Grobschnitt
Grobschnitt (Repertoire PMS 7093-WP)
  シアトリカルでありながらもおどろおどろしい、奇妙なシンフォニック・ロックを創
 り出したGrobschnittの魅力が充満した記念すべき1stアルバム。演奏自体はラフなも
 のの大道芸人風シンフォと言うか、大掛かりな仕掛けを施した大曲が爆発しています。
 邦題の「冥府宮からの脱出」も内容をバッチリと表現しています。当時、Angeと一緒に
 このアルバムを買った私は「ヨーロッパにはどの国にも同じようなバンドがあるもんだ
 なぁ」と妙な関心の仕方をしたことを覚えています(^_^;)CDは30分近くにも及ぶ
 Bonus入り。Remasterで音も良いよ。
Grobschnitt / Ballerman (Brain 843 076-2)
  なんと2枚組の大作となった2ndアルバム。当時の邦題は「暗躍するグロープシュニ
 ット(笑)」もうこの邦題だけで十分です(爆)。で、ジャケを見てください。もう怪しす
 ぎます。内容もまさにそのとおりで1曲目のサハラからおどろおどろしく爆発していま
 す。しかも、2枚目は33分にわたる「ソーラーミュージック組曲」となっていて、さ
 らにシアトリカルに呪術的に迫ります。芝居小屋系プログレとでも言えば良いのでしょ
 うか?とまぁ、メチャ「濃い」出来映えとなったこのアルバムですが、演奏的には実は
 非常にメロディアスに洗練された変化して来ているのですね。既に次作以降の正統派シ
 ンフォニック路線の下地が出来ているのがわかります。
 
Grobschnitt / Jumbo (Repertoire PMS 7094-WP)
  かなり音が整理され、メロディアスなフレーズを前面に出した3rdアルバム。正統派シ
 ンフォニック路線へ転換した最初のアルバムと言えます。それでも、ところどころに見ら
 れるユーモア感覚はGrobschnittらしいところ(Zappaの影響大。リーダーのErocの趣味
 丸出しですネ)。あと、幾ら綺麗な音作りをしても、全てをひっくり返してしまうおどろ
 しい声のVocalのWildschwein君の個性はほんま強烈!!彼こそグロープシュニットの看
 板そのものだと思います。うーん、大好き!!。CDは英語Versionと独語Versiono2in1
 ですが、やはり母国語Versionになるとさらに濃くなりますね(^_^)
Grobschnitt / Rockpommel's Land (Repertoire PMS 7095-WP)
  ファンタジックなシンフォニック・ロックになった4thアルバム。ジャケももうそのもの
 ですが、当時の邦題も「おとぎの国へ」などと言う、ロマンチック&ファンタジック路線
 でした。しかも、書き下ろしストーリーに基づくコンセプト・アルバムだったりします。
 大道芸人シンフォ・プログレをやっていた彼らに、一体何の心境の変化があったのか?と
 言うのは置いといて、内容も徹頭徹尾シンフォニック。それを洗練された演奏が支えてい
 ます。所謂、ど真ん中直球ですネ(笑)。
Grobschnitt / Solar Music Live (Repertoire PMS 7096-WP)
  2ndアルバム"Ballerman"収録の「ソーラーミュージック組曲」を全編にわたってフィーチ
 ャーしたLiveアルバム。シアトリカルで呪術的なソーラー・ミュージックが、変幻自在に繰
 り広げられています。それでいてメロディアスな面もあって、その辺のバランスがとても良
 い。
  ソーラーミュージック組曲は実は結構簡単なテーマとキメで構成されているのですが、そ
 ういうシンプルな構成が逆に音楽の自由度を最大限に引き出しています。Liveごとに全く演
 奏が違うと言うのがまた魅力ですネ(^^)。
Grobschnitt / Merry-Go-Land (Repertoire REP 7097-WR)
  「おとぎの国へ」「ソラー・ミュジック・ライブ」をリリースして波に乗るGrobschnitt
 の6thアルバム。「ジャンボ」と「おとぎの国へ」でGenesis,Yesタイプの音を極めた(^^)
 彼らは、もう一度Solar Musicのようなスペクタクルなプログレッシブ・ロックを作ること
 を目指したそうな。で、内容的には狙いからははずれて「おとぎの国へ」タイプの曲が多
 く(^_^;)、若干ラウドな感じになっていますが、端正な音作りは初期のおどろおどろしい
 音にはなっていません(キッパリ)。我が国ではあまり話題にならないアルバムですが、
 後の代表曲になる曲が多数入っている名盤と言えます。
Grobschnitt / Razzia (Brain 843 077-2)
  Erocの最後の参加アルバムとなった'82年の9thアルバム。いきなりピコピコと
 エレ・ポップが始まってびっくりしますが、ハード・ロック的な骨格にいかにも
 80年代風のシンセ・サウンドが乗りながらも、妙な胡散臭さはGrobschnittのま
 ま、と言うどうにも表現のしようの無い作品となっています。特にタイトル曲を
 中心とした後半のハジケ具合は抜群で、他に比べようの無いこのセンス最高です。
Grobschnitt / Die Grobschnitt Story
                 
(Metronome 521 963-2)
  Eroc監修のアーカイブ・シリーズ第一弾('94)。らしくないシンフォニック・サウンド
 で始まりますが、迫力満点のLive音源満載の内容は充実の一言。Liveそのものは80年頃
 の音源が多く、ディジタル・キーボードを入れかなりアップ・デイトされた感じですが、
 名曲Sunny,Sunday's,SunsetやSinfonieそしてSolar Musicなどが、妙にかっこよくなっ
 ているのが良いです。そして、スタジオ盤では伺う事のできないLiveでの演劇的なステ
 ージングの模様も満載。なんとなくブラックジョークじみて下品な感じですが、この下
 品さと演奏での端正さの絶妙のバランスが彼らの最大の魅力です。
Grobshnitt / Die Grobschnitt Story 2
                            (Repertoire REP 4727-WR)
  Story シリーズ第二弾('98)。デビュー前のブルージーな音源から、ロマンチックな
 「お伽の国へ」や「Merry-Go-Land」のLive音源まで「曲間の語りも含めて(^^;)」収録
 しています。悪乗りと語りで攻める曲間のお芝居?も第一弾以上に収録されていて、こ
 ういう感覚は絶対にスタジオ盤では味わえません(何故かお客さんの爆笑を呼んでいま
 す)。昔はなんかAngeに似ているナァなんて思っていましたが、今回BookletにZappaが
 載っているのを見て納得。そうです、この下世話な感じはZappaです!で、演奏が始ま
 るといきなりロマンチック&シンフォニックになるんですよねぇ。この落差、最高!!
 です。(^_^)
Eroc
Eroc / Eroc (Universal 060249827945)
  Grobschnittのリーダー&ドラマーErocの1stソロ・アルバム('75)。
 Grobschnittのロマンチックさを凝縮したような宅録シンセ・ミュージック
 と言った趣のアルバムで、不思議なメロディーを箱庭感覚で聞かせてくれ
 ます。それにしても、厳つい顔したドラマーのおっさんのソロが「これ」と
 は初めて聞く人はビックリするでしょうねぇ。
Eroc / Eroc 2 (Universal 060249827946)
  '76年リリースの2ndアルバム。基本的には1stアルバムのの延長線上にある
 ロマンチックなアルバムなのですが、全体的にバンド感覚が出てきたのに加え
 、お得意のザッパ風悪ふざけが出てきて、いよいよ本領発揮。可愛らしいメロ
 ディを聞いていたら、急に変なおっさんの声が出てきたり、変な効果音が出て
 きたりと、Erocはこうでなくちゃ!2nd,3rdは私の大のお気に入りです(^_^)
Eroc / Eroc 3 (Polystar 22S-21)
  Erocの3rdアルバム。'69年から'78年までのErocの足跡を追った作品でGrobschnittの
 音源も入っていて、Grobschnittのアウトテイク集としても聞けます。メランコリック
 な作品からヘヴィなブルースまで、DrumsソロやGrobschnittのLive等、やけに雑多な作
 品集ですが、不思議な統一感があります。Grobschnitt関連では実は私のFavoriteです。
Eroc / Eroc's Wolkenreisen (Repertoire REP 4710-WP)
  GrobschnittのリーダーErocのコンピレーション・アルバム。代表曲"Wolkenreise"を始め
 として独特のおもちゃ箱をひっくり返したような、ノスタルジックで楽しい世界が繰り広げ
 られています。70年代からごく最近の録音まで収録されていて、打ち込み、テクノ、ハウ
 ス等への取り組みもやはりErocしているのが良いですね。ジャケのRocker姿は彼独特のお遊
 びか?