
Collegium Musicum / Collegium Musicum 97
                    (CD 0012 0 331)
  再結成Collegium Musicumの'97年ブラスチラヴァでのLiveです。後期には歌や
 オーケストラを取り入れて音楽性の幅を広げた彼らですが、ここでは3rd、4thの
 頃の硬質なオルガン・ロックをやっています。ただし、3rd,4thから20年以上経
 って、音的には綺麗に洗練されたものになっています。やっぱり独特の破壊力は
 維持するのは難しいよう...でもね、あの荘厳さは健在で東欧の深さに浸ることが
 できます。
Synkopy,Synkopy 61,Oldrich Vesely
  60年代にSynkopy 61としてデビュー。ビート・ロック的なサウンドから、80年代に入って
 元オリジナル・メンバーのキーボーダーOldrich Vesely
M.Efektから復帰し、スペイシー
 で圧倒的迫力を持つ名作"Slunecni Hodiny"をリリース。その完成度はアルテミエフ・クラスと
 当時噂されました。
Synkopy 61 / Festival
  '72年リリースの1stミニ・アルバム。Kinksのカバーで始まるブルージーで渋
 めなアート・ロック。暗いメロディーに独特のコーラスと,クラシカルな隠し味
 が魅力ですが,ビート・ロック色もまだまだ残っており,発表年の割には少々古
 臭い出来ですね。
Synkopy 61 / Xantipa
  ユーライア・ヒープのカバー2曲(Easy Livin'と対自核)を含む,クラシカ
 ル・オルガン・ハード・ロック・アルバムとなった2ndミニ・アルバム('73年)。
 唸るオルガンが結構決まっているけど,メロディーの暗さと独特のコーラスは相
 変わらず。でも,この感覚が良いんですよ(^^)。オーケストラが美しい名バラッ
 ド"Ptaci Sonata"は絶品です。
Synkopy 61 / Formule 1
  シンコピー61時代の最も洗練されたプログレッシブな作品となった最高作3rd
 ミニ・アルバム('75年)。前作,前々作と同傾向のブルージーなサイケ・アート・
 ロックですが,オーケストラを交えた美しくもかっこいいオルガン・ロックに痺れ
 ます。特に哀愁の名曲"Poselstvi Detem"と13分にも及ぶ溶けるように美しいオ
 ーケストラル・オルガン・ロック"Touhy"が最高。この後、名キーボーダーOldrich
 Veselyが復帰し、更にと言うか、思い切りシンフォニックになった傑作"Slunecni
 Hodiny"をリリースします。
Synkopy / Slunecni Hodiny(Bonton BON 493163 2)
  オリジナル・メンバーの名キーボーダーOldrich VeselyがM.Efektから復帰し、バ
 ンド名をSynkopyとあらためリリースされた第1作('81年)。Oldrichの重厚なキーボ
 ード群をメインに据えたタイトでスペイシーな作品で、とことんまで畳みかけて来
 る迫力はチェコの名作群の中でも断トツ・トップ・クラス。チェコ語を熱唱する
 Vocalもまた良いですね。
  個人的にはArtemievのWarmth of Earth、Solarisの「火星年代記」と並ぶ東欧
 Best3だと思っています。
Synkopy / Kridleni (LP:Panton 8113 0407)
           (CD:Bonton BON 501686 2)
'83
  Oldrich Vesely率いる新生Synkopyの第2弾。基本的には前作"Slunecni Hodiny"の延長
 線上にありますが、より温かく緩急のある構成となっています。これはメイン・キーボードが
 Polysixに変わったことも関係しているかもしれませんが、タイトで畳み込むような感覚を残
 しながらも、全体を柔らかく包み込んで行くようなイメージがあります。
  なお、B−2"Modrinna Sustava"は旧ユーゴ勢を思わせる泣きのナンバーで、こういう曲は
 前作には無く新境地と言えます。いや、それどころかチェコのバンドでこういう曲をやってい
 るバンドは無いのでは無いかなぁ?。辺境ファンを唸らせる名曲ですね。
Synkopy / Zrcadla (Bonton BON 495275 2)'87
  87年発表のZrcadlaは当時の東欧のバンドと同じくかなりテクノ&エレポップに接近した
 アルバム。最初の2曲のペラペラした音は簡便してくれってな感じですが、全体的には従来の
 ダークなメロディー感は残っていてそれなりに聴けます。
  でも従来のイメージとの落差はちょいと大きいかも?OmegaとかProgres 2とかのバンドが
 昔のイメージを持ったままテクノ系の音になったのに比べて変化が大きいような気がします。
  Slunecni Hodinyから6年、少し変わり過ぎたかな?と言う出来。
Oldrich Vesely / Dlouha Noc(Bonton BON 495275 2)'90
  Dlouha NocはOldrich Veselyのソロ名義ですが、参加メンバー等シンコピーの4thと言っ
 ても差し支えがない内容です。80年代後半のテクノ色は薄まり、打込を効果的に使った力強
 くスペイシーなサウンドになっています。でも、やはりポップかな?あと音楽性の幅が拡がっ
 ていて、従来の路線には見られなかった音の傾向も多数あります。
Blue Effect , Modry Efekt , M Efekt
Blue Effect / Meditace (Bonton 71 0382-2)
  M.Efektの前身(というか改名前)。もろブルースだろうと思ってたら、全然
 違いました。確かに60年代後半から70年代前半にかけてのビート・ロック&
 ブルースから影響を受けていますが、ストリングスや混声合唱の導入など骨太な
 M.Efektと言った感じで、その後の激しいシンフォサウンドを十分に感じさせま
 す。東欧独特の暗い感性が良い。
Blue Effect & Jazz Q Praha / Coniunctio
              
(Bonton BON 503100 2)
  Blue EffectとJazz Q Prahaの競演アルバム('70年)。Blue EffectのRadim Hladik
 Jazz Q PrahaのJiri Stivinと言うリーダーを中心に、グツグツと煮え立つような熱く
 激しく、そして旧共産圏らしいストイックなヘヴィ・ロックを聞かせてくれます。ロ
 ック&ブルース色の強いBlue Effect、ジャズ&アヴァンギャルド色の強いJazz Q Praha
 と言う明確な個性がきちんと聞き取れるところも良いですね。とにかく、Radimのギター、
 Jiriのサックス&フルートの手に汗握るバトルが最高です。
Modry Efekt / Nova Synteza (Bonton 71 0552-2)
  オーケストラとの競演第一弾('71年)。持ち前のシャープなブルース・ロックにド派手
 なブラスが加わるところは、オーケストラ・ロックと言うよりもスピーディーなクラシ
 カル・ブラス・ロックと言うような不思議な音。でもね、これがまた痺れるぐらいかっこ
 いいんですよん。Radimのギターも激しく弾きまくりんです。
Modry Efekt / Nova Synteza 2 (Bonton 71 0608-2)
  前作の続き第二弾('73年)...と言いたいところですが、ブラスが前面に出た前作と
 違って、これがまたシンフォニック&プログレッシブと言っても良いぐらいのドラマチッ
 クさと構築美に変身!シャープなインタープレイに加えて、叙情的な歌の良さがまたなん
 とも言えまへん。そして、何と言ってもタイトル曲の畳み込みは鮮やかですねぇ。名作!
Modry Efekt / Modry Efekt & Radim Hladik
            
(Bonton BON 495274 2)

  Blue Effect時代から数えて5枚目アルバム('75)。"A Benefit of Radim Hladik"
 と言うタイトルで74年に西側でもリリースされました。初期のYesをジャズロッ
 クにしたような激しい演奏で、Radim Hladikの弾きまくるギターが素晴らしいです。
 その中で2曲目"Cajovna"はチェコ・ロックを代表するエキゾチック&美旋律の名
 曲として有名。You Tubeにも映像が一杯上がっていてびっくりします(^_^)
  このアルバムの後、彼らはSynkopyから名キーボーダーOldrich Veselyを迎え、
 よりプログレッシブ&シンフォニックな"Svitanie"を発表します。
M.Efekt / Svet Hledacu (Bonton BON 494002 2)
  SynkopyのキーボーダーOldrich Veselyが参加し、より重厚な感覚が強まった最高
 作との評判が高い7thアルバム('79)。スティーブ・ハウ&ヤン・アッカーマン風の
 骨太なRadim Hladikのギターを中心にツイン・キーボードによる壮大な演奏が圧倒
 的です。ハードな前半も良いけど、シンフォ&スペクタクルな旧B面ラストの曲は
 東欧を代表する名曲と言えるでしょう。この感覚がSynkopyの"Slunecni Hodiny"へ
 と繋がっていきます。Bonus6曲入り(当時のシングルらしい)
Jazz Q Praha,Jazz Q
Jazz Q Praha / Pozorovatelna (Supraphon SU 5872-2)
  SaxのJiri Stivinが脱退しキーボードのMartin Kratochvilを中心に再出発を図った
 Jazz Q Prahaの実質的なデビューアルバム('73年)。ヘヴィなベースにシャープなドラ
 ムス、浮遊感のあるピアノ、それが渾然一体と鮮やかに展開して行きますが、とにかく
 どこか暗いんですよねぇ。とってもアンダーグラウンドです。この暗さとヘヴィさ、そ
 れでいて鮮やかなテクニック!うーん、これぞ東欧!ひょっとしたらBlue Effectとの
 "Coniunctio"のヘヴィさはJazz Q Prahaから来ているのかもね(^^)。Bonus曲は'71年の
 ライブ。こちらは結構普通のジャズ・ロック・テイスト。
Jazz Q / Symbiosis (Supraphon SU 5872-2)
  英国人のブルース系の女性Vocal Joan Dugganが参加し、Jazz Qと改名してリリース
 した2ndアルバム('74年)。ヘヴィな音から浮遊感のある沈むような音への過渡期のある
 バンドの状態と相まって、不思議とDeliveryに似たようなサウンドになっています。こ
 ちらの方が音をジックリ聞かせながら畳み込むような感じで、Delivery程のシニカルさ
 はありませんが、パッと聞きでは妙に似ているのが不思議です。ただし、ギターだけは
 往年のヘヴィ・サウンドなのが微笑ましいところ(^^)
Jazz Q / Elegie (Supraphon 1 15 1983 H)
  Jazz Qの'76年の3rdアルバム。浮遊感のある独特のジャズ・ロックを聞かせてくれ
 ます。なんとなく「7thの頃のソフト・マシーンを神経質で暗くした感じ(^^;)」風
 の音ですが、ストイックで妥協を許さないような感覚はやっぱり旧共産圏ですね。
 シャープなギター、ヴァイオリンのインプロがとてもかっこいいです。

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