Holland   (Page-2)
Ekseption
Ekseption / Beggar Juria's Time Trip (Pasodisc PD 890077)
  とうとう再発されたオランダのエクセプションの最高作2ndアルバム。確かに後身
 のTraceと比べるとブカブカ・ブラスで演奏力は無いのですが、トータル・アルバム
 でもあるこの2ndアルバムは別。超絶技巧を誇るRick Van der Lindenのキーボードを
 メインにオリジナル曲、クラシックのアレンジ(アルビノーニのアダージョ、チャイ
 コフスキーのピアノ・コンチェルト)の間にナレーションやスペイシーな間奏曲を挟
 みながら、最後まで緊張感を保ちながら聞き手を引っ張っていきます
Flairck
Flairck / Variaties op een Dame (Polydor 825 071-2)
  フラレックの記念すべき1stアルバム。当時(78年)、確か日本盤も出ていたよう
 に思います。そういえば、日本盤はセミ・クラシックと言うかイージー・リスニング
 風の売られ方をしていました。確かに、アコースティック楽器を使用した美しいイメ
 ージはジャケからも伺えますが、彼らの場合、リフの作り方やグルーブの出し方にロ
 ック的なものがあって、それが後々ロック・ファンまでも魅了することになります。
 しかも、超絶技巧なんですよん。名曲"Voorspel in Sofia(Prelude in Sofia)"収
 録。旧B面の20分を超すタイトル曲も良い出来です。
Flairck / De Gouden Eeuw
  フラレックの96年リリースのアルバム。彼らのアルバムとしては異色作だと思い
 ます。彼ら独特のアコースティック楽器をテクニカルに演奏すると
言う曲も当然あり
 ますが、中心となるのは女性ボーカルを中心とした「歌」で、それ
がとても美しくド
 ラマチックです(^^)。

  曲自体はクラシカルでアカデミックな感じがしますが、それが全然親しみ難く無い
 のは、新メンバーの女性ボーカリストが良い意味でポピュラー的な歌い方もできるか
 ら
だと思います。アルバム後半部のクライマックスの作り方も見事!
Others
Flyte
Flyte / Dawn Dancer (Musea FGBG 4096)
  鳴り響くメロトロンをバックにむせび泣く演歌調ギターで有名なオランダのFlyteの
 唯一のアルバム('79年)。全体的にはMirageの頃のCamelにオランダ的なキャッチーさを
 加えたような感じで、メロウなフレーズが段々と渋めでテクニカルに展開していく...
 そういう感覚がとてもオランダ的でまた初期Camel的です。良い意味で素人臭さがある
 のも魅力ですね。ただし、普通の兄ちゃん声のVocalistは個人的にはバツなのが残念。
 BONUS TRACKは無しで、曲順に変更あり。旧B1の"BRAIN DAMAGE"と旧B4の"AIM AT
 THE HEAD"が入れ代わってます。
Taurus
Taurus / Illusion of a Night (Multi CD MTI 89001)
  オランダのタウラスの1stアルバム。いきなりのコーラス・メロトロンがまんまブロ
 ードウェイだったりしますが、内容的にはジェネシス的要素を巧く組み替えて清涼感溢
 れる乗りの良いシンフォニック・ポップスになっています。ハケット風ギター、アープ
 系の音色のシンセ、硬めのスネア、こういう音が組合わさって、出てくるのがいかにも
 オランダ風の人懐っこいメロディーに溢れたポップ・ソングってのが良いです。最初聴
 いたときは「こんなアプローチも有りなんだなぁ」とビックリした記憶があります。
  Vocalistの独特の澄んだ歌も良い。
Ywis
Ywis / Ywis (SI Simply Thirtyfour)
  '83年にオランダでリリースされていたYwisの1stアルバム。内容的にはソリッドな
 ギターを中心とした軽快なハード・ポンプで、前へ前へと進んでいく勢いのある演奏
 を活かしたヒロイックなサウンドが持ち味です。丁度Pallasの"The Sentinel"とかメ
 タル系で言うとProphetとか...あぁ言う音作りに近いですね。ペラペラとしたキーボ
 ードやゲート・エコー、ビシバシのDrumsが時代を感じさせますが、これは、まぁご愛
 嬌と言うことで良いのでは無いでしょうか(^_^)、わたしゃ結構好きなアルバム
 です
Flamborough Head
Flamborough Head / Defining the Legacy (Cyclops CYCL 096)
  オランダ新人2000年の2ndアルバム。Genesis風の癖のあるリフにCamel風のメロウ
 なギターが乗っかると言う典型的なシンフォニック・ロックなのですが、丁寧なア
 レンジとオランダらしい人懐こいメロディーがなかなか良く、一気に最後まで聞き
 込んでしまいます。メロウに押しながら、パッと引いて細かいアレンジを聞かせる、
 そんな技がまた魅力です。

前頁へ