Hungary   (Page-2)
Skorpio
Skorpio / A Rohanas (Hungaroton HCD17470)
  元Locomotiv GTのベーシストが結成したスコルピオの記念すべきデビュー・アルバム
 ('75年)。シャープ&スピーディーに迫るタイトル曲がとってもかっこ良く、ビシッと決
 まって最高です。他の曲はハンガリーらしい明るい乗りのハード・ロックで、パープルが
 少しドグサレたような感じかな。ブルージーな泣きの2曲目、哀愁の5曲目等のバラッド
 も良いですね。ただし、ガーシュインのテーマを使用した3曲目の"Fantasia"はとっても
 変なアレンジで、これには??? でもこんな摩訶不思議さが東欧の魅力だったりします。
Skorpio / Kelj Fel! (Pepita SLPX 17512)
  ハンガリーを代表するハード・ロック・バンド、スコルピオの'77年の3rdアルバム。
 典型的なハンガリー風メロディアス・ハードですが、重厚なリフと広がりのあるスペイ
 シーなキーボードが印象的です。バラッド・ナンバーになるとオメガ風になるのもまた
 良し(^^;)。幾分キャッチーな面もありますね。
Skorpio / A Show Megy Tovabb (Hungaroton HCD 37526)
  Skorpioの93年のアルバム(新譜)。フレディー・マーキュリーに捧げられた曲も
 入ってますが、内容は結構ファンキーなメタル。叙情的な曲もあるけど、このアル
 バムはプログレ・ファンにはきついかな?タイトルはひょっとして"Show Must Go
 On"と言う意味?
Skorpio / 1973-1993 (Hungaroton HCD 37689)
  ハンガリーのハード・ロック・バンドSkorpioのベスト。音的にはやはりハード&
 メタルなんですが、オルガンを始めとするキーボード(Eastにも加入するPalvolgyi
 Geza)がかっこいい初期の曲がグッド。メロディーはOmegaタイプながら硬質な演奏
 が良い。後期はあまりキーボードは出てこなくて、こちらは普通のメタルです。
East
East / Jatekok (GONG HCD 17679)
  ハンガリーを代表するシンフォニック・ロック・バンドEastの記念すべきデビュー
 アルバム('81年)。Camel的ソフト・シンフォにフロイド的なブルース・フィーリング
 を乗せ、溶けゆくような幻想性とスペイシーな広がりを感じさせる音宇宙を聞かせて
 くれます。Gezaのセンスの良いシンセ、Janosの泣きのギター...メロディアスなフレ
 ーズの中にも予想を超えた展開があり、彼らの飛びぬけたセンスを感じることが出来
 ます。次作に比べると若干こざっぱりとした出来ですが、完成度はハンガリーの中で
 も飛びぬけていました。
East / Huseg (King KICP 2004)
  エキゾチックなオープニングが印象的な2ndアルバム('82年)。1stアルバムと双子の
 ような音楽性のアルバムですが、より鮮やかに、よりダイナミックな音を聞かせてくれ
 ます。共産圏特有のSF的な陰りを感じさせながら、極上の色彩感をもった音宇宙は彼
 らの最高峰と言えます。叙情シンフォ・バラッドからスペース・フュージョンまで聞か
 せる音楽性の幅の広さも魅力ですね。
East / Resek a Falon (GONG HCD 17815)
  よりテクノ的な音へと接近した3rdアルバム('83年)。もともとSF的な展開の中に
 若干のテクノ色があったためか、それ程違和感を感じないのですが、前作までの音を
 引きずりながら「暗めのシンフォ・テクノ」になっているのが独特です(と言うか、
 とても共産圏らしいですナ)。数曲、前作までのファンも唸らせるシンフォ・チュー
 ンも収録、ご安心を!
East / East 1986 (Start SLPM 17972)
  こちらもテクノになったとかでファンの間で評判が悪いEastの5thアルバム('85)。と
 ころがなかなかどうして、3人編成になって、リズムも打ち込みですが、リーダーの
 Janos Vargaは健在で、あのくぐもったような独特の節回しはやっぱりEastです。キラ
 キラと飛び交う音の粒子が心地良く、ドラマチックなB面なんかなかなかのものです。
 リズムが打ち込みなので、テクノ風にも聞こえますが、聞き様によっては「垢抜けない
 ソラリス」みたいで結構良かったりします。
Color
Color / Color (Hungaroton HCD 17567)
  ハンガリーのColorの1stアルバム。完全にプログレッシブ・ロック系の音で、キー
 ボードとチェロも効果的に使われています。オメガ程前面には出ていませんが、ハン
 ガリー独特の節回しも隠し味的に効いていてグッド!その中でも特に最後の14分の
 大曲は荘厳な雰囲気まで漂わせた名曲。Eastと同年代のバンドですが、なんで今まで
 評判にならなかったのか不思議なぐらいです。
Color / Uj Szinek (Hungaroton HCD 37973)
  2ndアルバム。チェロもいなくなってかなりコンパクトにタイトになっています。
 ポップになったとも言えるかな?それでもColor独特のキーボード・ワークは健在な
 ので個人的には思ったほど違和感はありませんでした。バラッド・ナンバーも良いし
 ね。また、Bonusが8曲入っていますがこれは多分3rdアルバムからだと思います。こ
 ちらは相当ポップになっています。
Kft.
Kft. / Macska az Uton (Hungaroton HCD 17697)
  今だ現役で活躍するKft.のデビュー・アルバム('82年)。ポリスとバグルスを足
 して,マジャールの哀愁を混ぜたような音で,スペイシー&エレポップ(ちょっとシン
 フォ)なキーボードと、独特としか言いようが無い変なリズム感覚が魅力。いわばスト
 レンジ・デイズ・タイプです。プログレでもシンフォでもありませんが,個人的には大
 好きなバンドです。
Kormoran
Kormoran / Folk & Roll (GONG HCD 17852)
  もう既に70作以上の作品を発表しているKormoranの記念すべき1stアルバム('84)。
 エキゾチックなトラッド風のメロデイーをかっこいいロック乗りで突っ走ります。バ
 クパイプやヴァイオリンの哀愁のメロデイーがカットんで行きます。気持ち良い〜、
 かっこいい〜、最高!
Kormoran / Szerelmes Enekek (Hungaroton HCD 14073)
  '87年リリースのトータル・アルバム。ナレーションも入って、何かの物語を作品化
 したもののようですが、ハンガリー語がさっぱりなためわかりません(^^;)。全体的に
 は今風のキーボードをバックにした温かみのあるコンパクトな歌ものと言った感じで、
 トラディショナルな歌からハンガリアン歌謡、はたまた打ち込みテクノまで、普通の
 トラッド・ロックと思ったら大間違い!最後は泣きのギター&シンセで締めくくります。
Kormoran / Rockuiem (Hungaroton HCD 37381)
  中世ヨーロッパを思わせるジャケットにそそられるKormoranの'89年の作品。"Rockuiem"
 のタイトルどおり、しっとりと雄大な歌をメインに心に染みるメロディーを聞かせてく
 れます。ゲート・エコーが効きすぎたDrumsが時代を感じさせ、結構ポップなところも
 あるアルバムですが、それがまたメリハリに繋がって飽きさせません。彼ら独特の軽
 快なロック乗りは控えめですが、ジックリとその歌心に浸れます。後半のエキゾチッ
 クな感覚も良いですね。
Kormoran / Hungarian Rhapsody (PAN 132CD)
  Kormoranの11枚目のアルバム('89)。Folk Rockとジャケにあるとおり、ハンガリア
 ン・トラッドを現代的に演奏していきます。と言うかギンギンのギターにエレドラま
 で導入して、かなりロックよりの出来です。安定したテクニックで軽快な乗りのトラ
 ッド・ロック、いやFolk Rockをやっています。哀愁のトラッド・メロデイーとモダ
 ンなイメージのバランスが最高です!
Kormoran / Godolloi Koncert (Hungaroton HCD 71098)
  ハンガリーのコルモランの25周年記念Live(2001年)。いきなりハードなギター・
 リフが出てきて「確かトラッド・バンドだったよなぁ?」と驚くことしきり。全編躍
 動感溢れるグルーブに包まれていて、一気にその演奏に引きずり込まれます。楽器編
 成はトラッドのそれですが、ロック的な乗りがあって良い意味でポップで親しみ易く、
 心が弾むような溌剌とした楽しさがあります。これは名盤。
Sebestyen Marta
Sebestyen Marta / Szerelmeslemez
  なにやら最近またまた騒がれ出したセヴァスチャン・マルタのこれは'85年作の巷で
 最高作と言われていた作品のCD化。世界中でBREAKしている新作「Kismet」では世界
 各地の歌を独特の切り口で歌った彼女ですが、こちらはシンセのミニマル&呪術系の
 サウンドをバックにしたもの。浮遊感とおどろおどろしさが混じったシンセに絡む東欧
 風のメロディーの濃さは絶品。疑似民族音楽調の音楽なれど、一つ一つの音にはっきり
 と東欧を感じます。
  ちなみにRycodiscからワールド・ワイドに「Apocrypha」と言うベストが出ています
 が、実はこの「Szerelmeslemez」と「Jeles Napok(こちらも同傾向)」、「Negy Dal
 (未CD化、傑作)」からのベストだったりします。このアルバムはかなり入手しやす
 いので、こちらを入手するという手もあるかもね(^^)

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